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国際運転免許証って

引き出しを整理していたら、国際運転免許証が出てきた。出てきた、といってもあるのはわかっていたので「久しぶりに見たな」というだけの感覚なのだけれど。

海外旅行の中で一番行っている国はスコットランドで、公共交通機関がそこまで発達していないし時間は限られるしで、効率よくまわるために2回目のときからレンタカーを使っている。その関係で、海外で国際運転免許証をとってレンタカーで走る、というのにはそこまで抵抗が無い。とはいえ、それは一部の国だけで、例えばベトナムとかは絶対自分で運転はしたくないと思ったし(使うならバイクまでに限る)、クロアチアやボスニアは故障すること多そうだしそうなったときに詰みそうだったのでやめておいたり。

そういう走れる走れないの判断は事前にしてはいくのだけど、国によってはやはり車があると行ける場所の選択肢が広がるのでとても良い。もちろん国内も同じなのだけど。日本も、地方を効率よくまわりたい、自分のペースでいろいろな場所を見てまわりたいと思ったら車が必須なのは、海外とも同じ。自家用車を保有するのは、コストが高すぎるので考えていないけれど……。

ところでこの国際運転免許証については、言いたいことというか不満点が結構ある。言いたいこと、というか不満点。

1) 本体サイズがパスポートと違う
パスポート: 88 * 125 mm
国際運転免許証:105 * 148 mm
パスポートよりもひとまわり大きい。このせいでパスポートケースに入らなかったり、入るとしてもギリギリすぎて取り出すのがとても大変だったり。重ねて持つにしてもサイズが合わなくて持ちにくい。

2) 写真サイズもパスポートと違う(と思ったら同じになっていた)
パスポート: 45 * 35 mm
国際運転免許証:50 * 45 mm -> 45mm * 35 mm (2022年5月13日より)
写真サイズも違ったのだけど、2022年5月13日申請分からパスポートと同じサイズの写真になったらしい。以前は写真サイズも違って同じものが使えず、わざわざ写真を別に用意しないといけなかったのだけど、この点は改善されていた。
この調子で(1)もお願いしたい。

3) 有効期限が1年間と短い
申請が面倒で、しかも地味に料金も高いのに1年しかもたないので、また申請に行かないといけない。もうこの時点で精神的にコストが高い。料金が倍でも良いから2年とかにしてもらいたい。

主なポイントはこのあたりなのだけど、(1)の本体サイズは本当にどうにかしてほしい。とはいえ、検索してみると海外の人の国際運転免許証(International driver's license)も同じサイズ、同じ形状をしているのでやはりこれは国際規格なのだろうな、ということが分かる。日本国内だけの規格の話であれば「どうにかしてくれ」とか働きかけでなんとかできなくもないような雰囲気があるけれど、さすがに世界全体で決まっているものについて変更するとなると、調整コストが半端ないことになりそう。

とはいえ、たぶんこのサイズって制定された1949年に決まったものがそのまま使われ続けているだけな気もしている。パスポートのサイズだって各国で統一規格になっているわけだから、「パスポートに合わせよう」というだけであっさり通ったりしないのだろうか。

何かを見直して変更することのコストって、大きい。だからなかなか変えられない。

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