娘(第二子)0歳11ヶ月で「川崎病」になった話① 症状の記録と入院まで
4月から保育園に通い始め、ママも5月~仕事に復帰し、保育園の洗礼で風邪をひきながらも元気に日々を過ごしていた娘。
もうすぐ1歳だからいろいろお祝いしなきゃね~🍰と計画を進めていた0歳11ヶ月のある日、まさかの「川崎病」!?
発熱してから数日はただの風邪だと思い込んでいた自分への自戒の意味を込めて…症状や経過の記録を残しておきます
■発熱1日目:なんだか熱がある!?でもご機嫌♪
夜寝る直前になって、「あれ、なんだかいつもより温かい…?」と違和感。
ただ、普段から寝る直前はホカホカになる娘、特にグズることもなくいつも通り寝付いてくれたのでこの日は特に違和感なし。
■発熱2日目:39度超え→保育園お休み。ただし本人は元気
朝起きて体温を計ると39.4度。
1週間前から風邪をひいて鼻水ズルズルだったので「悪化してしまったか?」「もしくは突発性発疹か!?」と警戒しつつも保育園にお休み連絡。
PMかかりつけ小児科を受診。
「心音も問題なく、機嫌も良い(診察中もニコニコ笑っていた)。とりあえず鼻水の薬と解熱剤出しておきますねー」ということで自宅療養。
■発熱3日目:解熱剤でも下がらない体温。大量の鼻水。
前日夜から解熱剤を入れるも全く下がらない体温。ずっと39度以上。
ただし小児科の先生から「小児用の解熱剤は効能が優しいので、劇的には熱が下がらないこともある」と説明を受けていたのでこの時点では「そんなものか…」と気にせず。
本人は機嫌よくケラケラと笑いながら遊んでいて「これが高熱アドレナリンってやつか…」と呑気に自宅保育しながらテレワークをしていた。
この日はとにかく鼻水がすごくて頻繁に鼻水吸引をしていた。
熱が下がらず冷感シートを首に貼り、氷枕で寝かしつけ。
■発熱4日目:さすがにぐったりしてきた娘。小児科難民で再診に行けず(行かず)様子見
朝の検温で39.8度…。
さすがに連日の39度越えで本人もぐったり気味(ちょっと遊んではゴロンと横になっている姿が多かった)。解熱剤も効かないので小児科に再診に行こう!となったが…まさかの!混雑で診察予約取れず。
近隣の第2かかりつけ医も予約受付終了していて小児科難民に。
とりあえず初回の診察で処方された薬がまだあったのと、このタイミングで一度37.5度まで熱が下がったため(この時、なぜ熱が下がったのか…謎)再受診は明日改めてにしようと夫婦で話してこのまま自宅保育で様子見。
…しかし。
夜になって急に機嫌が悪くなる娘。熱も再び上がり39度越え。高熱が続いて体力も削られているのか力なく泣く感じでいたたまれない様子に…。
離乳食は受付けず、ミルクはかろうじて飲むが数時間後に吐き戻してしまった。
ほかに身体の異変がないか観察すると、手のひら、足の裏が心なしか赤く蕁麻疹のように浮腫んでいることに気づく。
「突発性発疹か…?いや、でも熱が下がってから発疹って出るんじゃなかったっけ…」と不審に思いつつも何とか寝かしつけ。前日に続き、冷感シート+氷枕で寝るも、夜中に眠れないのか何度も起きてグズグズしくしくと泣いていた…涙
※この日、小児科予約が取れずに受診を見送ったのが悔やまれる。翌日、小児科でこの件を話すと「そういう時はお電話ください、緊急だから!」と言われたが…熱も一度下がったタイミングだったし、電話してまで…と思ってしまったんだよ(涙) ごめんね娘…💦
■発熱5日目:次々に現れる典型的症状…。小児科再診から緊急入院へ
朝、まだ熱は下がらず39.4度。力なくぐったりとしている娘…。
何とか飲んだミルクも、すぐに盛大に吐き戻してしまった。
急いでかかりつけ小児科の予約を朝イチで取って向かう。出かける前に全身の確認。
・手のひら、足の裏の蕁麻疹?浮腫み?→前夜より範囲が広がっている。
・おへそが真っ赤に腫れている
・目が充血して潤んでいる(ただしこの時は高熱のせいかと思っていた)
・BCG接種跡のまわりがなんとなく赤みがかっている
この時点で、前夜眠れない娘をあやしながら検索魔になっていた私の脳裏に、「川崎病」がよぎる。川崎病の典型的な症状の一つ、BCG接種跡の腫れ…うん、これは腫れている気がする。
とりあえず自分で観察した様子をweb問診票に入力し、抱っこしてもぐったりとしている娘をベビーカーに乗せ急いで小児科に向かう。
小児科に到着、まだ診察順まで前に6人ほどが待っている状態だったがすぐに診察室に呼ばれた。web問診票で発疹が出ていることやBCG接種跡のことなど細かく書いていたので緊急度が高いと判断されたか…?
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再受診の結果、
「ほぼ川崎病で間違いないと思われます。
似た症状が出る、RSウイルス/アデノウイルス/溶連菌、
いずれも”陰性”です。
すぐ紹介状を書くので大きな病院に行ってください、
そのまま入院になると思います。」
とのこと。
更に、再診の時点で新たな症状を指摘される。
・首のリンパ節付近が腫れ上がっている
指摘されてみてみると、まるでおたふく風邪のような腫れ上がり。顔の輪郭も変わるほど腫れていた。自宅で確認したときには全く気付かなかったので、自宅~小児科まで移動している間に出てきた症状だと思われる。
とにかく、紹介状を持たされたその足で、娘を出産した病院へ。
血液検査とレントゲン、心電図、心臓エコーを経て『川崎病』と診断。
この時、川崎病の診断基準とされる6項目(発熱/目の充血/唇の腫れとイチゴ舌/発疹/手足の腫れ/首のリンパ節の腫れ)のすべてが当てはまる典型的な川崎病患者の状態だった娘。
そのまま小児病棟へ入院となりました。
本当に時間単位で次々と現れる典型的な症状に、辛そうなのに泣く力もなくぐったりとるする娘を抱えながら、入院手続きをして病室の準備を待っている間が本当にもどかしい時間帯でした…。
※余談ですが娘は出生後に新生児嘔吐・黄疸・体重増加不良でこの病院の新生児病棟で1週間ほど入院をしていた時期があり。まさかの再びお世話になることになったのでした…