Five Balls


はじめに

今更かよ、、、と思われる方もいらっしゃるかも知れませんが、最近本を通してCoca-Cola社の元CEO Brian Dysonさんの素敵な言葉に出会いました。本日は、その内容をご紹介すると共に、その言葉に対する私の考えを記載したいと思います。

Brian Dysonの言葉

原文 - 1996年9月6日ジョージア工科大学の卒業式スピーチより
Imagine life as a game in which you are juggling some five balls in the air. You name them - work, family, health, friends and spirit. And you’re keeping all of these in the air. You will soon understand that work is a rubber ball. If you drop it, it will bounce back. But the other four balls – family, health, friends and spirit – are made of glass. If you drop one of these, they will be irrevocably scuffed, marked, nicked, damaged or even shattered. They will never be the same. You must understand that and strive for balance in your life.

翻訳 - DeepLにて(一部意訳含む)
人生を、空中で5つのボールをジャグリングするゲームだと想像してみてほしい。仕事、家族、健康、友人、そして心だ。そして、あなたはこれらすべてを空中に浮かべているとしよう。仕事はゴムボールだとすぐに理解できるだろう。なぜなら落としても跳ね返ってくるから。しかし、他の4つのボール--家族、健康、友人、心--はガラスでできている。このうちのひとつを落とせば、取り返しのつかないほど擦り減り、傷つき、跡が残り、あるいは砕け散ってしまう。それらは決して同じものにはならない。そのことを理解し、自分の人生のバランスをとる努力をしなければならない。

ゴムボール

私が、心の中でモヤっと感じていたことをとてもうまく表現してくれていると思ったので、このお言葉に出会った時には、”はっ”としました。
上記の箇所以外の文章を読んでいないので、ひょっとしたら彼の言葉の意図を違う形で汲み取ってしまっているかも知れませんが、私は、
”ゴムボール = 取り返しがつく、ただしガラスのボールに影響を与え得る物”
という受け取り方をしました。
ですので、ゴムボール(仕事)が持つ意味は大きく、それに対してどのように向き合うかが大事だと思います。

ゴムボールへの向き合い方

仕事には、自分だけで出来ることと、自分だけでは出来ないことがあると思います。
自分だけで出来ることは、言い換えると”自分が主体となってコントロールできること”だと思います。そのためには、自分自身をよく知り、適切な形で向き合うことだ大事だと思います。
自分だけで出来ないことは、言い換えると”自分一人ではコントロールできないもの”で、環境面に起因するものが大きいかと思います。
では、その環境面を良くするにはどうしたら良いでしょうか?

  • 会社としては、会社のスタンス(Mission、Vision、Value、Cultureなど)をしっかりStakeholderに示すこと

  • リーダーは、各メンバーの状況をしっかり把握し、会社のスタンスをしっかりと組織に浸透させること

  • 個人としては、会社のスタンスをしっかり把握し、行動に移していくことだと思います。そうすることで、シナジーが生まれてきて、組織が良い方向に向いていく

と思います。

おわりに

今回は、若干抽象的なPostだったかもしれませんが、いかがでしたでしょうか?
海外の方々と仕事をしているとFamily First(家族を第一の優先順位において物事を判断しなさい)という表現をよく聞きますし、私もその考え方に同意していました。
しかしながら、最近上記の言葉に出会った際、一つのPriorityのみをはっきり示すというより、それぞれに相関関係があり、そのバランスをどうやってうまく取るかが大事だと感じました。
日々、仕事や生活をする上で色々なチャレンジがあると思いますが、絶対壊れてはいけないものに対して、どうやって丁寧に向き合い、人生を豊かにしていくのか?、また組織としても何が出来るか?を常に考えながら、これから過ごしていきたいと思います。



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