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#301_キャリア探究に終わりなし
ウェルビーイング探究コーチ うまさんです。
先週土曜日(11月9日)日本能率協会(JMA)関西主催で、キャリア探究の第一人者 慶應義塾大学名誉教授「花田光世先生」の講師による「第2回 関西キャリア支援勉強会」に参加しました。
配布された資料のパワーポイント資料は、180ページ強😲
膨大な花田教授の研究成果や参照すべき、教授自ら参画されている国の研究会、協議会資料など、豊富すぎて、3時間の講座では消化しきれない質と量でした😆(笑)
花田先生との出会いは2012年。
今年は丁度12年目になります。
当時JMA関西主催の「夢工房」という人事・人材開発リーダー向けの8ヶ月プログラムに参加したのがきっかけです。
私は会社の中の、とある工場で20年間、生産部門でのキャリアを積んでいましたが、突然の辞令で本社人事部に異動(グループ内での会社を転籍)し、人事労務の仕事を始めて半年経った頃に「夢工房」に参加させてもらいました。
良い意味で、このプログラムに参加できたことは、その後の人生において、とてもプラスになり、同じように企業で人事・人材開発を担当している素晴らしい仲間とも出会うことができました。
花田先生は、その夢工房の企画から運営まで全てを統括されていましたし、受講生のことを本当によく覚えてくださり、親身にご指導くださいました。
今回1年ぶりにお会いしても、「おお、お久しぶり、元気?今はどんな仕事してるの?」と、とても気さくにお話くださり、とても嬉しい気持ちになりました✨
花田先生の講演でお話される内容は、いつも十年、十数年先に日本で現実になるようなお話のように感じます。
なぜそう思うかと申しますと、12年前の夢工房での実感があるからです。
12年前の夢工房の最終レポートは「自社にキャリアドックを入れるとしたらどんなものか」というもので、かなり先進的なものでした。
当時はまだ日本では考え方として耳にする程度だったことが、今や導入する企業が増え、キャリアドックでの面談結果を個人のキャリア開発に活かすともに、組織開発にも活用する動きが一般化していることも、そう思わせる要因です。
今回お聞きしたことも「人生100年時代のキャリア開発支援」という提言で、予測を基に20年後に一般化するであろう考え方や方策を提言され、花田先生の何歩も先を行かれている姿に感銘を受けました!
沢山インプットを受け、大いに刺激を得たのですが、特に印象的だったのは「個人の元気が大事事!」そして「組織の活性化」という働く人、一人ひとりの「元気」を12年前も今も同じように大事にされていることです。
現場に根ざしていく活動を目指していく姿も変わらない姿勢です。
WILL CAN MUSTへの対応も、心に響きました。
WILLから入り、キャリアビジョンを学生のうちや新入社員にもキャリアビジョンをまず考えよと、企業は求めているが、このビジョン先行型は果たして今の時代に合うのか?
ビジョンを描いても、そのビジョンどうりいかない時代に差し掛かっています。
まず自分にとってのMUSTを学び、知って、CANを拡大することがキャリア自律の基礎ではないか
そこから、自分が当初見れていなかったWILLやビジョン開発の可能性があるのではないか
人事が支援すべきは、スキル開発ではなく、前向きな行動の習慣化や成長しつづける意欲づくりで、そのことにより、長期的、連続的に働くことへの支援ではないか
時代認識と新たな提言は、数年後、必ず現実のものになりそうな予感とともに、しっかり自分自身の考えに落とし込んでいきたいと思いました。
花田先生を見ていると、生涯をキャリア理論探究に没頭した理論家の生き様と、とても重なります✨
組織と個人の相互作用を理論化したエドガー・H・シャイン
人生トータルでのキャリアを考えたドナルド・E・スーパー
大変お元気で、キャリア支援について、とことん探究し、行動されているお姿は、現代に生きるキャリア理論家だと、心から思いました。
この先生から学べることは、本当に幸せなことだと同時に感じました☘️
しっかり資料で復習して、現場で活かしていきたいと思います👍