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ツールの進化と共に、自分の効率を上げ続けられるか?


木下斉さんのVoicyで紹介されている『鬼時短』。

著者の小柳さんは、電通時代、グループ会社で利益率を向上させつつ、残業時間を大幅に短縮。

その後、電通本体で労働環境改革プロジェクトに参加し、2年間で残業時間を半分以下にしていったそうです。

『鬼時短』は、その後コンサルタントとして「時短から始める企業改革」のアドバイスをする小柳さんが、経営者・それをサポートする人たち向けに「時短」を考えるきっかけとするために書いた本。

さっそく書籍を購入し読んでみましたが、小柳さんの語り口が面白く、時短をキッカケとした企業改革に向けた心構え、具体的なアクションが非常にためになりました。

本書を読みつつ、効率を高め続けるには「一時的には効率を下げてでも学ぶ時間が必要」だと感じたので、それについて書いてみます。
(あまり『鬼時短』の内容を紹介するという記事にはなっていないので、あしからず)


ツールの進化の恩恵を受けたここ20年

自分の感覚値ですが、サラリーマンとして20年弱働いているなかで、入社当時は効率の悪さを体力でカバー、つまり残業してカバーしていたような気がします。

その後、仕事を覚えていくとともに、ツールの進化の恩恵も受け、年々効率は高まったと感じています。

特にツールの進化はありがたく、自分の場合、入社当時と今で、例えば以下のような違いがあります。

①入社当時(約20年前)
PC
:1人1台あるが持ち運びできない(ノートPCになっても持ち運びできないようなロックがつけられていた時期もあったw)

電話:ガラケー支給。でも固定電話にも社内外からかかってくる。電話を取るのは若手の仕事!

会議:Web会議ツール等存在しない。社内外の会議のための移動時間も多い。移動中も仕事する術が無いので、書籍で自己啓発(できれば良いが、昼寝していたこともザラにあったな。。)

写真:外出先で写真が必要な場合、デジカメで撮影し、会社に帰ってからPCへ取り込み

(入社当時の先輩の話を聞くと、PCがそもそも存在しておらず、手書きで提案書を作成していた、という話を聞きますから、1990年前後の仕事環境は今では想像がつかないものになってますね・・・)

②いま(2024年現在)
PC
:軽量ノートPC。持ち運びしてどこでも仕事できる

電話:スマホ支給。そもそもメールやチャットでやり取りするので、通話することが少ない。通話するにしてもハンズフリーで。

会議:Web会議を社内外ともに使う。特に社内会議のための移動時間は激減。ついでに資料印刷の必要もなくなり、会議準備時間も減る。

写真:スマホで撮って、チャットツールで自分あてに送る。PCのチャットツールでそれを回収。

ということで、年々落ちていく体力とは裏腹に、効率は上がっている気がします。

なんとなくグラフにしてみると、以下のようなイメージです。

年齢と体力・効率の関係(イメージ)

ツールの進化と共に、自分の効率を上げていけるか?

ところで先出のイメージ、40歳を過ぎたところで3つの破線に枝分かれしています。

これは私自身、これから迎える年齢であり、未知だということもあるのですが、ツールの進化に追いつけないと相対的に効率は下がっていくとも思ってます。

先程書いた「ツールの恩恵を受けられる」のも、ツールの使い方を覚えるからこそ。

『鬼時短』にも「タッチタイピング(手元を見ないでキーボードを打つ)ができない人が多い」ことが分かり、タッチタイピングの特訓を提案したエピソードが描かれています。

つまりPCを持たされても、それを使いこなせなければ、あまり効率は良くならないのです。

足元では生成AI等、新たなツールは日々登場し、私たちの効率を高めてくれています。

それらが出てきた際に、「使い方を勉強する時間で、これまで通り作業してたら終わるよ」と、新たなツールの使い方を学ぼうとしないとどうなるか?

おそらく、ツールの使い方を学んだ人達との差が生まれ、相対的に効率は下がっていくのだと思います。

ツールを学ぶ期間は、これまでの作業時間にプラスアルファの時間がかかるのですが、身につけた後は、これまでより効率が上がる。

人生の時間は限られています。限られた時間を大事なことに使うために「作業の時間」を減らすために進化するツールを使いこなす!

そんな気持ちで、また明日からも過ごせればと思います。

では今日はこの辺で!

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ひろさと
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