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私が考える神の技?(エッセイ)

人間関係において
神が介在するまでは、
ネチャネチャに引っ付いていた。

若さもあったのだろうが
ずっと引っ付いていないと
不安だし、少し離れただけで
カチンカチンに固まってしまう
ボンドのようものだった。
(固まるくせにネチネチ)

が、神という存在を意識したとき
人間関係は、柔らかい油紙に包まれた。
(クッキングペーパーかな?)

ネチャネチャに引っ付かず、
近くにいても遠くにいても
油紙から手を出せば、
いつでも握手できる関係。

友達関係はこれでよし。

ただ、恋愛は、油紙も濾してくるようだ。

以前よりマシになったようだが、
滲み出した愛情(・・すでに欲望で
はないが純粋な愛情ともちょっと違う)は
自分自身の油紙をネトネトにしていまう。

いかんいかん、と、乾かしながら、
カラカラに乾いていくのだろう。

油紙は、半紙でよくなり、
そして、土に戻る。

神はある種の紙を以って人間を
制しているのだろうか。(?)

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