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ニューオリンズ〜デトロイトツアー6日目

この日は、僕の人生の中で本当に素晴らしい日でした。
親父が死んだのは9月2日、でも親父もここにきてくれてると信じて。
9月3日は、僕の歴史の中で大きな出来事になりました。

朝、起きてまず記者会見がありました。
泊まっているホテルの最上階(70階)で各音楽雑誌の写真家が僕らを撮影しながら少し話をするといった時間でした。
高槻ジャズストリートにも来てくれ、1日目のセッションでは1部のホストをしてくれてたイタリアの「ハリケーントリオ」も一緒でした!

photo by Kumiko Hirama

会見が始まる前に、いろんなアーティストが来ていたので、わーわーやってますと、一人のお婆さんがいて一人でポツンとしていたので、なんとか話しに行ったらなんと!デクスターゴードンの奥さんではありませんか!

photo by Kumiko Hirama
photo by Kumiko Hirama

僕、いっぱいソロコピーしたんです!!
て言うたら、思いっきりハグしてくれました!!
感無量です!!
とても優しく、頑張ってねといっていただきました!

photo by Kumiko Hirama

僕たしは、そんなに記者にインタビューされませんでしが、ジャズストで知り合ったいろんな人と、こうやって写真が撮れたのは最高に嬉しい時間でした!

さぁ!
本番まで後ちょっとです!
その前に、リハーサルをしました。

photo by Kumiko Hirama

ホテルの中に、何ヶ所かリハーサル室を設けてもらっていて、その中の一つをお借りしました。
なんか、むっちゃ楽しかった!!
本当に今から演奏なんだと噛み締めながら、でも、いつものライブと変わらんのや!と思いながら。

photo by Kumiko Hirama

僕は、みんなと出来てほんまに良かったなぁと思いながらリハーサルしてました。
こんなんありえへん!と思うくらい、いいメンバーと演奏している時間がものすごく嬉しいかったです。

photo by Kumiko Hirama

清野さんにも、多くのものを頂きまだまだ返せてるのかわからないけど、いつも、心の支えになっています。
自分の思ってることをしっかり出しや!って言うてくれてる清野さん。
もっとよく周りを聴いて、見てみなさいっていつも言われてるようにいもういます。
今回は、アメリカの電源事情のせいか、かなり大きな太い音してました!!

photo by Kumiko Hirama

ゴリさんにも、中学・高校からいろいろ教えてもらいました。
1回ずつイラッと来る事言うてきますが、それは僕がまだまだ小僧やからやと思うようになった。
最終的に、ゴリさんにも支えてもらってバンドの要になってもらってます。
こんなに長く付き合ってくれて・・
ゴリさんの電話「お前は、同じレベルかそれ以上のレベルのやつとやらなあかん」からKHAMSINは始まったんです。

photo by Kumiko Hirama

新しく加入してくれた白石宣政殿にも、いつもパワーもらってます。
何も言わず、ただ寡黙にベースと対峙している姿は、僕にとって安心感というか、もっといろんなところへ行けるって思えるパワーをくれます。

photo by Kumiko Hirama

最年少の柳原由佳殿。
僕は、いつもピアノの近くで演奏することが多いのですが、この写真とは真逆の気迫に満ちた演奏は、僕の背中を叩くと言うより、蹴り倒されてるように思います。
清野さん、ゴリさん、白石くんと本当に音がブレンドしているなぁと思うのです。
「弘法筆を選ばず」の如く、電子ピアノでもしっかりサウンドするそのテクニックには、毎回毎回脱帽です!

photo by Kumiko Hirama

このリハーサルでは、25年ほど前の結成当時のリハーサルとか思い出して涙出そうになっていました。
みんなで考え、相談し、音楽についてもっといい方向に出来ないかと考え、悩む。
そんな日々を送った昔のリハーサルと、なんら変わらない情景がここにあったからです。
とても楽しく、でも、その中に厳しさがあり。
また、前日の素晴らしい演奏に、みんな影響されて、特に清野さんがジョンスコフィールド化したるするのが面白かった〜〜!
僕も、プチケニーギャレットになったり。
みんなでワ〜ワ〜言いながらのリハーサルでした!

本番は、あっという間でしたがスタッフお客さんに支えられていい時間が過ぎていったと思います。

photo by Kumiko Hirama


準備をしている時、白石くんが弾くベースと抱えて入ってくるおじいさん(音響スタッフ)がちょっとケーブルで転けそうになったりして、僕らどきっとしましたが、今になって思うのは「兄ちゃん、緊張してるなぁ!!こんなボケどうや?」って言うてくれてたように思います。
ピアノの天蓋を開ける開けないでスタッフと話ししてた時、「外やから開けたら風の音入るよ?」と言われ、「大丈夫!!それも音楽!」って返したら、OK!ってアーティストのやりやすい環境を整えてくれました。

photo by Kumiko Hirama

終始、すごく楽しかったです!
がむしゃらに、演奏しました!

親父も、一緒に!!!!

photo by Takehiko Tokiwa
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photo by Kumiko Hirama
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photo by Kumiko Hirama
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photo by Takehiko Tokiwa
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photo by Kumiko Hirama

今でも、涙が出てくる。
本当にやってて良かった・・・・
むちゃくちゃ嬉しかった・・・・・
ありがとうです・・・・・


そして、ステージからでもわかりましたがこうやって写真を頂いて実感しました。
本当に多くのお客さんが聞いていて、最後まで見てくださったんだ!
笑顔がたくさんでした!
こんな西の果ての日本人のやってる音楽を聴いて、楽しんでくれたんだと心から感謝の気持ちでいっぱいでした!

photo by Takehiko Tokiwa
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photo by Kumiko Hirama
photo by Kumiko Hirama
photo by Kumiko Hirama
photo by Kumiko Hirama
photo by Kumiko Hirama
photo by Kumiko Hirama

最後、メンバーで前に出て挨拶をしました。

photo by Takehiko Tokiwa
photo by Takehiko Tokiwa
photo by Takehiko Tokiwa

スタンディングオベィションを頂きました。
さらに!「One More!!」「Encore!!」の声が。
ジャズフェスでは、アンコールは次のバンドの演奏の妨げになるので、しないのが普通なんですが、ステージマネージャーが「OK!!」とGOサインを出してくれました!
さらに、ストリーミングの時間を気にしていたのですが「No Problem!!」
と言って頂き、この会場での初のアンコールをしました!

photo by Takehiko Tokiwa
photo by Takehiko Tokiwa

やってて良かった!
と、そして皆さんの拍手とスタンディングオベィションを身体全体で受け止めて、僕たちの演奏は終了しました。

KHAMSINツアーに同行してニューオリンズ から写真を撮っていただいた、
常盤 武彦さん。

photo by Kumiko Hirama
photo by Kumiko Hirama

そして、以前神戸でのライブを聞いてくださり、今回のデトロイトにも来ていただいていた、神野ひでおさん!

そして、開口1発から本当に、今までもずっと友達でしたと言わんがかりに僕と接していただいた、平間久美子さん。
皆さんの写真は、僕の今回のツアーのいろんな事を写して頂きました!!
本当にありがとうございます!

さて、その後は・・・・

photo by Kumiko Hirama
photo by Kumiko Hirama

多くのお客さんが、CDにサインしてもらうのに並んでおられました!
最高でした!!!
いろんな人が並んでくれて、嬉しかった!!

photo by Kumiko Hirama
photo by Kumiko Hirama

もちろん、100枚完売です!!
行きしに重たすぎて、由佳さんのカバンになかば強制的に入れてもらって(由佳さんごめんなぁ!)持ってきたCDが全部無くなったのです!
超嬉しかった!!!!

今回は、僕はおかんから託された親父の帽子と、写真を持って行きました。
演奏中、僕が考えたことないフレーズが出てきたのは、自分でも驚きです。
きっと、僕の身体を借りて思いっきり一緒に吹いたんだと思います。
親父の気持ち、おかんの気持ち、KHAMSINの事、そして高槻ジャズストリートの事。
いっぱいの気持ちが溢れてしましまい、最後のみんなの前で泣いてしましました。
でも、恥ずかしくなかった。
ここまで、いろんな人が一生懸命頑張ってきて勝ち取ったものだからです。
すごく、嬉しかった。
また出来るのなら、呼んでもらいたい!
でも、この9月3日のことは絶対忘れないです。

みんなと終わりの会の後、kHAMSINで打ち上げをしました。
清野さん、白石くんは、ワインを飲み、ゴリさんは「米〜〜〜!」って言い、由佳さんはリールで、僕たちを撮る!
なんかいつも通りのやんちゃくれのバンドに戻ってました!!

由佳さんのFacebookですが、こんな感じでした!


日本でも、このライブとなんら変わらない演奏を!
死ぬまで!!!


最後まで読んでいただきありがとうございました。




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