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毎日の反時計回り(猫エッセイ)

帰宅して、ご飯を食べていると
毎晩、ファルがテーブルのまわりを
グルグル回る。

最近気づいたのだけど、
必ず、反時計回りで、
チラッとこちらを
やぶ睨みして
通り過ぎる。

あんまり毎日なんで
笑ってしまい、

「そんなグルグル回ってたの
チビくろサンボのトラみたいに
バターになるよ」

といって、デカとらファルにゃん、
と命名した。
 チビ→デカ
 くろ→とら
 サンボ→ファルにゃん

が、ワタシが食器を片付けだすと
「こっち来て!」
とニャンニャン騒ぐ。

ついていくと、なんと
自分のお食事処で、
「わっち(自分のことをそう言う)が
カリカリ食べるの見てて」
と言う。

「晩御飯くらい、付き合ってよ」
と言われている気がするのは
ワタシの妄想だろうか。

それでも、数分はご飯(カリカリ)に
付き合ってやる。

すると、後足をモジモジして
(照れているときにすることが多い動き)
カリカリを食べている。

「モジモジしてへんよ!」
と、言ってるようだが・・・。

猫は、ご飯食べているとき
そばにいてほしいものなのだろうか。

#創作大賞2023   #エッセイ部門

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