虎の悲願の日本一はいつになるのか
#2
イチフジ ニタカ サンオカダ
初夢は見ることができたのか。
日本一のオリックス山があるけれど、
虎がリベンジを果たすには鷹を狩り、
岡田監督のもとで事を成す。
そうでなければ正夢にならない。
2003年の日本シリーズは自宅で観戦。
シリーズ前の星野監督勇退報道に動揺し、
第1戦、第2戦は敵地で連敗。
落ち込んで弱気になるが、
恵みの雨で前向きになる。
甲子園に戻ればなんとかなる。
第3戦は藤本のサヨナラ犠飛にガッツポーズ、
第4戦は金本のサヨナラホームランに絶叫、
第5戦は桧山のタイムリーで日本一を確信、
その間、同じ服、同じ行動、
同じ体勢でテレビの前にいる。
あぐらをかくと城島に打たれる。
体操座りすると松中が三振する。
体操座りに変えてみる。
ピンチに腹筋すると下柳が攻撃をしのぎ、
縁起かつぎに拍車がかかる。
3連勝で逆王手の第6戦は伊良部3回KO。
以降、ピンチのたびに腹筋継続。
苦しい展開、いや、苦しい体勢。
一方、阪神攻撃中。なかなか点が入らない。
正座、あぐら、体操座り、腕枕、
腕立、腹筋、スクワット……。
あらゆる姿勢と体勢を試みるが、
残された姿勢も体勢もない。
逆立ちするか? 全裸になるか?
第7戦は視聴体勢と服装を模索する。
沖原三振、ゲームセット。
博多の夜空に舞う星野監督の姿を瞼に焼きつけ、
日本一をしみじみ迎えようと決めていた。
もちろん、姿勢を正して正座して。
ねぇ、天国の星野さん、
2023年は岡田監督をアレさせて。
今週の虎党の呟き😥
球団名に神がついても勝利の女神は降臨しない。
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