サクラノ刻を今更クリアした話【感想】
オッス、オラれきぃだよ。久々にnote書くよ。
このnoteはPCゲーム「サクラノ刻」をクリアしたオタクの雑多な感想noteになります。読むに当たって2つあります。
まず一つはオタクが浅い感想をつらつら述べているだけなので考察とかそんなんありません。ただあそこが良い……心鈴が可愛い……とかの感想です。ちゃんとした感想が見たい人は他のオタクの感想とか読んだ方が絶対良いです。あくまで自分の備忘録として残しておく為のnoteです。
そして二つ目は、
前作「サクラノ詩」
そして今作「サクラノ刻」をいつかプレイしたい、興味がある人はネタバレ満載なので見ない方が良いです。てか見るな。
オススメはしませんがオタクとして自分から興味を持って触れて欲しい作品なので……………
そんな訳でつらつらと章ごとに振り返りたいと思います。↓ここから怒涛のネタバレゾーン↓
Ⅰ章 La gazza ladra
何だこの美少女!!??中村麗華!?可愛いな!?詩の頃は立ち絵無しだったのにいざ出てくると高校時代も後のアラサー(見た目が若すぎる)時代も銀髪キャラ好きの俺にとってはドドドストライクでした。麗華と心鈴の3Pは全人類の夢。まぁ現実にこんなのいたら絶対に関わりたく無いけど。
そんな訳でⅠ章は鳥谷静流と中村麗華、ひいては本間家、夏目も巡る話でした。前作では余り深掘りされなかった静流の話でしたが素直に面白かったです。
静流が麗華を騙すために作った「雪景鵲図花瓶」を巡る過去の話でした。この章のお陰でサクラノ詩の補完にも繋がったのでめちゃくちゃ良かった。しかし草薙の男たち、罪深すぎるだろ………
Ⅰ章EDの櫻ト向日葵、良すぎる。もう語彙0で申し訳ないけど本当に良い。詩の頃からそうだけど本当に楽曲が良いゲーム。曲だけで見るなら満点与える💯
「俺はここにいる
お前でも追いつけないかも
なんてね」
は?オタクを殺すな加減しろバカ
Ⅱ章 Картинки с выставки
いわゆる共通√の締めだけど本当に良かった。何と言うかまだサクラノ刻ではなくサクラノ詩のⅥ章の続き見たいな感じだった。詩のII章もめちゃくちゃ好みだったのですが、刻でもII章で一旦やられてしまった。圭も稟も真琴も里奈も優美も明石もトーマスもいない弓張美術部から刻を経て、新生弓張美術部としての始まり、そして過去との決別する話だったかと。
いやね、教師してる直哉がめちゃ好きなのよ。そしてやっぱり生徒達の可愛さね。鈴菜…………好きだ………………… いや〜桜子√とか鈴菜√とか良かったなぁ…………………(大泣き)
まぁ、生徒達のルートは無いんですけど。閑話休題
最後の絵を見てからの待ってましたと言わんばかりに出てくるOP映像、こんなん感動するって。恐らくサクラノ刻を待ち続けた人たちはここで泣いてるでしょ。刻ト詩、何と言うかII章の後で流れるとこれからの「希望」を感じさせるようなそんな感じがしました。
Ⅲ章-Ⅰ Der Dichter spricht
心鈴〜〜〜〜〜!!!!俺だ〜〜〜!!
流石人気投票1位としか言えませんでした。純粋に可愛過ぎる。というかキャラもそうだし個人的に夏和小さんのボイスが好みすぎて刺さりまくりでした。この棘抜けねぇ。√入ってからのデレデレっぷりはニヤケが止まりませんでした。心鈴の告白シーンはもう可愛くて、何よりグラフィック本気出し過ぎでしょってくらい美しかったです。でも俺あんまりふたなりの性癖ないからちんちん付けてヤるHシーンの時困ったぞ………興奮したけど。
恩田寧という素晴らしい血筋なのに薄っぺらな天才である人間と圧倒的な才能を持つ"本物"な本間心鈴という人間の勝負は熱かったですね。勝負後はキャラ変わった?ってくらい良い師弟関係になってるの好き。あと恩田放哉も個人的には好きなキャラでした。どんなもんでも重い感情をぶつけてくるキャラは良い。
総じてめちゃくちゃ好きなルートでした。でも心鈴は弓張の制服より聖ルーアンの方がやっぱ似合ってますね。
EDの虚無の先で愛を見つけるは正直刻の中で一番好きなんじゃないかなってくらい初聴きの時は好きな曲でした。タイトルと歌詞が本間心鈴すぎる。
だけどこの意見はⅤ章で変わります。
Ⅲ章-Ⅱ kibou
真琴√は何と言うかリアルな話でした。置いていかれる私と残っている草薙直哉、どんどん離れていく前弓張美術部の皆…の様な。詩の頃の弓張美術部も大好きな自分としては刻で皆それぞれ別々の道を行っているのが当たり前ですがちょっと悲しい部分もありましたね。割と√的には真琴主体ってより本間家の方が主題の様に感じました。その辺りも何かしら真琴と他キャラの才能の壁の様なものを表してるのかな?とか思ったり。
詩の頃とちょっとキャラ違うような感じもしましたが、詩の真琴√と刻Ⅰ章の補完となるようなストーリーだったかなと思います。
しかし真琴、エッチな女だ…………
最後の告白シーンは急にベタだなぁ!とも思いましたがめっちゃ好きです。指輪渡す時は俺も真似します。
EDの幾望-既望-希望も好きでした。(後で歌ってるのが男性と知ってビビりました) よくよく聞けば確かにそうか………
Ⅲ章-Ⅲ Night on Bald Mountain
本間心鈴と恩田寧の因縁の話、そして恩田家、中村家との行く末。(多分ここだったはず)ここでの直哉と放哉との会話は凄い良かったです。BGMの盛り上がりも相まって。ここら辺の分岐で心鈴√と真琴√に分岐すると思いますが、そこで分岐しなかった場合、
寧と心鈴の対決の際にやっぱりそれはダメだと腑抜けてしまう直哉、いわゆるバッドエンドでしたね。でもそこで出てくる直哉のCGめちゃくちゃ好きです。刻の直哉はよくタバコを持ってるイメージがあります。
そして、もう一つ、心鈴√と真琴√を終えた後の分岐で、藍ちゃんがいきなり中村章一に捕えられてピンチになるという。普通にここビビってました。
そしてそこで草薙直哉という芸術家は再び、筆を握らざるを得ない事になります。そこには今まで関わってきた人間達が大勢居る場所、そこに美の化物は再び引き摺り出される………
そこからのED………正直鳥肌凄かったです。どうなんのどうなんの!?とクリックする手止まらなかったです。構成が上手いんだから………
Ⅳ章 Mon panache!
めちゃくちゃ泣いた。
夏目圭という芸術家の物語であり人生を見た─
草薙直哉という少年に出会ってから、虚無に囚われた後にそこに「美」を見出した夭折の天才、夏目圭の人生でした。あの最後を見て、あんなの耐えられる訳がない。大泣きしました。
また、ここでは小さい頃の心鈴との出会いのシーンもありましたがそこも本当に良かった。
健一郎のバイクの後ろに乗る圭、刻を経て圭のバイクの後ろに乗る心鈴、そして直哉の後ろに乗る成長した心鈴、ここのCGが本当に良かったです。
…最期の圭の台詞の後に流れる刻ト詩で深夜に声を上げて大泣きしました。成人男性が。
Ⅳ章を読む前と後で刻ト詩の歌詞の刺さり具合が異常なほどに変わります。
「限界 越える筆の振動
向日葵 最後に君に届け 約束の軌跡
櫻ノ刻ト詩」
↑ここを理解した瞬間から泣きすぎてⅤ章に突入できませんでした。総じてここのシナリオだけでソフトを買った分の元は取れたと言っても良いくらい好きな章でした。
Ⅴ章 D'où venons-nous ? Qui sommes-nous ? Où allons-nous ?
一番の盛り上がりの章であり、多分人によっては賛否分かれる所だなと思います。一番盛り上がるところと合って色々ありますが僕個人の話をするなら……
めちゃくちゃ好きな章でした。ただう〜ん?と思う所や納得いかない所もありましたが、1周目ではスタンディングオベーションでした。好きなシーンしかありません。何より最後の………だって………あそこで櫻ノ詩流されたらそりゃあ……………後Mon panache!とかいう本当の神曲。イントロだけで泣く。
Ⅴ章に入るとサクラノ刻というタイトルが出ますが、あぁ、ここからが「サクラノ刻」なのかと思いました。新生弓張美術部の始まり、圭の過去までが補完を含めた「サクラノ詩」で、草薙直哉という芸術家が美の劇場に駆り出され、再び筆を取るⅤ章が始まりかなと個人的に考えています。
この章の個人的に好きなシーンは多くの人がそうでしょうが、やはりムーア展残念会場のシーンと5人の芸術家が織りなす即興で絵画を描くトーナメント戦でしょう。
そもそもサクラノ詩でヒロイン達を救い続けた皆のヒーローである草薙直哉が、サクラノ刻のムーア展のシーンで救ってきたヒロイン達が勢揃いして手を引っ張られ、もう一度絵を描くという構図が本当に貯まりません。何かグリザイアの楽園思い出しました。でも僕が一番声が出たシーンはあのBGMと共に現れた明石でした。お前が好きなんだよ俺は…………!!ここの旧弓張美術部の集合シーンは頭を抱えました(良い意味で) 稟のプラティヌ・エポラール賞を返還して直哉とムーア賞を争うと宣戦布告するシーンもおおおおおお!!!となりました。こいつビビってばっかだな。詩の推しの氷川里奈も出てきてここら辺ずっと感情爆発笑顔でした。(声に違和感あると思ったら声優さんが変わっていた)
そして、トーナメント戦、直哉vs心鈴戦、ここは2人がどう言う絵を描いたのか見たかった……… 後ここら辺直哉がずっとカッコ良い。この前だったか後だったか藍とのHシーンありましたが、何と言うか僕がもう藍の事を聖母か何かだと思ってるので何か全然興奮しませんでした。一生直哉とイチャコラしてくれ。
そして個人的にアツかったのは長山香奈vsアリア・ホー・インクでした。
いやほんと、長山香奈マジで……………
詩の頃は嫌な奴って印象しか無かったのにこの作品で一気に株を上げすぎです。一瞬で好きになりました。こんなん無理や。抗えるか。
勝ち方も納得いくものでしたし、直哉の火水を意識した丸を描くシーンは痺れました。里奈負けちゃった…………
………………
…………今回も里奈優美Hシーンありがとうございます!!!!!!!!!!!!!!最高です!!!!!!!!!!!!!!!69のCG最早芸術作品かと思った!!!!!!!
はい、そして直哉vs香奈ですが、もうここはもう………(語彙力)
香奈の筆に神懸かった力が宿り直哉と相対するところでしたが両者一歩も譲らずの激戦でした。
ここで個人的にはお披露目すると思わなかった直哉が右手を使うシーンは激アツでしたねぇ。。
この後の病室のシーンでも頭抱えました。良かったな!長山!来世ならチャンスあるぞ!!
そしてここから、稟との勝負のために会場に向かうシーン何ですけどもう…………皆が直哉の為に!って必死になってるのがとても良くて……………
見方が変わったのは詩の頃は正直こいついる?みたいに思ってたトーマスでした。ヒーローに憧れていたけど自分は成れなかった。そこにまさに完璧なヒーロー像である草薙直哉に出会って、嫉妬から色々したけど、でも憧れたヒーローだからこんなとこでつまずいて欲しくなくて、結局手を貸してしまっている………という色々な感情が混ざり合った乗ってる時の会話は沁みました。
そして明石、藍にも助けられて会場に走る直哉、そこから直哉に声が付くんです、もう、天を見ました。オイオイ、俺は主人公が喋るのに弱いんだ。。。。。しかし声かっけえな、お前。
圭との色々を思い出しながら向かってる姿、正直ここら辺めちゃくちゃ泣いてました。何様だ?って感じですが「圭、直哉を見ててくれ……」とか思ってました。誰だよお前。
そこで披露された櫻の芸術家、草薙直哉の絵画は、直哉と圭、2人に関わった全ての人たちの想いが伯奇の水により生まれたその絵画はもう圧巻でした。全ての想いが咲き誇り、そして消えていき、最後に2本の向日葵が残るサクラノ刻の最後に相応しい作品だったと思います。ここで櫻ノ詩流すのは反則。
Ⅵ章 櫻ノ詩ト刻
子供産まれてる!!!!!!!!!
Ⅴ章から数年語の話。まぁエピローグ。もうここまで草薙直哉という1人の人生を見届けてると、涙よりもお疲れ様とかエモの方が先に出てきますね。この章はやはり直哉と片貝が道路を酒を飲みながら歩いて話すシーンがとても良かった………
芸術家達が己を賭けて戦う中、しれっと凄いこと成し遂げてる方貝。
そしてメスガキ味がある直哉と藍先生の子供である依瑠(える)。大きくなった姿が見たいなぁ!!健一郎の孫で直哉の子供って芸術界で見てもエグい能力持ってそうですね。
そして、最後の語りからのグランドED「櫻ノ詩 2023Mix-」
もう感無量でした。素晴らしく綺麗な終わりでした。エンドロール最後の圭と直哉の絵は大泣きしました。そしてタイトルに戻ると藍先生が………
サクラノ刻のEDとしてこれ以上相応しいものはないと思います。サクラノ刻は本当に草薙直哉と夏目圭の話だったと。ただの一オタクとしてどうかこれからも「幸福な生」を歩んでいて欲しい。本当に。
本当に良いゲームって言うのは個人的な考えでは、全てをクリアしてタイトル画面に戻ってから終わった〜と別の事に移るのでは無く、何も出来ず放心とする、ってのが良いゲームだなと思ってます。まさにそれでした。タイトル画面に戻ってからも、しばらくゲームを閉じることが出来ず浸っていました。
まとめ
この頃からサクラノ詩をプレイし始めて刻をクリアするまでに至りました。
いや、本当にやって良かった…………
いつかプレイしようとしてここまでかかりましたが、終えてしまった今は虚無感に陥ってます。ここからの虚無の先に何を俺は見出せばいいんだ……(積んでいる未プレイゲーム達)
詩が発売するまで、そして刻が発売するまでユーザー達は待ち続けましたが、ついに俺もそこの仲間入りを果たしてしまいました。サクラノ響、いつ発売するかな……………これをやるまで死ねないと決まったので待ち続ける日々なのでしょう。
でもさぁ、不満あってさぁ!!!!
これだけ直哉の事を思ってた御桜稟と氷川里奈の√が無いってのはおかしな話じゃないかなぁ!!!!!!!!!!!!!!
ここが本当に納得できない!!!!!里奈なんて直哉の為に絵を描き続けてたのにあっさりだったけど!!!????もっとあったはず!!!!!お兄ちゃんと呼べ!!!!!!!
と言うわけで浅いオタクの感想を読んでいただきありがとうございました。そして、実はケロ枕25thライブにも参加していました。
サクラノシリーズだけプレイして後は曲だけ知ってる感じでしたがそれでも素晴らしいライブだったのは間違い無いです。さくらのことりとかめちゃくちゃイントロで飛ぶの我慢した途中のピアノ生演奏が一番泣いてた。
積みゲーが終わればすば日々やらひまなつやら他のケロQ枕作品もプレイしたいところです。気が向けばまた何かnoteが上がりますのでその時に。それでは!
俺は、ただ一つの仕事を成し遂げるために、無知の人となった。
だからこそ、俺は、どこから来たのか、何者か、どこに行くべきか、知った。
ああ── 刻が流れていく。
美しいテンポを世界は刻んでいく。
その先で──
たぶん、俺はお前に追いついたよ。