【岐阜】夏の大垣ではこれを食べろ!
前回は青春18きっぷで東京〜奈良を移動した記事を書いた。その記事の中でも記載したがいくつかの駅で途中下車をして観光をしたので、今回は1番最初に下車した大垣で水まんじゅうのお店を巡った際の様子をお届けする。
なぜ大垣で水まんじゅうを食べるのか
哲学的な見出しになってしまったが大垣の名物を知らない方からはよくこの質問を受ける。
旅の前にGoogle mapを見ていてどこの駅で途中下車をしようか悩んでいた時に「そういえば大垣って行ったことないな」と気付いた。
野球をやっていたので大垣日大のお陰で街の名前は知っていたが何が有名なのか全く知らなかった。むしろ大垣日大のイメージしかなかったのである。
色々と調べていくうちに「大垣城」があることを知る。とは言っても城好きではないしなぁと思いながら「食」の方に興味をシフトするとなんと「水まんじゅう」が名物とのこと。
アラサーになって食の趣向が完全に和食や和菓子にシフトしてきているがそれに拍車をかけるような名物ではないか。
大垣以降の予定も詰まっているし「水まんじゅうを食べるだけの下車でも良いだろう。むしろ青春18きっぷの旅だからこそできる旅だ!」と思い下車を決めた。
大垣初上陸
東京から乗り換えをしながら大垣に到着。
久しぶりに電車の外に出たから暑すぎて一気に動く気をなくしてしまうがダラダラしている時間はない。階段を登り改札に向かう。
意外にこじんまりとした駅と駅前だなと思いながら目当ての店まで足を進める。
連休だから人が多いかなと思ったが、ひっそりとした商店街を歩きながら1件目「金蝶園総本家」へ向かう。
金蝶園総本家
大垣の和菓子老舗の金蝶園(きんちょうえん)。
駅前にも店舗があるが総本家の方に来てみた。
店内は観光客や地元の方達でいっぱいだがみんな持ち帰りで購入しているようでイートインスペースは空いていた。
水まんじゅう以外にも沢山の和菓子がある。どれも美味しそうだが時間もないので忙しなく働くおばちゃんに声をかけて注文をする。
この後も水まんじゅうを食べるので控えめにあんこを2個、抹茶を1個の計3個にした。
他にもイチゴ味があったが今回はこの味で。
5分ほど待っているとテーブルに運ばれてきた水まんじゅう。
「おぉ...氷の下に水まんじゅうは新鮮だな....」と思い早速あんこ味を1つ口に運ぶ。
氷があるからキンキンに冷えているのかと思ったがそうでも無くて拍子抜け。
どうやら一緒に入っている氷と水まんじゅうを一緒に食べると良いとテーブルに置いてある紙に書いてあった。
早速実践してみるとひんやりとしていてとても美味しい。氷の冷たさ、あんこの味、まんじゅうの皮の味、色んな味や感触が口の中に広がりとても美味しい。
最後に抹茶味も同じようにして食べてみる。
こちらはほんのりとした抹茶の渋みが口の中に広がりあんこと違った楽しさがある。
美味しい美味しいと思いながらバクバク食べていたら3個はあっという間に無くなってしまった。色んな味、食べ方を楽しむなら最低でも5個は必要だなと思ったが店内は相変わらず忙しそうだったので追加注文せず会計をして次のお店に行くことに。
【店舗情報】
金蝶園総本家
〒503-0887 岐阜県 大垣市 郭町2-10
TEL: 0584-78-2022
URL: http://www.kinchouen.co.jp
餅惣
金蝶園総本家から歩いて3分ほどの場所にある「餅惣(もちそう)」へ。
ここも金蝶園総本家同様に水まんじゅうを取り扱っているがお目当ては夏季限定の「水まん氷」だ。
限定商品だから混んでるかなと思ったがそんなこともなく、すぐに注文できた。レジで商品名を伝えて受け取る。
待っている時間に店内を見渡すがこちらのお店も美味しそうな和菓子が沢山あった。やはり城下町は和菓子屋さんが多くて楽しい。
しばらくすると商品が出来上がった。
受け取った瞬間に「これ絶対美味しいじゃん....」と確信した。
ふわふわの真白な氷。これだけでも最高だ。
容器も映える。
パシャパシャ撮っていたら氷が溶け出してたので食べ始める。
口に入れた瞬間にシロップのほのかな甘みが口に広がる。死ぬほど暑いのでめちゃくちゃ身体に染み渡る美味さだ。最高の瞬間。
しばらく食べ進めると固いものにスプーンが当たる。お目当ての水まんじゅうとご対面だ。
早速1個目を口に運ぶ。
氷の冷たさ、シロップの甘み、あんこの味が混ざり合う。1件目とは氷の種類が違うので食感が違うのがまた面白い。こちらはかき氷なのですぐに口の中で溶けていくから水まんじゅうがメインに感じる。(1件目は氷とまんじゅうが5対5の割合の食感)
こちらもあっという間に完食してしまった。
【店舗情報】
餅惣
〒503-0887 岐阜県 大垣市 郭町2-10
TEL: 0584-78-2022
URL: http://mochisou.com/
余韻に浸っていたら電車の時間まで10分しかない。
うだるような暑さの中、小走りで大垣駅へ戻る。
氷を食べた爽快感もどこかへ行ってしまい大量のマスクにたまる汗。
しかし水まんじゅうやシロップの味が口の中に残っていて、また時間を取って大垣に来たいなと思いながら関ヶ原へ向かった。