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中国の不都合な闇 『中国での出来事』

 2024年、中国の人口が3年連続減少。死亡者>新生児。2025年からさらに加速する。2024年の人口は14.08億人、対前年139万人減少。また、失業者が多く、地方政府の税収が困難。高齢者が増え、大変な状況。2024年、1~9月で結婚するカップルは2023年より17%減少。特に、6~9月は25%減少。2025年は新生児の数がかなり減少すると予測される。700万人以下となる。(2024年は954万人)

これは予測:                      2031年~2040年、毎年370万人減少     

2041年~2050年、 620万人減少

2050年以降 、 1000万人減少

 都市化政策も人口減少の原因の一つ。都市化政策が進むと、農村部の青年が都市部へ移動。都市部で不動産を購入し生活、結婚、出産する。しかし、生活のコストは高く、未来が不安定。経済悪化により、多くの青年は都市部での生活を諦めた。残った新都会人も結婚・出産を諦めた。

そして、経済悪化による庶民の収入源。生活もままならない状況。将来に希望を見出せないことで、子供を諦める。例えば、北京・上海の金融機関に勤めている金融マン・銀行マンは習近平の指導により給料は、対2023年、40%以上減。そして、上場企業の業績は、2024年第3四半期で23%の会社が赤字、50%以上の会社は減益。なのにGDP成長率5%とはいかに。

中国警察部隊の司令官王春寧、61歳が逮捕された。去年より拘束、調査されていた。武装警察は全国で200万人の部隊。(通常の警察官は150~180万人)王春寧は習近平の腹心。

1月12日から13日に開催された中央政法委員会の全体会議に王氏が欠席。王氏は公安警察や秘密警察のトップと並んで、同委員会8人の副書記。この会議に出席すべき人物だった。そこで、彼が失脚したと、見られた。

王氏は陸軍出身、解放軍第12集団軍の軍長を務めた。苗華氏が第12集団軍の政治委員を5年間勤めていた、その時王氏と苗氏の接点ができ、王氏は習近平派となった。2016年、習近平は王氏を解放軍北京衛戍区の司令官に抜擢。首都防衛と中央鎮座の精鋭部隊を掌握。2020年、武装警察部隊の司令官に任命された。武装警察部隊は第二の解放軍と言われ、国内の暴動鎮圧と体制維持が任務。

 これに対し、習近平の反撃。中央軍事委員会の規律検査委員会が北京で全体会議を開き、軍事委員会副主席の何衛東氏は、「習近平思想を指針として、軍を厳しく統制する」と講話し、習近平の統師権を強く主張した。しかし、この効果はさほどなかった。習近平はすでに軍と武装警察の両方を失っている。

 今度の4中全会で国防部長に劉振立、人民解放軍委主席に張又侠になる可能性大。張又侠は、中国人は中国人(台湾)と戦わない、と宣言。

蔡奇、習近平の腹心、は退職。国防部長鄧軍は調査中。彭丽嫒、習近平の奥は退役。東部戦区の司令官林向陽は調査中。公安部長王小洪、習近平の腹心、は調査中。軍委副主席何衛東、習近平の腹心、は退役又は別の仕事。陳連兵、胡錦涛派、は上海警備区の司令官、李克強の死亡の原因の調査。

3月に全人代、6月に4中全会の可能性大。

 中共中央政府の決定。習近平護衛の警備隊に銃の所有を禁止した。現在、習近平、および党内部の闘争が激化している。習近平派の事務室主任蔡奇と国務院副首相丁薛祥、公安部長王小洪、この3人は内部で激しい闘争をしている。公安部長の王小洪は習近平を守る警備員の武器を禁止した。この3人にも警備員がついており、闘争激化により銃などが使用されるおそれがある。そこで張又侠は、警備隊が銃の所持することを禁止した。習近平の周囲には最低40名の警備員が常時張り付いている

 胡錦濤と温家宝による新人事。武装警察代理司令官(現司令官は逮捕されている)に曹均章、胡錦濤派、2008年四川省大地震の時、温家宝と伴に駆け付けた。国家安全部副部長の石好勇氏を福建省政法委員会書記に任命。温家宝の腹心、習派の駆除が目的。

 天津市は臓器移植の価格を公表。目的は価格競争の防止、価格を指導することで、市場を守る。腎臓 左10万元、右20万元 肝臓 20万元、膵臓 5万元 心臓 8万元、角膜 1.2万元 肺 6万元、小腸 4万元

しかし、臓器は基本寄付されているので値段を付けるのはおかしい。政府は、臓器の保管・輸送・手術・臓器の検査に莫大な費用がかかると説明。 では、なぜこのような価格体系を作ったのか。それは各地域の市営病院が経営難となっているから。

2024年5月、李強首相は臓器移植について条例を作ると指導。その後、国家発展改革委員会、医療の組織が臓器移植を推進すると発表した。脳死の状態になると臓器を寄付することに同意してもらう。

しかし、中国では、脳死状態での臓器寄付に、問題がある。2023年5月、24歳の大学院生が膝の怪我で入院。その後、脳死と発表。父母が息子を確認した時は心臓・肝臓・角膜等がなかった。近年、若い子、特に大学生が行方不明となることが多い。発見された時は臓器がないか、すでに火葬されている。

 中国金融監査部署の発表。政府系の金融機構は、全ての従業員の給料を100万元(2100万円)以下にすること。2月1日より、上限を100万元とする。

国有銀行、各保険会社等。例えば、国有銀行のCEOの給料は70~90万元。一方、部下は歩合制。優秀な部下ならば歩合制のため、上司の給料を超える。

今回の処置は国有企業を機構化にすること。つまり、政府機構は階級がはっきりしている。歩合制はなくなる。

 1月21日、中国公安局により6ヶ国会議を雲南省・昆明で開催。カンボジア内務省国家警察総署、中国公安局、ラオス公安部と国防相、ミャンマー内務省、タイ王立警察署、ベトナム公安部の高官が出席。内容はミャンマー・タイでの詐欺Gの活動取り締まり。6ヶ国代表は徹底的に詐欺Gを無くす、犯罪組織を無くす、被害者を救済する、と決めた。また、中国・タイ・ミャンマーは特別会議を開催して、更に対策を検討した。

しかし、中国の警察は演技をしただけ、外国に行って活動はできない。本気で対応するなら各国政府が活動しなければならない。だが、本気で対応されると中国は困る。犯罪組織のボスはみんな中国人、しかも政府高官関係者。

 中国政府の発表。2025年春、徴兵する。外国語を流暢に話せる兵士が不足している。2ヶ国語話せる兵士を優待する。(習が学校教育で英語をはじめ、外国語を禁止にした効果)

中国ならではの裁判の奇想天外な判決:
1月22日、浮気がバレ、離婚騒動。離婚を要求したが、法律は支持しない。その理由:浮気は同居ではない、重婚ではない、よって違法ではない。配偶者に忠実でない、愛がないとは証明されていない。当然、賠償請求も不支持。法廷として、社会の安全を守る、夫婦の関係を守る、一時の感情で離婚しないように。重婚、他人と長期間の同居と言う証拠があると、離婚を支持する。これが裁判所の判断。しかし、中共の指導:離婚が多く出産減の対策

北京の裁判所:
遺産の相続での裁判。中国には相続税はない(その理由は最後に分かります)。張氏、独身、が亡くなった。不動産300~400万元がある。両親もおらず、遺書もない。そこで、従兄弟、叔父、叔母らが相続で揉めていた。裁判所に決めてもらうとした。
裁判所の判決:政府が相続する。理由:合法相続者が居ないので国家が徴収する。親族らは揉めると社会の治安が悪くなり、政府として治安を守る義務がある。揉めないように、政府が相続する。
親族は弁護士になんとか、と依頼した。弁護士によると、遺産はすべて政府の権利との法律がある。で終わった。だから相続税はない。

 1月26日12時36分、瀋陽、大東市の市場での爆発事件。退役した警察官、冤罪で免職となった、が爆弾を爆発させた。彼は冤罪を地方政府に訴えたが無視された。数年前の事件であり、政府は何の処理もしなかった。彼は、習近平が瀋陽市の市場に来る、と言う情報を得た。彼は、習近平に直訴することを考えた。23日、習近平は市場で肉饅頭を食べた。しかし、警備の部隊が多く、近づけなかった。26日も来ると言う情報で、彼は待っていた。恐らく、習近平はまた肉饅頭を食べに来たと考えている。しかし、習近平は早朝市場を去っていた。
12時ごろ、黒い帽子をかぶった人物が監視カメラで確認されている。公安局の人物は黒い帽子をかぶった男をマークした。監視官は後ろから追いかけた。それから1分後に爆発。

習近平の視察 電動バイクに爆弾積載

2025.01.30







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