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「異人たちとの夏」山田太一さん(読書感想文)(*ネタばれ注意)
47歳で、離婚したさみしい
シナリオライターが
12歳で死に別れた両親に再会する。
両親30代半ばで、自分が47・・・
だけど親子。
ここまでは、
バック・トゥー・ザ・フューチャー
チックなんだけど、
主人公はだんだん
げっそりやつれていく。
桂(ケイ)という名の女が、
その直前、主人公のもとに現れる。
胸にやけどのあとがあり・・・。
で、結局、大どんでん返し。
生気をうばっていたと
思っていた両親との再会を
お膳立てたのも、ケイ。
ケイは、実は自殺した女で、
その前夜シャンパンを持って
主人公に飲もうと言ってきたけど、
それを断られて自殺・・・。
なんか、ケイのうらみにも
根の深さはなくて、
わざわざ両親出す意味も
あんまりなくて。
要するに、弱っていた主人公が、
ちょっとした悪霊に
ハマったって感じ?
それじゃ、両親に失礼だな。