#287_キャリア理論⑦ ダグラス・T・ホール
ウェルビーイング探究コーチ うまさんです。
キャリア理論を紹介するシリーズ第7回。
2020年代の今、大変注目されている「プロティアン・キャリア」のダグラス・T・ホールです。
ポイントは2つ。
プロティアン・キャリア の基本思想
2つの構成要素である
「アイデンティティ」
「アダプタビリティ」
ホールは、キャリアをこう定義しました。
「キャリアとは、生涯にわたる期間において、仕事に関する諸経験や諸活動と結びついており、個人的に知覚された一連の態度や行動である」(Hall,2002)
そのうえで、キャリアは生涯を通じた経験・スキル・学習・転機・アイデンティティの変化の連続であるとして、変化の激しい現在では、依存的でも独立的でもない、相互依存的な人間関係の中で学び続けることで「変幻自在なキャリア(Protean Career) 」 を築いていける
と考えました。
近年、日本のプロティアン・キャリアの第一人者 田中研之輔先生のベストセラー著書によって、日本にも広く知られるようになりました。
VUCAの時代、変幻自在にキャリアを創っていくこの考え方は、とても実践的で、有効だと思います。