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「血脈の火」流転の海 第三部 宮本輝さん(読書感想文)(*ネタばれ注意)
第三部は、愛媛で過ごした
熊吾一家が大阪に戻ってくる。
伸仁の曽根崎小学校(うちの
父の母校)通いや、
天神橋、曽根崎警察署、
中之島の住居・・・
うちの近所過ぎて、コーフン?した。
大阪でも問題山積み。
親友・周栄文の娘、麻衣子の
面倒や、ヨネ(伊佐男の息子を生んだ)
の面倒。
2人を城之崎の温泉街で
飲み屋をやらせて、そこで
友人の千代麿が外で生ませた女の子も
育てされるという熊吾の
面倒見のよさ。
そこで、他人同士、和やかに過ごす
麻衣子とヨネ。
接着剤の会社の失敗や、
プロパンガス販売、中華屋、
雀荘経営、きんつば屋と、
バリバリやっては潰していく熊吾。
観音寺のケンというヤクザと
伸仁とのふれあい。
そして近江丸の爆発事故と
それにからむ愛憎劇。
伸仁が、どんな人間に育つのか
楽しみな、壮大な物語。