
【マーケティング】Google提唱「マイクロモーメント」とは?
こんにちは!
オリンピックロスになってます、yokoyamaです。
みなさん突然ですが、「マイクロモーメント」はご存知でしょうか?
マーケティングにおいて「ユーザーの行動を捉えること」は戦略の肝になる部分であり、「正しい戦略立案が出来るかどうか」が、全体パフォーマンスにも大きく影響してきます。
マイクロモーメントは、そんな「ユーザーの行動を捉える」際に、とても重要な概念になります。
※記事作成の背景
私自身、上長の発言をきっかけで「マイクロモーメント」について知ったのですが、
調べれば調べるほど、「マーケティング」に携わる人なら、持っていないといけない考え方だなというのを感じ、今回自分の勉強を兼ねてアウトプットしてみました。
少しでも皆さんの参考になればと幸いです!
■ マイクロモーメントとは?
『人々が「何かをしたい」と思い、反射的に目の前にあるデバイスで調べたり、購入したりという行動を起こす瞬間のこと』
で、Google社が提唱2015年に提唱した言葉になります。
現在、スマホの普及率は既に80%以上となっており、10~30代ではほぼ100%、40代が約96%、50代が約90%、60代が約75%と言われております。
※参照『スマホの利用率はどこまで伸びた?年代別の浸透実態生活者トレンド』
https://www.intage.co.jp/gallery/mobile2020/
スマホやインターネット、SNSなどの急速な普及により、
多くの人が「思い立ったその場」で検索などの何かしらの行動をとることが出来る時代となり、
その結果「マイクロモーメント」のような概念が生まれました。
この「マイクロモーメント」を的確に見極めることは、マーケティングのパフォーマンスにも繋がってくるくらい重要な位置付けに変わってきています。
※Google調査「モバイルの普及によって、生活者の行動はどう変化したか?」(部分抜粋)
☑︎朝起きてから夜寝るまでの間に、生活者が 1 日にスマートフォンをチェックする回数は 150 回
☑︎何かについて調べたいと思ったとき、 60% の人が最初にモバイルを手に取る
☑︎そしてモバイル検索をした人のうち、 87% がその後の購買行動にモバイル検索の結果を参考にしている
☑︎9割のモバイルユーザーが、製品・サービスを購入する時の情報収集にモバイルを使用
■4つのモーメント
マイクロモーメントにはどのような種類があるのでしょうか。
Googleは「全マーケターが知るべき新モーメント」として、4つのモーメントを示しています。
※USでの調査データなども入っているので、ご認識ください
①知りたい(I-want-to-know moments)
オンライン購買者の65%が、詳細情報を数年前よりもオンラインで調べるようになっている。また、スマートフォンユーザーの66%が、テレビコマーシャルで見たモノをスマートフォンで調べている。
②行きたい(I-want-to-go moments)
「近くの何か」を探すことが増加しており、82%のスマートフォンユーザーが近くのビジネス情報(場所や時間など)を調べる際に検索エンジンを利用している。
③したい(I-want-to-do moments)
91%のスマートフォンユーザーは、タスクを遂行するための「方法」や「アイデア」をスマートフォンを使って検索をしている。
また近年、YouTubeを使った「How to動画」を視聴する人が増えている。
④買いたい(I-want-to-buy moments)
スマートフォンユーザーの82%が店頭で商品を購入する前に、その商品についてスマホで検索している。
またスマートフォンでの購買自体もここ数年で増加している。
※参照『4 New Moments Every Marketer Should Know』
https://think.storage.googleapis.com/docs/4-new-moments-every-marketer-should-know.pdf
■マイクロモーメントをマーケティングに活かす
マイクロモーメントを理解した上で、これらをどうマーケティングに活かすことが出来るのか。いろいろ調べながら考えてみました。
・ユーザーを理解する
「マイクロモーメント」をマーケティングで活かすには、至極基本的なことにはなりますが、ユーザーを正しく捉えることが大事になります。
「自社プロダクトやサービスを利用したい」と思っている人(今後思うであろう人)は、「どこで」「何をするか」を捉えることが、広告戦略を練る上で根幹になります。
そのため、「ユーザーのインサイト」を「定性・定量共に理解する為」に、
可能であれば調査会社に依頼をして、難しければ既存顧客の分析や調査ツールを活用して、可能な限りユーザーを分析してみてください。
例)ユーザーを理解する方法/ツール
・カスタマージャーニーマップ
・購買ファネル(コンバージョンファネル)
・解析ツール(GA、ヒートマップ、など)
・インサイト調査(アンケート、インタビュー、など)
・広告プランを策定する
ターゲットユーザーのマイクロモーメントが捉えられることで、広告プランニングにも活用することが可能です。
特にリスティング広告は「実際に検索している人」に対して訴求ができるので、
わかりやすくマイクロモーメントを捉えることが大きな成果差へと繋がる部分だなと思います。
またDSPやSNSなどの広告配信では、検討段階がリスティングとは異なるので、
より一層そのユーザーが「どのプラットフォーム」を「どのタイミングで」「どんな心理状況で使っているか」を捉えることが大事になります。
その際にマイクロモーメントを意識して考えることで、正しい広告配信へと繋げることが出来ます。
☑︎広告プランニングで考えるべきこと
・ターゲットオーディエンス(デモグラ、興味関心、RT、など)
・広告訴求(バナー、テキスト、など)
・配信プラットフォーム、配信面(web面、SNS面、など)
・広告フォーマット(静止画、動画、カルーセルなど)
■まとめ
今回は「マイクロモーメント」について調べてまとめてみたのですが、いかがだったでしょうか。
前述の通り、私自身、上長の発言をきっかけで「マイクロモーメント」について知ったのですが、
見解の仕方が人によって異なりそうな内容だなと思ったので、いろんな人と話をしてみたい内容だなと思いました。
今回のように、普段会話しないような人と会話をすることで、知らないワードや考え方がまだまだ多いなと感じるので、
自分自身の勉強も兼ねてアウトプットをできればと思います!
お読みいただきありがとうございました!
Twitterでも毎日情報発信を行っておりますので、ぜひフォローをお願いします☆
https://twitter.com/yokomarke
※参考にしたサイト