50年後の未来とか知らない
20代のうちから老後に向けてコツコツと貯金をしている若者がいると聞いた。僕は本心から「すげぇ」ってなった。
今の生活より未来を少しでも楽にしようと動き出すなんて、なんていう想像力だろう。
確かに年金は怪しいと思う。少なくとも今の若者は、今の老人世代よりは長く働く必要があるだろう。80歳定年とかになるかもしれない。その頃には年金額も今より減るだろう。自己責任の名の下に「なんで自分で積み立ててなかった?」てなるかもしれない。
しかし、未来はわからない。僕は未来のことは未来の自分に任せる派なのだが、それはなぜかということを自分なりに整理してみた。
①今を生きる重要性
当たり前だが、未来はまだ起こっていない。未来を経験や統計から予想することはできるが、実際どうなるかわからない。
僕は起こるかわからない未来について不安がる、という行為に意味を見出せない。いや、僕がただそこまでの想像力がないのかもしれない。
僕の考えでは、よりよく生きるために未来を予測するのではなく、よいよい今を積み重ねて、未来を創造していくことが、大事だと思っている。
そんな感じの考えなので、40年、50年の未来を憂う若者の気持ちは、わからないとは言わないが、賛成はできない。
②今の生活が50年先まで同じではない
現代は、親世代から比べだいぶ多くのことが変わった。それはネットの発達もそうだし、海外旅行もより気軽になった。一つの会社に一生勤めるなんて価値観ももうかなり過去のものだ。
例えば1990年から2020年の30年の間なんかは、人類史的に見ても(多分)とてつもない変化だったと思う。
そして、この変化、いや進化は次の30年も続くだろう。2020から2050までの進化は、どんな風になるんだろうか。それは予想はできても誰にも正確にはわからない。
そんな変化の時代の中で、未来を案じて生きるのは、勿体無い気がする。
③経験をする
例えば25歳、手取り20万円とすると、いくらが老後のための貯金に回せるだろうか。僕の感覚では頑張って3万円くらいかな。
この数万円は、若い世代の20代、30代にとって自分の経験値のために使わないのはあまりに悟りすぎている気がしてる。
本を読んでもいい。旅行にいってもいい。出会に使ってもいい。資格の勉強もいいし、飲んだくれたっていい。もちろん貯めたっていいが、貯めるのはあくまで、やりたいことをやるために貯めて欲しいと思う。
老後が大変そうだからちょっとずつ貯めとく、というのは堅実なようでいて、実はネガティブで自信のない姿勢に見えなくもない。
生きる目的は寿命を全うすることなんだろうか。僕は死ぬ時に後悔を無くす(減らす)ことだと思っている。
まとめ
このnoteを書いている途中で、自分なんか老害ぽいな、、って思ってしまった。自分の意見ながら割と説教くさい。
僕も30代後半になり、だいぶ若い感覚と離れてしまったのかもしれない。ちょい寂しいが、仕方ない面もある。
ただやはり思うのは、未来を案じるのは大事、でも今を蔑(ないがし)ろにしては意味がない。
そんなこと今の若い人はわかってるかもしれないが、こういう意見もあると、一応書いておく。
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