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地味だからこそ味わい深い戦いぶり

#29

前半戦が終わった。
84試合46勝35敗3分で首位。
2位広島に1ゲーム差をつけているが、
5月の19勝の反動で交流戦の失速は痛い。
打線は粘って四球を選び足を絡めて
犠打や進塁打でなんとなくチャンス到来。
併殺崩れの間に先制、内野ゴロで勝ち越し、
終盤になって犠飛とかでなんとなくダメ押し、
気がつけば、3-1 みたいな試合になり、
盤石な感じのリリーフ陣で逃げ切って
必要最低限の得点で勝つコスパのよさ。
そんな2023年の虎の戦いぶりであるが、
リリーフが崩壊すると交流戦みたいになる。
湯浅の救援失敗で3試合くらい落としているが、
9月には彼が復帰して胴上げ投手を妄想する。
2023年の令和の虎は泥臭く地味。
1985年のバックスクリーン3連発もないし、
2003年の巨人戦1イニング11得点もないし、
2005年の神懸った今岡の147打点もない。
見た目も言動も派手な虎党にそぐわないが、
どんな勝ち方でも勝てば虎党は納得する。
地味な打線の象徴は4番大山の存在感だ。
崩されて頼りないゆる〜いスイングで
見た目にもアウトのなり方が悪い佐藤と違い、
見逃し三振しても次の打席に期待を抱かせ、
堂々とした4番の風格すら漂わせている。
掛布や金本のような華やかさはないけれど、
レジェンドとくらべられるのは酷なこと。
昔はよかったなぁと懐かしい思い出を補正し、
「たら」「れば」好きのアラフィフの虎党は
地味な4番に物足りなくても満足している。

今週の虎党の呟き😙

気づいたらなんとなくアレしてたりするかもよ。

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