やり続けること
学校でも企業でも、1度やると決めたことは、よほどの理由がない限り、一定期間はやり続けた方がいいと私は思っています。
教員だった頃、卒業制作に期間中のみ、以下3つのことを必須化していました。
1.必ず朝イチでグループMtgを10分程度実施
2.このMtgに週1回は私が必ず参加
3.週末はリーダーから私へメールにて報告
上記の2と3については私自身が関わってくるわけですが、特に2は校務など何らかの理由で参加できない等が起きる可能性があることは当初から想定していました。
なので、そういった時に備えての代替策を準備して、安易に「やらない」という選択肢は絶対にとりませんでした。
理由は幾つかありますが、学生たちには必須としておきながら、自分自身は何でもアリだといずれ信頼関係は破綻します。
それだけでなく、そのうち形骸化してしまえば、関わるものも形骸化しがちになり、卒業制作というプロジェクトそのものも破綻する可能性もあります。
これらの理由は、卒業制作が終わりに近づくタイミングで、君たちが就職してから、いずれリーダーとしての役割を果たす時、頭の片隅に入れておいてね・・・という感じで、私の経験値も含めて伝えてきました。
こういったことは、伝えた時に理解してもらえなくてもいいと私は思っていて、先々のふとしたタイミングで「そういえば・・・」ぐらいに思い出してもらえれば、それでいいのかなと。
「忙しい」とか「やるべきことができた」というのは誰にでも起きうることです。なので、それを既得権益のようにして振る舞うことは、周囲を蔑ろにしていると理解されても仕方がないのかなと私は思っています。
やり続けることは、何らかのカタチで、周囲に対して必ずプラスの影響を与えると思います。
安易に物事を始めるのではなく、やり続けるために必要なことまで考えた上でやるべきではないでしょうか・・・。