自分の世界をつくってみよう / メッシュ・オブジェクトをアップロードしよう
比較的単純なオブジェクトをインワールドで作成し、それを dae ファイルとして保存することや、dae ファイルを OpenSIM の世界に読みこむことについて、述べます。なお、Blender はすでにインストールしてあるものとします。
⇒ Blender のインストール
OpenSIM 内で「作品」をつくる
OpenSIM 内で基本的な立体を組み合わせて、なんらかの作品をつくってみます。そこで、猫を作ってみました。実際には、楕円体と四角錐、円柱を組み合わせているだけです。
このオブジェクトは、、合計12個の基本的な図形が並べてあります。最初は、お互いに無関係な状態ですので、全体がひとつのものになるように、リンクします。
ある要素をを右クリックして、「Edit」を選択(左クリック)します。
このような「編集画面」が表示されます。
この状態で、「Shift Key を押しながら、それぞれのオブジェクトを左クリックする」と、複数のオブジェクトを同時に選択することができます。一度クリックすると「選択」、もう一度クリックすると「選択解除」となります。複数のオブジェクトを選択すると、図のように表示されます。
なお、一番最後に選択されたオブジェクトが、「メイン・プリム」となります。上図では、顔の輪郭の、一番大きなオブジェクトを一番最後に選択しました。
この状態で、「Link」をクリックすると、選択された複数のオブジェクトが、見かけ上ひとつのオブジェクトになります。
このように青くなれば、リンクしたことになります。リンクしていれば、たとえば上に移動させたときに、すべての要素が同時に動くはずです。
そこで、実際に上に移動させてみると、全体が同時に移動することがわかりました。
オブジェクトを右クリックします。
「take」をクリックすると、インベントリに読み込まれます。
インベントリに読み込まれた状態です。[ F2 ] キーで、名前を変更することができます。
neko という名前に変更しました。
インワールドに、ふたたび「neko」を置きました。
右クリックして、More を選択します。
さらに More を選択します。
Export を選択します。
DAE ファイル形式を選択します。
この画面が現れます。Browse をクリックします。
ファイルの保存場所を指定します。今回は、さきほどの「c:\tmp」フォルダを選択しました。
c:\tmp\neko.dae というファイル名で保存します。
無事に保存されました。
ちゃんと、ファイルができています。
Blender で dae ファイルを読み込む
上で保存したファイルを、Blender で読み込みます。
起動画面です。
いつものように、真ん中に立方体があります。
この立方体は削除します。
「ファイル」「インポート」「Collada 」を選択します。
c:\tmp\neko.dae を選択します。
Blender に dae ファイルを読み込みました。
この時点で、読み込んだものがすべて選択されています。
選択したものを、ひとつに統合します。これによって、1-prim になります。
「ファイル」「エクスポート」「Collada」を選択します。
「 untitiled.dae 」という名前で保存します。
無事に保存されました。
ファイル名を neko2.dae に変更しておきます。
Collada (dae) ファイルを、OpenSIM に読み込む
OpenSIM を起動し、Singurality を起動します。
「File」、「Upload Mesh」を選択します。
neko2.dae ファイルを選択します。
こうなりますので、右下の「Texture」をチェックします。
左下の「 Calculate 」ボタンを押します。
Upload ボタンを押します。
今回は、「 prim11-mesh 」という名前で保存されました。
neko2 という名前に変更しておきます。
インワールドに2つ並べてみました。ちょっと色合いが違っています。
遠くから見てみると、Mesh の方が先に形が崩れるようです。
もとの図形を編集しようとすると、こうなります。
Mesh の方を編集しようとすると、こうなります。「いかにも、Mesh Object 」という感じになりました。