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産前産後のおはなし
こんにちは、ひろです。
ご覧いただきありがとうございます。
今日は産前産後のおはなしをしていきたいと思います。
私は3人の子供を授かりました。
長女→りんごちゃん、次女→みかんちゃん、長男→バナナくんとしてお話していきます。
それぞれ2歳の年の差があります。
結論から言うと、
りんごちゃんの時は「どんなことも初めてなのに完璧主義」
みかんちゃんの時は「楽しいけど2人になって大変」
バナナ君の時は「家族みんなでひたすら愛でる」
ですかね。
ご興味のある方、読んでいただけると嬉しいです。
りんごちゃんのときのおはなし
初めての妊娠で受け入れるのに時間がかかった気がします。
ふわふわしていて、自分の身体にもう一人いるなんて不思議でしょうがなかった気がします。(もうずいぶん前なのでうろ覚えですみません。)
もちろん「たまごクラブ」を買って、月齢ごとの実物大シートを見て想像をしていました。そして真面目に勉強していました。
その頃まだ出産をしている同級生もいなかったので、そのような雑誌やネットしか情報を得る手段がなかった気がします。
吐くようなつわりはほとんどなく、トマトばっかり食べていたのを覚えています。
看護師としてフルタイムで働いていたので仕事に意識を集中している時間が多かったです。つわりが気にならなかったのはそのせいもあったのかもしれません。
ですがつわりは本当に個人差が大きく、入院するくらい大変な方もいますので、これはあくまでも私の場合です。
だんだんと週数が進むにつれて出産への怖さが増していきました。
「陣痛ってどんな感じなのかな」
「出産の痛みはどんな感じなんだろう」
「耐えられるだろうか」
もちろん経験したことのないことなので不安や恐怖がありました。
「もうすぐ会える」
と楽しみな気持ちももちろんありました。
夫も楽しみにしてくれて一緒に準備をしていきました。
逆子だったので、産婦人科で進められた逆子体操を毎日したのを覚えています。(本当に効果あるのかなと不思議に思いながら、夫に笑われながらしていました。)
逆子も無事に戻り自然分娩で産めることになりました。
産休に入ってからは、毎日散歩をしたり出産の準備をしたりして過ごしました。
予定日が近づくと「今日がおなかにいる最後の日かもしれない」と毎日写真を撮りました。
ある夜、破水しました。雪がちらつく夜でした。
車にレジャーシートを敷いて横になり、30分かかる病院まで夫に送って行ってもらいました。
病院についてから陣痛が強くなり、もう辛くて辛くて。
木馬のような陣痛を逃す椅子に座って耐えていると、夫が爆笑。
私は激怒しました。
この思い出は今でも、家族や友達の間で語り継がれています。
そのあと分娩室へ移り出産。
看護師なので実習では勉強させていただいていましたが、自分では初めて体験する痛みだったので、もう大変でした。
りんごちゃんが生まれて腕に乗せてもらった瞬間、
「生きててよかった」
「私はこのために生きてきたんだ」
と強く思いましたし、陣痛の痛みから解放されたのもあり号泣したのを覚えています。
入院中は助産師さんや看護師さんがそばにいてくれていろんな話を聞いてくれ、アドバイスをしてくれました。
退院後、すべてが初めてだったので、うまくできない事も沢山ありました。
産後すぐは母乳もあまりでないので、りんごちゃんの体重の増えも良くなく自分を責め新生児に「お願いだから飲んで」とお願いする毎日。
お願いしても飲んではくれませんよね。当然です。
完全母乳を目指していたので、もう辛くて。
粉ミルクだとたくさん飲むんです。結局私の母乳の問題でした。
しかも、夜よく寝るりんごちゃん。
雑誌や周りの情報を信じ、夜わざと起こして母乳やミルクを飲ませていました。熟睡して起こせなかった日は自分を責めました。
産後で身体もまだ十分に回復しておらず、その苦痛もありました。
産後里帰りをしていて、恵まれた環境だったのに親にも辛く当たりました。
だんだんと、りんごちゃんを可愛く思えなくなりました。
わが子を可愛く思えない自分はなんてひどい人間なんだと泣く日々でした。
今思うと、一番可愛さをかみしめられる時期にもったいないことをしたなと思います。
そのことに気づけないくらい精神的に苦しくなっていました。
あるきっかけで、唯一産休をとっていた同期と電話をして話をしました。
もう分かってくれすぎて、涙がボロボロ流れて。
その同期も同じだったと、でも今は違うし楽しくなってきていると教えてくれました。
どんなに気が楽になったか。出口の見えないトンネルにいたのが、やっと出口が見えた気がしました。
同期との話をきっかけにして、肩の力を抜いて良い意味でもっと適当に育児ができるようになりました。
情報を信じすぎず、自分と子供にに合った方法でやっていくことにしました。もう完璧を求めたり型にはめる方法は辞めました。
徐々にりんごちゃんのことも再び可愛いと思えてきて、幸せを感じることができるようになっていきました。
産後はホルモンバランスも不安定で、人間はもう抗えません。
誰でも必ず通過する時期として知っていれば、あんなに苦しまなくて済んだのにと今では思っています。
雑誌にも書いてあったのかもしれないですが、私の場合は産前~出産に焦点を当てすぎて心の準備ができていませんでした。
私は出産経験者の同期と良いタイミングで話せてラッキーでした。
経験して思うのは、産後の方が「大変」ということ。
そりゃそうです。1人の家族が増えるんです。
生活も心も「大きく変わる」。
それを俯瞰して見れるように、共感し話を聴いてくれる存在がいてくれたことで乗り越えることができました。
もしも私のように産後悩んでいる方がいたら、世のお母さんたちは多かれ少なかれみんな同じ経験していることを分かって欲しいと思います。
ひとりで悩み続け、最悪の事態を考えることは避けて欲しい。
今は出口の見えないトンネルでも、出口は必ずあります。
悩みを話すことで気持ちが楽になり子供との時間を幸せに感じられるように必ずなります。
りんごちゃんも14歳になりました。
今では私よりもしっかりしています。
赤ちゃんを前に悩んでいるお母さんにもそんな未来は必ず来るんです。
ひとりで悩んでいる方や話をただ聞いて欲しい方、どんな話でもいいのでお気軽にご連絡ください。
私で良ければお役に立たせていただきたいです。
みかんちゃん、バナナ君についても更新していきたいと思いますので
ご興味のある方は気長に、楽しみにお待ちいただくと嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。