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【Figma】背景切抜きプラグイン「RemoveBg」の使い方

こんにちは、ひろです。
YouTubeサムネイルなどを作成する際、人物の背景を切り抜いてデザインに組み込むことはよくありますよね。だけどそのたびにPhotoshopなどの外部ツールへ移行するのは正直面倒です。いざやろうと思うとPhotosshopが起動してなかったり..

そこで今回は、Figma内でワンクリックするだけで背景を簡単に除去できる有名なプラグイン「Remove Bg」をご紹介します。知ってる人も多いと思いますが、サムネイル制作の効率をぐんとアップさせてくれるので、ぜひ活用してみてください!


RemoveBgについて

Remove Bgは、背景除去特化のオンラインサービス「remove.bg」が提供しているAPIを活用したプラグインです。AI技術による画像解析で、人物、物体、アイコンなどの画像から高精度で背景を取り除くことができるツールです。Figmaの日本語対応前からある定番の背景除去ツールとして人気です。

専用のWebサービスとしても有名なRemove Bgですが、Figmaプラグインを利用することで、わざわざブラウザを行き来せず、Figmaの編集画面上から直接背景を切り抜きできるようになります。


Remove Bgを活用したサムネイル例

Remove Bgと複数のプラグインを組み合わせてサムネイルを作成してみました。人物の後ろに周り込むテキストなどFigmaだけで作成可能です。
YouTube用にインパクトがあるサムネイル制作に活用できますよ!

また、無料プラグイン「Icons8 Background Remover」も同じように背景を切り抜くプラグインです。こちらは、5MBまでの画像なら無料で切り抜きを行なってくれます。高解像度の写真には対応していませんが、APIなしですぐに使えるのでこちらもおすすめです。

RemoveBgの使い方

では、早速使い方を見ていきましょう。

はじめに、Remove Bgにアカウント登録を行い、APIキーを取得します。

removebg公式サイト

アカウント作成が済んだら、右上のアイコンから「My Account」→「My Dashboard」へ進み、「API Key」タブ内の「+ New API Key」からAPIを生成&コピーします。

次に、Figmaへ戻り「コミュニティ(⌘+2)」で「Remove bg」を検索し、「場所を指定して開く」で任意のファイル上でRemove Bgを開きます。既存のファイルを指定するか、新規ファイルで開いてもどちらでも構いません。

立ち上げたプラグイン画面で、コピーしておいたAPIキーを入力し、保存します。

あとは、切り抜きたい画像をFigmaに取り込み、「Run(実行)」するだけで、画像を切り抜くことができます。

remove bgの実行

ビフォーアフター

処理前(before)
処理後(after)

ほぼ違和感なくきれいに切り抜かれていますね。

画像を拡大して確認してみます。

かなり大きく拡大してディテールを見たところ、髪の毛のエッジ部分は若干削られているものの、細かいところまで切り抜かれています。

ただ、この画像では、イヤリングの先端部分は、不要なオブジェクトとして扱われ背景と一緒に除去されてしまっていますね。

切り抜き結果

その他、指と指の間や体の輪郭も、ほぼ違和感のない状態で切り抜かれています。実際には、被写体からおよそ3〜4ピクセルほど内側でカットされ、エッジには微妙なぼかしがかかっている状態です。

この仕上がりを踏まえ、手動での丁寧な切り抜き作業とRemove Bgが提供するクオリティのどちらを選ぶか、用途や求める完成度で選ぶことになりますね。

Remove Bgの料金

Remove Bgの利用料は、最大0.25メガピクセル(25万画素)のプレビュー用画像(個人使用の場合)なら無料で利用できますが、それよりも大きな高解像度の画像を処理する場合は、料金がかかります。

アカウントを作成すると、高解像度(フル解像度)画像をダウンロードするための1クレジットが自動的に付与されます。まずはお試しで手持ちの画像で試してみて、クオリティをチェックすることができます。

有料プランは大きく「サブスクリプション」と「クレジット買い切り」があります。

サブスクリプションは、
40クレジット/月 ¥990 (1枚あたり¥25)
200クレジット/月 ¥3,990 (1枚あたり¥20)

などクレジットの数によって月額料金が変わります。

また10万件以上の画像を処理する場合は、カスタマー専任マネージャーがついて対応してくれるとのこと。

対応形式は、ファイルサイズが最大22 MBの「JPG」または「PNG」形式の画像をアップロードでき、透過PNGにて切り抜き後の画像をダウンロードできます。

その他詳しい仕様については、充実したヘルプセンターが用意されいますので、ぜひチェックしてみてください。

まとめ

RemoveBgプラグインは、背景除去という一見地味で煩雑な作業を、Figma上でスピーディに完結させてくれる頼もしいツールです。
これにより、わざわざPhotoshopや外部Webサービスを開かずに、プロトタイプやデザインコンポーネントを即座にアップデートできます。

Figmaを主軸にデザインを進めている方は、この機会に是非「Remove Bg」プラグインを導入し、スピーディかつ快適なデザイン制作環境を手に入れてみてはいかがでしょうか?


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