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「Rebirth + Slow Dance (feat. Sofia Carson)」Live Clipの感想

ジミンさんの生演奏に生歌唱のLive Clipという貴重な動画だ。ダンスなしで歌唱のみ。

「FACE」の活動期を通しても、ソロ活の中でここまでの本格的なLiveはなか
ったような気がする。


前置き

何よりもジミンさんの歌唱力が向上している。それがLiveで際立つ。
基本から鍛え直しているとナムさんとの「Mini & Moni Music」でも語っていた。長くなるが以下に引用する。

ジミン:今のままだと、
    僕という人間の成長はないだろうなとすごく思ったので
    何だか…どうなんでしょう…もうすでに遅いのかもしれないけど
    今から始めてどこまで上達できるのかも気になるし・・・
ナム :ボーカルを一から学び直したの?
ジミン:はい
    僕は(ボーカルについて)ほとんど
    ジョングクさんとしか話してないので
ナム :そうだよね、先生は何ておっしゃっていたの?
ジミン:以前の方法で歌っているときに
    喉の状態が悪くなるような感じがしていたんです
ナム :うん
ジミン:実際に先生にもそう言われました
ナム :喉を痛める歌い方をしていると?
ジミン:はい
    のどを痛めずに歌えて安定感のあるライブができる
    そういったものに重きを置いて…本当に基礎から
    床の工事をやり直した始めたんです

ナム :僕がダンスの基本をまた習いにいったのと似てるね
ジミン:そんな感じです!
    昔で言うと腕の伸ばし方を練習してるみたいな感じだよ!
    リズムに乗りながら
ナム :最近はやってないみたいだよ
ジミン:習い始めてから2か月半くらい経ちましたが
    僕にとってはとても大きな意味のあるものでした

    (軍隊に)行ってもどうやって練習したらいいか…
    それに僕はジョングクさんと一緒に行くじゃないですか
ナム :あ…そうだね!
ジミン:ジョングクさんは何しろ才能のある人ですし…
    ジョングクさんと僕と2人でお酒を飲んだら
    ほぼ3~4時間くらい歌の話しかしないんですよ(笑)
   「ジョングクさん、僕、今回こういうの習ったんだけどどう思う?」
ナム :だから僕のこと呼ばなかったんだね
ジミン:ちょっと深い話になるんです!
    スガさんとも一緒に飲んだことあるんですが、
    スガさんをほったらかして2人で歌の話ばかりしていました
    「どう歌ったらいいの!」
    「こうやったんだけど上手くいかないんだよね」と言ったら
    「ジミンさん、こっちきてみて」という感じで
    そんな話をしています
ナム :お互いに良い影響を与え合えたら良いよね
ジミン:ただ…自分のやりたいことだとしても
    楽しいことばかりではないじゃないですか
ナム :ああもちろんだよ
ジミン:だから将来いつになるか分かりませんが
    本当に僕が自分自身を振り返ったときに
    もうこれなら…
    気持ちを楽にして歌えるくらい上手だなと感じたとき
    その時がきたら
    「よく頑張ったね」と言える気がします
ナム :うーん…
ジミン:自分自身に

「교환앨범 MMM(Mini & Moni Music) - 지민 (Jimin)」より

ジミン:僕はそもそも歌からスタートした人でもないし
ナム :冷静に考えるようになったんだね
ジミン:はい、「できると思うけど」
   「ちょっと時間がかかりそうだな」
   「とにかくやってみよう」
    という感じなので
ナム :いいね
ジミン:以前のように落ち込んだりそんな感じではありません

同上

ジミン:どれくらいかかるか分かりません。僕が…
    満足のいく僕になるには
    どれくらい時間がかかるのか

    そのときはどんなふうに歌って
    どんなふうに踊っているのか まったく想像もつきません
    ただ本当に僕の思うより良い自分になれたとき
    そのとき初めて「よく頑張ったね」と
    言えるんじゃないかなと思います

    それくらい言えたらそれで十分だと思います。

同上

自分が想像していたジミンさんは修行僧のようなものを勝手に考えていたが、高みを目指すジミンさんはその想像すら超える。
そもそも、世間と隔絶した世界で生きる修行僧の方がストイックに生き易いのであって、今やポップスターでもあるジミンさんは世俗中のなかの世俗というべき芸能界、その中の欧米を含む音楽業界という魑魅魍魎が闊歩するその世界に身をおいている。
成功と引き換えに身を滅ぼしていくポップスターは少なくない。その中で健全な精神を保ちながら、自身がどうあるべきか、傷つきながらも模索し続けるポップスターは決して多くはいないだろう。
「MUSE」の前のアルバム「FACE」で自己と対峙したジミンさんだが、そのことについても上のナムさんとの対談で少し触れている。ここも胸が痛くなる。

ナム :この1年(2022~2023)でジミンさんに起こった一番
    大きな出来事は何?
ジミン:アルバム「FACE」の活動です。
ナム :アルバム「FACE」の活動がジミンさんにものすごく
    大きな影響を与えたんだね
ジミン:そう思います。それが一番大きかったと思います。
ナム :どうして?
ジミン:ステージをやって、僕自身を知ったから…
ナム :自分のFACEを見た?
ジミン:はい、向き合いました!
ナム :クレンジングをした?
ジミン:はい、完璧に
ナム :だからFACEを    
ジミン:いや、クレンジングだけでよかったのに
    皮膚まで剥いてしまいました

ナム :そこまでなの…?
ジミン:はい、僕にとってはそんな感じでした

同上

ジミンさんの成長

前段が長くなってしまったが、ソロ活でジミンさんは確実に成長しているということが言いたかった。
「FACE」のJimin's Production Diaryで、
壁を乗り越えたと思っていたけど、それすら傲慢であったという意味のことを最後に語っていた。
そういっていた通り、アルバム『FACE』から『MUSE』までの間に着実にジミンさんは成長している。
ソロ活だからジミンさんをピンポイントに観察することが出来、ソロアルバム発表によってその成果を知ることが出来る。
自分が言うのもおこがましいが、そこにジミンさんの確かな成長が見られて、有言実行のジミンさんに思いを深くする感じ。

ソフィアさんの声がいい

ライブクリップで気がついたのが、ソフィアさんとジミンさんの声の相性のよさ。ソフィアさんが歌うターンにはいった時、その声に思わずゾクっときたくらい。

お美しいソフィアさん

ジミンさんがソフィアさんをチラチラとみる眼差しがナムジャ的な顔になっているところも新鮮だった。

ソフィアさんをみてる①
ソフィアさんを見てる②
ソフィアさんを見てる③

ソフィアさんの笑顔も本物だし、これはARMY だからか。
(この撮影のためだけに韓国に)

ソフィアさんの素の笑顔、ジミンさんを見る眼差し、これはARMYです。

ジミンさんもオッパ感が出していたし、けど、ソフィアさんは2つ年上のヌナなんだよね(それがどーした)。
ヌナであるソフィアさんかメロメロになるのもジミンさん相手なら無理ないかー。
ライブクリップをみる海外YouTuberさんの動画をいくつかみたが、ジミンさんの英語の発音も良いらしく褒めていた。ジミンさんは苦手な英語も克服しているようだ。 

このライブのジミンさんは、歌唱力、フィーチャリングしてくれたソフィアさんをリードする感じひっくるめて、ベストのジミンさんだった。
そして、何よりも一番、このライブクリップ全体で醸し出されているのが、恋する気持ちの純粋な初心なワクワク感。
忘れていた初恋が立ち上るような、穏やかな、和やかな感情が伝わり、聞いてるだけで気分が清浄化される感じ、大袈裟かな。
最後の二人の挨拶のあと、抱き合うが、それがこのうえなく上品なのだ。
この空気感はジミンさんならでは。
クラシックとかミュージカルのエンディングみたい、ジミンさんの美意識がもつ独特な世界だ。

感想

ジミンさんのソロ活のステージを見ているとアイドルという形をとってはいるものの古典的な芸術に通ずる「美」を感じる。
古典芸術に携わる人達の共通点は、毎日繰り返す長時間の鍛錬・修練に尽きるのではないかと思うが、ジミンさんが歌手として自ら課している稽古時間も負けていないと思うから。

(また、まとまりのない感想となってしまいました・・・。)


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