シナリオ//EXTREAMERS3.0 運動会と地津波
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プロローグ#9 アキレス研究所のラウンジ内キッチン
朝食の後片付けをしている子供たち
セイヤ「はい、お皿!」
水ですすいでる。
レオナ「はい!お皿!」
水切り、拭いている。
ダイ「はい、お皿!を、重ねて、、」
お皿を重ねて。
セイヤ「はい、コップ!」
水ですすいでる。
レオナ「はい!コップ!」
水切り、拭いている。
ダイ「はい、コップ!を、ならべて、、」
コップをならべて。
セイヤ「はい、お皿!」
水ですすいでる。
レオナ「はい!お皿!」
水切り、拭いている。
ダイ「はい、お皿!を、重ねて、、」
セイヤ「はい、お皿!」
水ですすいでる。
レオナ「はい!お皿!」
水切り、拭いている。
ダイ「はい、お皿!を、重ねて、、レオナ、セイヤ速い、速い、」
お皿を重ねて。
どんどん速くなって、三人笑い出して止まらない。
三人「きゃははー!」
そこに女子やってくる。
ゆい「楽しそうですねーおかたづけー!」
あおい「しまうの手伝うよー、あとやるからバッグもって、学校いこー!」
ダイ「お!サンキュー!」
まどか「ハーイ!」
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全員「博士、ナノさんー!行ってきまーす!」
ナノさん「はい、いってらっしゃい!」
走って行く子供たち、待てよー!とか笑い声!
ナノさん「あの子たち、、、強くなった、、、」
アキレス博士「そうだな、、」
ナレーション(レオナ)
「僕たちはいまパラレルワールドにいる。帰る方法はまだ見つからない」
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SE/瞬足C.I シャキーン!
テーマソング(ヤワラカナミライ)
ナレーション(アキレス博士)
「EXTREAMERSとは、アキレス瞬足計画のために全国から集められた小学生テスト パイロットたちの総称である。三人一組、スリーマン=セルのチームになって、新しい瞬足のデータをサンプリングするために巨大なバーチャルフィールドマシンの中を走り、飛び、助け合い、駆け抜けてゆく。柔らかな未来に向かって、」
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タイトルコール(ナノ)
「瞬足/EXTREAMERS3.0/運動会と地津波/powerd by アキレス/瞬足」
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ストーリー#9/EXTREAMERS 3.0/ 運動会と地津波
校庭、体育の時間、あおいがみんなに速く走るコツを教えている。
あおい「速く走るコツは、こうやって、1、2、1、2、、まっすぐ地面をふみつぶす感じで、、やってみるよー!1、2、1、2、1、それをはやくぅ、、そう!じょうず!」
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ダイ「コーナリングは、ラインぎりぎりを走るよー!それから外側の腕を大きく振って、そう!そうするとバランスがよくなってはやく走れるんだ!そうだー!」
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ゆい「6班集まれー!」
まどか「5班集合ー!タイム計るよー!」
ゆい「スタートも大事だからねー!きゃは!」
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セイヤ「2班、3班は元気に応援するぞー!」
レオナ「次、タイムとるからねー!」
まどか「いくよー!よーい!はい!」
一斉に応援の声がこだます。
ナレーション(レオナ)
「アキレス研究所から贈られた、ニュータイプの瞬足を履いた湘南島の子供たちは、来週の運動会めざして練習している。僕たちがマイロって呼んでいる、僕らの瞬足のマイクロマシンをナノさんが培養してニュータイプの瞬足に取り入れた。マイロたちは、仲間が増えたって喜んでいる。ナノさんがいうには、マイロは僕たちと出合って進化したらしい。僕たちが、褒めたり、こんどはこうしよう!とかマイロと話すたびにマイロの中の未来への方向性が進化する。僕たちと同じように、、、。
そして、運動会の日がやってきた」
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校庭、徒競走の整列をさせる、ダイとあおいの声、遠く。
ダイ「さあ!徒競走をはじめるよー!」
あおい「ならぶわよー!」
セイヤ「1班からー!みんなー!かんばろー!」
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ナノさん「みんな、がんばれー!ーーうふ、やっぱりわくわくするわねー!運動会はー!パパも来てよかったでしょ、たまには外で騒がなくっちゃ!」
アキレス博士「おまえのいうとおりだ!はっはっは!」
ナレーション(レオナ)
「そして、いままで見たこともない異変が、僕たちを襲った、、」
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ダイ「位置についてー、よーい! スターッ!」
子供たちの歓声が盛り上がる!
あおい「つぎの組ならんでー!はーい、はーい、」
遠い地響きと風がかわる。
ナレーション(レオナ)
「はじめに、振り返ったのはあおい。誰かに呼ばれたような気がした、、あおいが見たのは岬のはるか彼方の水面の巨大な盛り上がりと反射するきらめき、瞬間、津波だ!と思った。
次に振り返ったのはダイ。ダイが見たのは大きな津波に見える不思議な現象、海だけでなく小島やや岬の突端も盛り上がってせまってくるありえない地津波」
あおい「だめ!、おねがい、瞬足!」
ナレーション(レオナ)
「心の中でそう願うと、瞬足が応える。あおいはコースを走っている子供たちめがけて地面をけった。その時、あおいの瞬足のソールは最強のスターティンググリッドへトランスフォームしている。ダイにあおいの声が聞こえた、見るとあおいが走り出している、間に合うか? そのときダイの体は走り出していた」
ダイ「行けー!瞬足!」
ナレーション(レオナ)
「瞬足がギュッと足をしめつける、信じられないスタートダッシュがダイの体を加速する」
瞬足の反射音、ダッシュ、迫る地津波。
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ナレーション(レオナ)
「セイヤはあおいとダイが子供たちを追いかけてダッシュした意味をすぐに理解した。地津波は高くそびえ立ちせまってくる、セイヤのまわりにはまどかと子供たち、サーフィンでポイントに行くまでに迫ってくる大波は潜ってやり過ごす」
セイヤ「まどか、みんなを集めて、手をつないで、体を低く」
まどか「うん、みんなー!集まれー!手をつないでー!こわくないからー!」
セイヤ「手をつないで!体を低く!」
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ナレーション(レオナ)
「そして、僕はそのとき迷った、ダイとあおいの先を行く子供は3人、僕が行かなくっちゃ、でもここにゆいと僕たちの班の子供たちがいる、地面が地津波に飲み込まれて僕たちはどんどん高く持ち上がる」
ゆい「レオナくん、ここはゆいにまかせて!」
レオナ「あ、うん!わかった!」
ナレーション(レオナ)
「まっすぐだった運動場のコースは盛り上がる大きな丘に見えた、ダイとあおいが見える急な坂を僕は全力で駆け下りる。間に合え!坂道は僕の体をありえないスピードに加速する」
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ナノさん「だいじょうぶよ!みんなつかまってー」
ナレーション(レオナ)
「アキレス博士は、物理の常識にそぐわないこの出来事に対して怒りをあらわにしていた」
アキレス博士「だれだ!目的はなんだ!」
ナノさん「パパ!あぶない!」
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ナレーション(レオナ)
「もう少し、あおいが走る子供の最後尾に迫った時、ダイが追いつく」
ダイ「大丈夫、まかせて!」
あおい「うん!」
ナレーション(レオナ)
「僕はすぐ後ろに地津波を感じながら、ふたりに追いついた」
レオナ「間に合った、来るよ!」
ナレーション(レオナ)
「先頭の子供に手がふれた、すごいスピードで地面が上昇する、その加速度でつぎの一歩にすごい重さをうけ、バランスがくずれる」
レオナ「うわー!」
ナレーション(レオナ)
「ころぶ!と思ったとき、体が浮いた、ぐんぐん地面が遠ざかってゆく、子供を引き寄せ頭をかばって抱き寄せる、すこし下に子供を抱いたあおいが、その上にダイが飛んでいた、すごい景色だ、うまく着地できるかな、と落ちてゆく。通り過ぎてゆく巨大な丘に向かって」
あおい「きゃー!」
ダイ「とっまれー!」
レオナ「わー!」
着地する3人、通り過ぎてゆく地津波。
あおい「痛ったーい!
ダイ「よし!」
レオナ「いたーあ!」
子供たちきゃはは!と走って行く。
ナレーション(レオナ)
「僕とあおいは結構な擦り傷つくったけど、よかった、子供たちは大丈夫だったー!」
子供たち「いちばーん!、にばーん、さんばーん」
あおい「いたたたー!すりむいたー!、、みんなー!だいじょうぶー!?」
ナレーション(レオナ)
「あおいが叫ぶと、むこうから拍手と楽しい声が返ってきた」
ダイ「大丈夫か?あおい」
あおい「ありがとう、来てくれて!」
レオナ「あ、」
ダイ「なんだあれ?」
ナレーション(レオナ)
「地面がもりあがって、不思議な形の蜃気楼のように、でもそれは人の形に見えた、そして、あおいにはその人の形が悲しそうに微笑むきれいな女の人に見えた」
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SE/瞬足C.I シャキーン!
テーマソング(シナヤカナグラビティ)
ナレーション(ゆい)「ゆいだよ、びっくりしたねー!すごかったよー!地津波ってレオナくんが言ってたけど、でもみんな無事でよかったー!こっちの世界にきてから、お家のこと考えて悲しくなるけど、ゆい分かったの!きっと大事な意味があるんだって、でないと変じゃない!ねえ!?だから、思いっきり楽しむことにしたんだ!だってゆいですからー!うきゃ!
さあ、EXTREAMERSの冒険はまだまだつづくよ!次回は嵐の日に!(前編) 柔らかな未来ってきっと、ゆいが思ったとおりにやってくる未来だって思ってるの!だから、みんなー!楽しくがんばりましょー!っと、てへへ!」
SE/瞬足C.I シャキーン! アキレス!
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