見出し画像

猫に借金(エッセイ)

私は月額のお小遣いを
決めている。

例えば、3万円だとしよう。

が、毎月、5千円ほど、
足りなくなる。

そんなとき、借りるのが
ファル用の貯金、
「ファルにゃん基金」である。

以前、ファルを病院につれてったとき、
一通りの検査に1万円かかって
めまいがした。
(どこも悪くなくてよかったけど)

そこから、月々千円ずつ貯めていく
「ファルにゃん基金」が始まった。

が、5千円でストップしている。
なんとかなるか、と思って
放置しているのである。

そこへ、自分のお小遣いが
不足して、毎月4千円ほど
借りる。

そして翌月、3万円のお小遣いを
得たところで
ファルに4千円返す。

つまり、毎月、2万5千円くらいの
スタートなのだ。

なら、お小遣いを5千円増やせば
いいのに、なんか、ファルに
借金するのが嬉しくて
止められない。

「ごめんね、ファルにゃん、
お金借りるね」
「ありがとう、ファルにゃん、
お金返すね」

・・・一人妄想猫遊び借金である。


#創作大賞2023    #エッセイ部門

いいなと思ったら応援しよう!