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【静岡】三島で185系を撮る②

前回の記事では三島市内で撮影した185系と伊豆箱根鉄道の様子をお届けした。
今回はその内容に続き三島滞在2日目の様子を書き残していく。

三島の朝

個人的な感想になるが日本中を旅してきた中でも朝の三島はお気に入りの風景として5本の指に入るぐらい好きだ。
澄み渡った空気、街中を流れる水の音、雄大な姿を朝から見せてくれる富士山。
住んでいた時には全く気づかなかったが離れてみて良さに気付くとはこの事だと思う。

ホテルの部屋からの景色も素晴らしく清々しい朝。

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少し早起きして、カメラもスマホも持たず小銭とホテルの鍵だけを持って30分の散歩へ。
旅先では少しの時間でもデジタルデトックスをする様に心がけている。電子機器を何も持たないで町歩きをすると普段気づかない景色に出会えるので良いものだ。

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三島楽寿園へ

朝散歩を終えてホテルに戻り温泉に入りチェックアウト。
2月23日は「富士山の日」らしく、三島東急ホテルの目の前にある楽寿園の入園料が無料になるとの事で折角なので行ってみることにした。

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185系が来るまで時間がなかったので駆け足で園内を散策。

河津桜がちょうど満開の時期で綺麗だ。
2020年の春はどこにも行けなかったし桜どころではなかったので約2年ぶりの花見。

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楽寿園の中には小さな動物園があり、小規模ながらも様々な動物がいる。
アルパカが朝から活発に動いていて可愛い。
名前が書いてあったが正直この子がどっちか分からないが朝から草をムシャムシャ食べている。

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動物園の中でも来園者の視線を集めていたのはカンガルーの親子。
子供のカンガルーがお母さんのお腹の袋から顔を出しているのが可愛い。
カメラ慣れしているのか体の向きを何回も変えながら人間の方に自分の顔と袋の中の赤ちゃんを見せている。そのサービス精神にチップをあげたくなった。

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園内を進んでいくと「小浜池(こはまがいけ)」がある。
池と名が付いているものの水はどこにも無い。
かつては三島湧水群を代表するほどの水量だったらしいが1962年から湧水の枯渇が続いているらしい。
運が良いと水が少し出ていることがあるみたいだが、富士山の湧水や近くの柿田川公園、三島市内には沢山の川があるのに、ここだけ水が無いのは不思議なものだ。

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ちなみに園内のいたるところにある大きな岩は富士山が噴火した時の溶岩である。
楽寿園以外にも三島市内を散策すると様々なところに溶岩が残っているのが分かるので探してみると面白い。
自分よりも大きな岩が沢山あるので、いざ噴火したらこれが飛んでくると考えるとかなり恐ろしい。

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三島広小路で撮影

楽寿園の広小路口から出て徒歩で三島広小路駅へ。1日目と同じ場所で撮影を行う。

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祝日だったので鉄道ファンもちらほらいるがそんなに混み合っていなかった。
しかし待てど待てども185系が来ない。

それもそのはず時刻表を勘違いしていたのだ。
そりゃ電車も来ないのであれば鉄道ファンがいるわけがない。

ここは午前中は逆光だし待っているのも辛いので1日目に撮影をした「茶町踏切」に行ってみることにした。
この日は富士山に雲がかかってしまっているが天気はいいので火口部分がいい感じに見ることができた。早速普通列車が来たので撮影。

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続いてお目当ての185系が来た。
私が来る時に乗った9:00東京発の踊り子号だ。
車内を見ると鉄道ファンで混雑していたので平日に利用して良かったなとファインダー越しに列車内を眺めて思った。

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伊豆箱根鉄道 大場駅

踏切での撮影もしたので三島広小路から伊豆箱根鉄道に乗って大場駅へ行くことにした。
大場駅から少し歩いた踏切が富士山と一緒に列車を撮影できる有名な場所になっているらしい。
休日なので恐らく大勢の鉄道ファンがいると思うが、天気も良いしこの先同じ風景で185系を撮影出来なくなるので訪れることにした。

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列車を降りて早速この垂れ幕。それもそのはず三島南高校の最寄駅が大場駅なのである。地図を見てみたら駅からなかなか近いみたいだ。

大場駅から歩いて15分ほどでミニストップが見えてくる。そこを右に曲がればお目当ての踏切だ。

遠目でも分かるが多くの鉄道ファンが群がっていた。皆一様に黒い服を着ているので異様な風景だ。真っ赤なZARAのダウンジャケットを着ていた自分は遠目に見たらかなり目立っていたであろう。

何かのまとめサイトに私自身が載ってしまうのは面倒臭いことになるので集団から少し離れて静かに撮影をした。

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三島市内にいた時は雲が頂上付近にかかっていただけだったが、ここに来てほぼ全てを覆い隠してしまった。周りには雲がないのにここだけ雲がかかっているのは不思議なものだ。
天気に文句を言っても自然相手にどうにもならないので撮影を続ける。

お目当ての185系が来た。
田舎にもの凄い勢いで鳴り響くシャッター音。
静かな田舎だからこそ余計に目立つ。
「これが撮り鉄の現場か」と思いながら私もシャッターを切る。

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自分的には満足する撮影が出来たのでここでの撮影は終了。

次の電車まで1時間半ほどあり、寒空の下で待つ気力がないので三島市内に帰ることにした。
実は伊豆箱根鉄道線内では踊り子号の自由車に切符のみの運賃で乗ることができた。(ダイヤ改正後はルールが変わっています)
185系最後の乗り納めで大場駅〜三島駅まで乗車した。

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窓を全開にしてGo Proで撮影をしていたらあっという間に三島に到着。
最後に撮影をして出発する姿をお見送り。

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旅の終わり

三島駅に到着したが何故か帰るのが名残惜しいので最後に源兵衛川沿いで撮影することにした。

今まで下からだったが今回は上から撮影。
Go Proで通過する様子も録画していたがSDカードエラーで記録が残っておらず....
悔しい最後になってしまったが「こういった思い出があった方が記憶には鮮明に残るだろう」と自分を慰めて三島駅まで歩く。

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撮影が終わってからは三島駅前の沼津魚河岸寿司で遅めのランチを食べて東京へ。
まったり帰りたかったので三島〜小田原〜新宿という小田急ルートで帰ることにした。三島駅前の金券ショップでも上記区間の切符が安く売っているのでオススメ。(値段は忘れたがJRより安い)

三島から約3時間かけて地元に到着。
185系も沢山撮影できて満足のいく旅となった。

まとめ

今回は状況が状況だったので行くのは非常に迷った。普通の旅行と違ってこう言ったイベント事には人が集まるのでビクビクしていたが、大場駅で撮り鉄が密集している以外は全く人と接触しない旅だった。

行かないで後悔すると一生引きずるというのはこの1年で嫌と言うほど学ばされたので今後も後悔しないように旅をしたいと思う。

また今回は3回に渡って185系に関する記事をお届けした。鉄道ファン以外には興味の内容になってしまったかもしれないが、2021年最初にした旅が三島なので偏ったものになってしまった。
今後は様々な内容を書いていきたいと思う。


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