【永久保存版】 渡米準備 完全マニュアル (原稿用紙18枚分)
はじめに簡単に自己紹介!
2022年2月にボストンに渡米したヒロと申します。
普段はインスタグラムでアメリカ生活情報を発信しています♪( IG : @hiro_boston_ )またアメリカ生活情報を総括したまとめアカウント(IG:uslife_info)も運営しております♪
さて、私は単身でアメリカに渡航し、全ての準備を自力で行いました。この記事では、私の実体験をベースに「渡米準備の全て」を分かりやすく示していこうと思います!
渡米を考えられている方や渡米準備中の方にとって非常に役立つ情報だと思いますので是非ご一読ください!
どちらかというと「駐在員や駐在帯同の方向け」の記事になります。
あくまでアメリカに一時的に(1〜5年)拠点を移す方向けです。
有料だからこそ書ける少しグレーな情報(?)も盛り込んでいきますので、
是非参考にしてください!
渡米準備について
渡米準備を始める時期は人によると思います。
私は赴任6ヶ月前に辞令が出てから準備をはじめました!(このくらいが一般的)
具体的に行ったことは、下記の20項目となります。
↑これを見ると気が遠くなるかもしれませんが、一歩ずつ進めていけば大丈夫です。
最終的なチェック表として使っていただいても良いかと思います♪
それでは項目ごとに詳しく解説していくので気になる項目からご確認ください(途中から有料です。すべてを詰め込んだので分量はかなり多いです!ゆっくり何度も読んでくださいね!)
項目別に解説
1. 病院への受診
まずはじめに健康面のチェックです。
海外生活では体調管理が何より大事ですので、一番最初の項目とさせていただきました!私は下記の医療機関に受診しました。
① 人間ドック
② 歯科検診
③ 眼科検診
④ 予防接種
人間ドックについて
海外赴任であれば短くとも1年程度は海外生活を行う方が多いと思います!
なのでもし可能であれば人間ドックを受けておくことをおすすめします!
赴任に帯同する方やご家族もぜひ受診しておきましょう。
次に歯科検診です。
ご存知の方も多いと思いますが、アメリカの歯科治療は非常に高額です。
例を上げると、神経を抜く根管治療(Root canal)は1本で10-15万かかります。また加入する医療保険によりますが、歯科は対象外の場合もあるので
極力アメリカで歯のトラブルは避けたいです。。
赴任が決まった段階で、必ず歯科を予約し、渡米までの期間に治療を完結させることを強くおすすめします!
眼科に関しては、目に傷がついていないかなどを確認しておくと安心です。
私の場合は、処方箋をもらい約2年分のコンタクトを購入しておきました。
アメリカでかかりつけの眼科を探すのも一苦労なので、個人的には日本で買っておくほうが楽ですね!(有効期限だけ要確認)
最後に予防接種です。
推奨されるワクチンの種類は地域によって異なります。
(今回はアメリカでの推奨例になります。)
アメリカでは、MMR(麻疹・風疹・おたふく風邪)、DPT(ジフテリア・百日咳・破傷風)、ポリオのワクチン接種が推奨されています。
過去のワクチン接種履歴をもとに、お医者さんと相談しながら進めていきましょう。特に破傷風は2回の摂取が必要なことがあり、1ヶ月間隔を開けることが求められるので、準備はお早めに!
またインフルエンザはお子さんの入園・入校に必須だったりするので、事前に確認して日本で受けておきましょう♪
2. 国内銀行口座の整理
次は国内の銀行口座です。
海外に赴任する場合(日本非居住者になる場合)
残念ながら原則、国内銀行口座は閉鎖が求められます。
ただし実際に求める対応は銀行によって異なり、
実は口座を残しておいてもOKの銀行もあったりします。
日本給与を受け取るように残したい場合もあると思うので
銀行は慎重に選びましょう!
そこで下記に私が知っている範囲の各銀行の対応をまとめてみます!
少しグレーな話なので、あくまで参考程度にお読みください。
① ネットバンキング(楽天銀行・住信SBI銀行)は最も厳しいです。
海外からアプリ等にアクセスが有った場合、即閉鎖などの手続きが取られた報告もあり、トラブルを避けるために渡米前に閉鎖(もしくは残高をゼロに)しておくことをおすすめします。
② メガバンク(三菱UFJ、三井住友)は原則閉鎖ですが、渡米前に代理人を立てることで口座の維持が可能です。また海外からのアクセスが有っても即閉鎖などの手続きを取られた話はあまり聞きません。
③ ゆうちょは最も緩めで、原則は閉鎖ですが残しておいても特に問題がないと言われています。私はゆうちょを国内給与受取口座に設定しており、問題なくアプリで残高の確認ができております。
以上をまとめると
ネット銀行は渡米前に閉鎖し
メガバンクやゆうちょは銀行を維持しておくのが良いでしょう。
※渡米中はアプリからのアクセスも極力さけ、
確認したい時はVPNで日本からアクセスするようにしましょう!
3. 国内証券口座の整理
次に証券口座(株式等)の取り扱いです。
結論から言うと、日本の証券会社は非居住者の証券口座保持ライセンスを持っていないため、口座の閉鎖が必要となります。
私も特定口座やNISA口座で株式を保有していましたが、全売却しました。
特にアメリカは国籍に問わず在米者の株式保有の申請を義務付けているため
無申告で日本口座を保持していると問題になったりもします。
こっそりNISA口座を保有したまま渡米している方もいますが、マイナンバーと証券口座が結びついている以上、個人的にはあまりリスクは取らないほうが良い気がします。(最終的には自己判断です。近年はバレた場合は非課税口座→課税講座に移される場合もあるそうなのでご注意を。)
4. 国際運転免許の取得
次は運転免許です。
アメリカの運転免許は、州によってルールが異なります!
例えば、マサチューセッツ州は国際免許があっても1年以上居住する方は
アメリカ国内免許の取得が求められます。NYなどの州も同様です。
もし警察に捕まると、警察官ごとに対応が異なります。
(実際アメリカの警察官が国際免許を把握しておらず。交渉次第になるそうです。適当な対応で罰金を取られることもあります。)
おすすめは「国際免許(1年有効)」を日本で取得し、渡米後に可能な限り早くアメリカの免許を取りに行くことです。
また車+自動車保険を購入する際は、「無事故無違反証明書」が必要あると価格が下がったりもするのでぜひ免許センターで取得しておきましょう。
※これは別件ですが、帰国予定前に日本の免許の期限が切れる方は渡米前に書き換えが可能です。切れてからだと面倒くさいのでこちらもお忘れなく!
5. 米国滞在用スマホの購入
次にアメリカで使用するスマホに関してです。
実は日本とアメリカでは使用している周波数が異なります。
なので日本のスマホ(特に格安スマホ)は非対応だったりします。
お持ちのスマホがアメリカで使えるか確認しましょう!
間違いないのが、全世界で販売されているブランドです。
例えば、iPhoneやGoogle Pixel, Galaxyなどは世界中で使えます!
個人的には、アメリカにAppleの店舗がたくさんあるので
iPhoneを持っていくのが安定かなと思います。(修理対応も簡単)
6. 不要クレカの整理
次に日本のクレカについてです。
日本のVISAやMASTERのカードは海外でも使用可能です。
ただし海外為替手数料が3%ほどかかるカードが多いので
海外で使い続けるには向きません。
なので年会費無料のクレジットカード(例.楽天カード)を1〜2枚程度持っていき、アメリカでクレジットカードを作成するのが良いでしょう。
(項目8で詳しく解説します)
そのため年会費がかかる不要なカードは渡米準備に余裕があれば解約しておきましょう!(数年後に使うかなんてわかりませんしなるべく身軽に!)
※私は渡米1年半後に楽天カードが不正利用し、アメリカから凍結しました。こういうリスクを考えると全解約でも問題なさそうです。
7. 米国銀行口座の開設
渡米前に米国銀行口座に海外送金しておく方が多いと思います。
日本からアメリカの銀行口座を作れる銀行としては「ユニオンバンク」が有名でしたが、現在はユニオンバンクの新規口座受付は停止されています。
※三菱UFJがユニオンバンクの株式を売却したため。
現在はユニオンバンクはUS BANKに買収され、三菱UFJ経由でVISA取得後90日以内に渡米するお客様に口座提供を行っているそうです。こちらが最も無難な選択肢かと思われます。
もしくは現地についてから現地銀行口座を開設し、日本の銀行から海外送金をするのも選択肢かと思います。例えば、ChaseやBank of Americaが有名で店舗が近くにある銀行を選ぶと便利だと思います。(渡米後1ヶ月以内には口座は作成可能です。)アメリカはカード社会ですので、渡米直後に銀行口座が無くても日本のカードで何とかなる気がします!
8. 米国用クレカの申込み
次にアメリカ生活用のクレジットカードについてです。
駐在スタートでおすすめなのは「JAL USAカード」or「ANA USA カード」になります。渡米前に申請しておくと渡米直後にアメリカで郵便で受け取ることができ、アメリカ銀行口座に繋げばスムーズにドル払いが開始できます。(為替手数料なし)
下記2つはほぼ同じなので、利用する航空会社の方を選べばOKです!
例えば私は、成田↔ボストンでJAL便が就航しているので、JAL USAの方を選びました。(渡米でマイルも結構貯まると思います♪)
・JAL USA カード
・ANA USA カード
その後、SSNを取得後にこれらのカードに紐付け、支払いをすることでクレジットスコアを稼ぎ(アメリカ独自の信用スコア)、もっとお得な現地クレジットカードを作っていくのが良いでしょう!
アメリカのクレジットカード特典は日本の数倍お得です!!
9. 米国用SIMカードの契約
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