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井の中の蛙

【井の中の蛙】
Mix×Mixの配信を観た方から、いろいろご指摘をいただいた。
なるほど、確かに、と思う事であり、早急に対処せねばなと。
「かわず」君という出演者がいたけれど、
「井の中の蛙という意味です。」
と言うていたと思うんだけど(そこから飛び出したいという意味やったかな)
私自身、「井の中の蛙」「裸の王様」にならないようにしないとな、と思う。
こういうご意見は本当にありがたく、いつも店の中にいると
「一生懸命やっているんだから」ということで、見えなくなってしまう事も多い。
井の外から見た時にどう見えるか、という視点をちゃんと持てるかどうかは、音楽だけでなく、どんなお商売にも当てはまる、必要不可欠なことである。
まぁそれは、モダンタイムスとしては、「店長が音楽をやっていないが故のお客さん目線」という、そこが他のライブハウスと違うところで良い部分だったはずなのに
気が付くと、客観的な視点が持てなくなってしまっていたようだ。
ご指摘をいただいて、改めて本番の配信を観てみると、なるほど、確かに、と思うことばかりで、
「店で観ているライブ」

「配信の先で観ている映像」
の違い、視点もだけど、配信の先では、それぞれに環境も違うわけで
イアホンを付けた場合、スマホの場合、PCの場合、YouTubeをテレビで観た場合・・・
それぞれに観え方、音の聴こえ方、感じ方も違う。
店の場合は、店の中だけを気にしていればいいんだけど、配信の人に対して
「自分で環境を整えてください」
という態度では、今後、配信はすたれていってしまうだろう。
少なくとも、そういう店の配信は、誰にも観てもらえなくなる。
同じお金をもらっている、同じように応援してくださっている、
少なくとも、その配信の時間を取って(長かったら数時間)、こちらを気にかけてくれているという人たちに対して、どんな環境でも、良いものを観てもらえるように・・・
最低限、許される範囲・・・以上のものになるよう努力はすべきである。(もちろん、観る側のスペックによってどうしようもないこともあるから、それは仕方ないけど)
「一生懸命やっているからそれでいい」
という問題ではない。
私たちは、プロとしてお客さんが満足してくださる音楽を届けていかなくてはならない。
生でも、配信でも。
私自身、
「Mix×Mixはある意味、彼らの勉強だから・・・一生懸命やっているから・・・」
「実験的イベントだから・・・」
そういう理由で、すこし、見えなくなってしまっていた部分があったことに気が付いた。
お客さんにとっては、そんなこと、「知ったこっちゃない」という話である。
よくない配信、よくない段取り、よくない司会を見せられて、
「またこの配信を観よう!」
という気になってもらえるだろうか。
・・・そっか、そのための、私たち大人の存在なのだ。
今思いついたけど、生配信する前に私がこのイベントの趣旨や想い、かなり至らない点がたくさんあること、それでも、彼らを成長させるためにやっているのだということ・・・
を、少し語ってみたらどうだろうか。
それだけで観る人の印象はずいぶん変わってくるはずだ。
彼らにももちろん、きちんと指摘するにせよ、彼らをよく魅せるための
「大人たちの工夫」も、必要なんではないか。
もしかしたら、芸能事務所って、こういうことをやってんのかな・・・若手アーティストたちが、本物のアーティストになっていくまで・・・
なるほど・・・。
このノウハウがわかってくると、他のアーティストたちへのアプローチ、宣伝の仕方、ファンを増やす方法、配信を観てもらうための方法・・・など、見えてくるんじゃないかな。
そうなると、やっぱり実験的にはなってしまうけど
Mix×Mixが、若者たちのためのイベントにとどまらず
私にとって、大人たちにとって、そしてモダンタイムスにとって
とても意味のある時間になっていくのではないか。
そのうち、芸能事務所でも立ち上げようかな!(・・・嘘やけど)
モダンタイムス、まだまだ、だぞ!
2021年5月24日(月)ModernTimesヒロ

指摘を受けた当日の配信はこちら↓(泣)


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