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変化の波に乗るディズニー:四半期決算で見えた挑戦と成果

今日は私のお気に入りのディズニー株(DIS)について、四半期結果から今後を読み解きます。

最初に株価はこんな値動きです。



第2四半期決算で、売上が少し期待を下回ったものの、最終的な収益は予想を上回る結果を出しました。


特に注目すべきは、Disney+とHuluが初めて黒字を達成したこと。
これは、ディズニーの新たな収益の柱として期待される部分ですね。

テーマパークとクルーズ事業も健闘し、特にアメリカ国内での成長が目立ちました。
しかし、テレビと映画スタジオの部門は減収。

以下は、ディズニーの最新の四半期財務報告から見える主要な数字とその意味です。

  • 収益:昨年同期に比べわずか1%増の221億ドルですが、少し期待には及ばなかったようです。

  • 調整後一株当たり利益:30%増の$1.21で、これは予想を大きく上回る結果です。

  • Disney+ コア加入者:前年比6%増で、着実な成長を見せています。

  • フリーキャッシュフロー:21%増の24億1,000万ドルで、財務の健全性を示しています。

テーマパーク部門は特にアメリカでの成長が顕著で、ウォルト・ディズニー・ワールドとディズニー・クルーズラインが好調でした。海外では香港ディズニーランドが業績を牽引しています。

さらに、ストリーミング事業はこの四半期のハイライトで、Disney+とHuluが初めて利益を出しました。これはCEOボブ・アイガー氏の努力が実を結んでいる証拠です。ただし、従来のテレビネットワーク部門は広告収入の減少に苦しみました。興行収入も下落しましたが、これは昨年の『アバター』続編のような大ヒット作と比較してしまうと厳しいものがあります。

最後に、ディズニーは自社株の買い戻しに10億ドルを投じました。これは、経営陣が現在の株価に投資価値を見出していることを意味します。
以下は3月末時点の発行済み株式数と自社株買い状況

発行株式数を一定に保っていましたが、自社株買いをするする余力が出てきたと言うことですね。もともと株主還元性の高い企業ですから。やはり長期に期待できる銘柄です。

市場の反応は一時的に否定的でしたが、通期の見通しの引き上げや強化される収益性に期待が持てる状況です。今後の広告収益の動向と、アイガー氏とそのチームが収益性をどのようにさらに向上させるかが、株価にとって重要な要素となると思います。


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