歌詞から読み解く2021年のアイドルポップス
こんにちは!ロムです!アイドルをさまざまな視点から研究しています!
今回は歌詞から読み解く2021年のアイドルポップスについて語っていきたいと思います。今年もたくさんのアイドルソングが世に出たわけですがその中でも知名度のあるアイドルグループからリリースされた曲たちにある共通点を見つけました。
それは”転換期”です。
転換期と言っても色々な意味を持っているので今回は3つに分けて紹介していきたいと思います。
〜始まり〜
まず”始まり”という転換期として最初に紹介するのは≠ME(略称ノイミー)のメジャーデビューシングル君はこの夏、恋をするです。ノイミーは指原莉乃さんプロデュースのアイドルグループで=LOVEの妹分グループです。
ノイミーは元々曲は出していましたがメジャーデビューはしていませんでした。そんな中で7月にメジャーデビューという転換期を迎えたわけですが作曲には欅坂46のデビューシングル「サイレントマジョリティー」を手掛けたバグベアさんを起用しデビューシングルに相応しい布陣となっています。
歌詞を見ると冒頭『≠MEまだ間に合うGo for it 全力で走り出そう』というグループの名前とともにスタートを感じさせる歌詞から始まっています。ストーリーとしては主人公が片想いしてる人との恋模様を描いているのですが『君と目が合うその瞬間夏が始まる』であったり最後には『2人目が合うその瞬間恋が始まる』と歌っているなどとにかく”始まり”を意識させる歌詞が見られます。ノイミーとしての始まりとこの主人公の恋のストーリーの始まりを記しているのではないかと思います。のちにアンサーソングもあるのではないかと期待する一曲です。
”始まり”という意味で次に紹介したいのはSUPER☆GiRLS(略称スパガ)のWELCOME☆夏空ピース!!!!!です。2010年結成のアイドルグループでスパガは毎年盛り上がる夏曲をリリースすることで知られています。
この一曲はスパガ第5章新体制の幕開けを飾る一曲で新章スタートにふさわしい王道恋愛ソングとなっています。歌い初めには『幕開け!夏だ』という歌詞があり”始まり”を感じることができます。この曲は以前リリースされたナツカレ☆バケーションのアンサーソングとなっていてナツカレ☆バケーションでは片想いだった主人公の恋が実りWELCOME☆夏空ピース!!!!!では2人での夏の旅を歌にしています。
最後には『この先もずっと』という歌詞があり主人公の恋に対するメッセージとアンサーソングとして受け取る今までのファンそして新体制による新規ファンへ向けたメッセージだと感じます。新章という転換期を迎えた中でぴったりな一曲です。
〜集大成〜
"集大成”という転換期としてまず紹介したいのは26時のマスカレイド(略称ニジマス)のトルマリンです。26時のマスカレイドは2016年結成の5人組アイドルグループです。
ニジマスは今年5周年を迎え5周年記念アルバムトルマリンを発売しました。作曲にはニジマスでも多くの楽曲を提供してきたクボナオキ氏が担当し作詞はリーダーの江嶋綾恵梨さんが担当しています。
5年間の集大成を思わせる一曲で歌詞の中ではAメロBメロで今までを振り返りサビでは5年目という節目を機にさらに高みを目指そうという決意が綴られています。ファンへ向けた今までの感謝そしてこれからへの想いやメンバーへ向けた歌詞も散りばめられています。
最後の部分では『さあ行こう!まだ見ぬ世界で輝こう叶うまで叶えるまでガラスの向こう側へ』と締め括っており題名のトルマリンに合わせた表現でこれからに向けた言葉を紡いでいます。さらにグループとして勢いをつけるための転換期となる一曲となっています。
次の紹介するのは虹のコンキスタドールの世界の中心で虹を叫んだサマーです。虹のコンキスタドール(略称虹コン)は2014年にデビューしたアイドルグループです。
虹コンは毎年アップテンポでライブ映えする夏曲をリリースすることで知られています。この曲は虹にかけて結成7周年の節目に夏曲集大成としてリリースされた曲です。
今までリリースしてきた夏曲6曲の歌詞や振り付けを取り入れ7周年の集大成の一曲ということがわかります。ファンへの想いを綴りながら今までを振り返りそしてこれからもファンとともに高みを目指そうと宣言している曲です。サビでは「なんたってアイドルなんです」という特徴的な切り口から虹コン的アイドル像を歌詞に記しています。
7周年を機にさらに駆け上がっていこうとしている虹コンにとって転換期となるような一曲ではないでしょうか。
〜卒業〜
卒業という転換期として紹介したいのはコレって恋ですか?のシンキロウです。コレって恋ですか?(略称コレ恋)は2019年結成で動画配信者コレコレさんプロデュースのアイドルグループです。
この曲は卒業した癒愛みうちさんの最後の参加楽曲で癒愛みうちさんへ向けた曲となっています。蜃気楼のように去ってしまう友の別れを惜しむ儚い一曲です。友の旅立ちに誇りを持ちいずれまた会おうと誓いながら送り出しています。今まではコレコレさん本人が曲に参加するなどポップな曲が多かった中で今回はコレコレさんが参加せず本気度がより伝わる卒業ソングとなっています。
この曲の最後には『別々離(べつべつり)スタート』と記しておりこれからのコレ恋そして卒業した癒愛みうちさんに対する新たなスタートを歌っています。メンバーの卒業という転換期を迎えたコレ恋がこれからどのような世界を見せてくれるのか楽しみです。
最後に
今回は"転換期”をキーワードに歌詞から2021年のアイドルポップスについて読み解いてきました。毎年アイドルは色々な変化をしていくわけですが2021年は大きな変化、要するに転換期があったことでそれを曲するグループが多かったように思えます。この転換期を機にこれから各グループがどのような活躍を見してくれるのか期待したいです!
最後までありがとうございました。