コミュニティワークブック#1
【あなただけのコミュニティ運営の教科書】
~コミュニティを始める人の想いを形にする本~
私は現在、こちらのワークブック制作チームに参加しています。募集のあったクラウドファンディングのページはこちら。
このキックオフミーティングが2020年12月18日に実施されました。今回動画閲覧のみでの参加だった私ですが、その感想をレポート共にお届けします。
今回のミーティングの流れ
まずは自己紹介から始まり、リアルタイムでのZoomミーティングに参加ができた8名がそれぞれの想いを語りました。
職種はさまざまで、事業再生や経営者向けコーチングをされている方もいれば、防災・災害支援の業務に携わる方、建築家、コピーライター、デザイナー、エステサロン経営など、多岐にわたるメンバーが参加していました。
共通しているのは、全員自らの「コミュニティ」を持っている、もしくは持ちたいと考えている人たちということ。
今回はワークブックの制作コミュニティとして作り手側の参加ではあるものの、同時にコミュニティ作りにおける重要な視点を学ぼうと高い意識を持つ人たちが集合した印象です。
要点だけを話すとこの日は、
・ワークブックを作ろうと思った背景
・なぜコミュニティ運営は失敗するのか
・600冊作る予定のワークブックの読者について
・コミュニティ作りに必要な「問い」とは
・オンラインホワイトボード「Miro」の使い方
・今後の進め方
でした。
では当日のくわしい様子についてレポートしていきたいと思います。
中里桃子さんからのレクチャー
コミュニティを作って失敗した人もいれば、作るための一歩目が踏み出せない人もいる。
色々なステージの人がいるなかで、一番大切なことは
「自分がお客様とどんな関係性、関わり方をする場を作りたいのか?」
を明確にすること。
桃子さんからそういったお話がありました。
人のやっているのを見よう見まねでコミュニティを作っても不幸になってしまうことが多いのだとか。長期でかかわりたいのか、短期でギュっとかかわりたいのか、などなど、人によって目的が異なるからだそうです。
だからこそ、今の自分にとって最適な質問を、セルフワークと通して学んでいけるようなものが必要。それが今回のプロジェクトの背景とのこと。
桃子さん自体、考えを書いたり話したり、個別のアドバイスをすることはできる。講師としても伝えてきたし、出版した本にもまとめている。
でも、言葉はどんどん出てくるが、ワークブック完成までのフローは全然わからない。「だからみんなと一緒に作り上げていきたい!」
こうして、ワークブックの制作プロジェクトはスタートしました。
本日の注目ディスカッション
今回のワークブックは万人向けなのか、キャリアの発達段階における課題を解決するためのものなのかの絞り込みがはっきりしてくれば、何をやればいいのかが具体的に見えてくると思いました。
おおよそ、我々の生きている時代はけっこう難しいものがあるので、それを再定義して構築して、コミュニティで、生きづらいところじゃなく生きやすいところに作り直しましょうね、ということなのかなと感じました。
参加者より
桃子さんからの回答:
キャリアの発達段階を埋める、とはこれまで一言も話したことはなかったけれど、裏テーマだと思っています。
人が集まり、人と協力して新しいものを作る。もしくは、使えなくなった固定の知識をアンラーニングして新しいことを学び直していく。
これらは今後の「人生100年時代」を生きる上ですごく大切なことだと考えています。でもそれを実際にやるのは難しい。
そこで、コミュニティを作るプロセスを通して、自分と向き合ったり、人との関係性をつくれるような働きかけができたらいいなと思っています。
これまでも本を出版してコミュニティについてお伝えしてきましたが、それらの出版物のゴールは「マネタイズ」や「副業ができること」だったんです。大人の事情でそうするしかなかった(苦笑)。
でも本当にやりたいのは、人がより幸せに生きるためのヒューマンスキルを楽しく身につけ続けられるようになること。
それがコミュニティを作ることのゴールだと思っています。
お金にする方法はほかでいくらでも得られますが、幸せに生きることや人とつながりを感じながら生きるというテーマで、しかも自己啓発っぽくならずに取り入れるために、コミュニティは良いきっかけになると考えています。
ミーティングに参加してみて(参加者感想)
・みんなで作っていこうというコンセプトが面白く、その過程に加われることが楽しいなと感じました
・参加者の目指す方向は似ているがジャンルがさまざまなのが面白く、この、メンバーたちのコミュニティが相互に作用したら面白いと思いました
・プロセスエコノミーではないですが、ここがまさに「実験の場」というのが興味深いと思いました
・コミュニティの作り方を知らない人も、ワークブックを通してそれぞれの最終形が見えてくるものになるのかなと思いました
・参加者のかかわり代、余白が作られていて、桃子さんの話の振り方も上手で、みんなの話を聞きながら形になっていくことが楽しかったです
・私のイメージではもうやることが決まっていて「どう思う?」と投げかけられるだけだと思っていたのでやりがいを感じている
・こういう場が新鮮で、職業柄女性ばかりの環境なので、今日は男性の意見も聞けてとても楽しかったです
・ひとりで全部やろうとせず、参加者とともに、人間的にも成長していける場なんだなと感じて感動した
次回について
・共同作成できるGoogle Documentをシェアするので、そちらにそれぞれ感想などを書く
・次回のミーティングは2020年12月25日
・次回のテーマは「コミュニティワークブックの目的化」
今後の活動がとても楽しみです。
今日はありがとうございました……!