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#288_キャリア理論⑧ エドガー・H・シャイン

ウェルビーイング探究コーチ うまさんです。

キャリア理論を紹介するシリーズ第8回。

国家資格キャリアコンサルタント試験でも頻出、実際のキャリアデザインにおいても、とても有効な理論であるエドガー・H・シャインの理論をご紹介します。

キーワードは4つ。

キャリアアンカー

内的キャリアと外的キャリア

キャリアコーン

キャリアサバイバル

です。

この4つについては、キャリコンスタディが、とてもコンパクトにポイントを整理してくれていますので、こちらを参照ください。

シャインは、組織心理学という分野を開拓したことで知られています。他の理論家と比べて特徴的なのは、「組織と個人の相互作用」という観点から構成されている点です。

「個人のニーズと組織のニーズを調和していく」ことも理論として構築し、ピーター・F・ドラッカーの重要なコンセプト、以下で紹介する言葉ともリンクし、とても感慨深く重要であると個人的にも思います。

エグゼクティブの成果をあげる能力によってのみ、現代社会は二つのニーズ、すなわち個人からの貢献を得るという組織のニーズと、自らの目的の達成のための道具として組織を使うという個人のニーズを調和させることができる
[エターナル版]「経営者の条件」(P.227)

企業におけるキャリア開発では、シャインのキャリアアンカー、内的キャリアと外的キャリア、キャリアコーンなどのコンセプトを使って、社員自らがキャリアの棚卸しをしていくことが多くあります。

キャリアを描くことは、自らの人生を見つめ直すことであり、自分の大切にしている価値観や、自分ならではの強み、個性を自己理解し、今後の人生において、社会や組織への貢献と、自身の生きがいの「結節点」「交差点」を見つけ、見つけたら、とことんその道で邁進し、自分を高めていくことが重要だと思います

#キャリア理論

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