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はじめまして

noteのアカウントを作りました。存在は知っていたものの、ようやく重い腰をあげた次第です。表現者として感じてきた生きづらさを、このツールで少しでも解消できたらいいと思います。

私の感じてきた生きづらさとは、肩書がないこと、出版事情の難しさ、そして日本のキリスト教会の敷居の高さです。今でこそ、宗教法人の施設で管理人をしていますが、結婚当初は無職で、以後大学の非常勤をかけもちしてきました。子育てに明け暮れつつ、授業の準備と教会の奉仕と学究生活をそれなりに忙しくしてきました。働いているけれど、いずれもパートタイムで、本業というもののない人生でした。どの仕事も中途半端な気がして、自分が何者でもないような、そんな感じでした。

noteを使おうと思った直接のきっかけは、パソコンをやめてiPadユーザーになったことです。Facebookに時おりノートをアップしていましたが、それができなく(少なくとも困難に)なり、代替を探していました。私の書くものは万人向けではないのですが、かといってごく内々の人たちに読まれておしまいにするのは、自分としてはもったいない気がして、でも本にまとめて出版社に売り込むような度胸はないし、自分の不得手なことで神経をすり減らしたくないし。そんな中途半端なものでも、誰かの目にとまってその人のニーズを満たせたらいい、何もしないでいたわけではなかったのだということが、まずは自分に、そしてできれば他人にも、わかればいい、そんな気持ちから、これまでちまちま書いてきたことをここにあげていこうと思ったのです。

アメリカの神学校では、教会内の紛争解決を中心に、平和を切り口にした聖書学、神学、教会史、教会実践を広く学びました。子育てに手がかからなくなってきた頃から、メノナイト教会の平和づくりの働きに関わる仕事を手がけるようになりました。牧師でも宣教師でも神学者でもないこの仕事に肩書はありません。宗教家として肩書を得てからしたいことをするという手順は踏みませんでした。そのこと自体が、日本のタテ社会に対する私なりの異議申し立てなのだと思います。おかげで、教会の内外を問わず、私と働きをともにしてくれる人たちに恵まれています。出会いに報いるためにも、内向型な自分の背中を少し押して、発信していくことにしました。よかったらどうぞお付き合いください。

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