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Davinci Resolve Fairlightで音声を録音する方法

こんにちは、ひろです。

Davinci Resolve は主に
動画編集ソフトとして知られていますが、
高機能なオーディオ編集機能も備えています。
その中心となるのが、Fairlightです。

今回は、なるべく簡単に
Davinci Resolve  Fairlight を使って
録音する方法をご紹介します。

簡単に映像に合わせたアフレコを入れたり、
ナレーションの録音ができますので、
ぜひ試してみてください。


用意するもの

パソコンに内蔵されている
マイクを使用すれば録音は可能ですが、
より高品質な音声を得るためには、
オーディオインターフェースと
専用のマイクを接続することをおすすめします。

これにより、録音のクオリティが大幅に向上し、
高品質なサウンドを実現できます。

  • パソコン

  • Davinci Resolve (ソフト)

  • オーディオインターフェイス

  • マイク

  • ヘッドホン・イヤホン

  • ケーブル


オーディオインターフェースは、
音声などのアナログ信号を
デジタルデータに変換する際に、
パソコンに内蔵されている機器よりも
効率的かつ高品質に処理してくれます。

これにより、録音や音楽制作において、
よりクリアな音質が得られます。

また、マイクがパソコンの
電波干渉や駆動音や拾わないように、
マイクとパソコンの距離はできるだけ離し、
1メートルほど確保するのが理想です。


Davinci Resolve の設定

つづいて、Davinci Resolve の設定です。
やることは下の2つです。

  • 環境設定

  • パッチ設定

環境設定

はじめに、Davinci Resolve の
環境設定(⌘+,)を開き、
ビデオ&オーディオ入出力で、
入力デバイスと出力デバイスを指定
します。

入力デバイスと出力デバイス両方に
ご自分の環境のオーディオインターフェイスを選択し、
保存します。

これでDavinci Resolve が受け取る信号と
出力する場所がオーディオインターフェイスに
なります。

僕の場合は、いまZoom F6をオーディオ
インターフェイスとしてつないでいるので、
「H and F Series Stereo Track Usb Audio」
を選んでいます。

Zoom F6の場合


環境設定は以上です。
続いて、実際に録音するために必要な
入力パッチ設定を行います。


入力パッチ設定

まず、新しいプロジェクトを立ち上げたら、
最初にタイムラインを作成します
(ショートカットキー: ⌘+N)。

Davinci Resolveでは、
タイムラインがないとトラックを
追加できないため、ひとまずタイムラインを
作る必要があります。

新規タイムラインを作成(⌘+N)


タイムラインができたら
「Fairlight」ページへ移動します。
(Fairlightページからでも
タイムラインの作成は可能です)

次にFairlightページで
入力パッチ設定」を行います。

入力パッチ設定は、ミキサーの
「入力」を開いて、“どの入力を
どのトラックに割り当てるか”を
設定します。

ミキサーが表示されていない場合は、
右上のミキサーをクリックし表示させます。

入力バス設定

手順

①ミキサーの入力部分の
「入力なし」をクリックし
「入力」を選びます。

入力/出力のバッチ設定画面

②ポップアップメニュー「入力/出力のパッチ」
というメニューが表示されますので、

ソース:Audio Input に
接続しているオーディオインターフェイス

送信先:Track Inputに
「オーディオ1」にし、パッチを押します。
(バッチを押しても画面が閉じないので、
左上のXで画面を閉じます。)

これで、マイクを通して
オーディオインターフェイスに入力された
音声は、タイムラインの「オーディオ1」に
記録されるようになります。

以上で設定は終わりです。


実際に録音するときは、
ミキサーの「R」または、トラックの「R」を
クリックすると赤く点灯するので、
この状態でスタンバイ完了です。

ミキサーの録音スタンバイ状態

音の大きさを示すピークメーターで
音の大きさを調節します。

デジタル音声は、0dBが最大値なので、
0dBを超えないように、
おおよそ-6dB前後が最大音量となるように
ピークメーターを見ながら音量を
チェックします。

録音開始


あとは、中央の「○」をクリックすると
録音が開始されます。終了は「◻︎」です。


まとめ

以上、Davinci Resolve Fairlightで
録音する方法でした。

手順1
環境設定のビデオ・オーディオ設定で
入力と出力の設定を行う。

手順2
新規プロジェクトでタイムラインを作成し
入力パッチを設定する。

入力パッチは、
ソース:Audio Input に接続している
「オーディオインターフェイス
(※マイクがつないであるチャンネル)」

送信先:Track Inputに「オーディオ1」
(※録音したいトラックを選択)

手順3
スタンバイ時にピークメーターを
確認し音量を調整し、録音を開始する。


また、環境設定やパッチの選択時に、
オーディオインターフェイスなどが
表示されないことがたまにあります。

大抵の場合、ソフトを再起動するか、
オーディオインターフェイスを
接続し直したりすると解決することが
ほとんどです。

以上、Davinci Resolve を使って
簡単に録音しようとする方の
参考になれば幸いです。


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