獅子座の新月

太陽は獅子座(7/22 16:44 〜 8/22 23:56)の時期ということもあるだろう。

獅子座の支配星は太陽。

太陽にとって、とてもフィットしている獅子座に配置されているので、太陽のように輝いている人や華やかでゴージャスなイベントに、人々はフォーカスしやすい。

7/26から開催されたパリオリンピック。

獅子座と言えば、ゴールド(とダイヤモンド)。

金メダルを獲得するために、戦うオリンピック選手たち。

そう言えば、スポーツ選手のホロスコープに、火の星座(牡羊座、獅子座、射手座)が強調されているケース多い。

4年に一度のオリンピック、不動宮の(太陽が)獅子座の時期に開催される理由を占星術的に考察すると、金メダルを獲得するために、長い年月をかけながら情熱を持ち続けてエネルギーを注いできたことで戦うこと。

(活動宮の)牡羊座や(柔軟宮の)射手座の時期もいいかも知れないけれども、やはり(不動宮の)獅子座時期が、オリンピックに相応しいのだろう。

テレビに映った柔道の阿部詩選手、負けた悔しさに号泣した瞬間が印象に残る。

阿部詩選手のホロスコープを確認する。

太陽蟹座、月射手座生まれ。

太陽蟹座で蟹座のステリウム(太陽・水星・火星)ということもあり、感情が極めて活性化しやすい。

公の目をあまり気にしないで、「悔しい」という感情を身体いっぱい表現してしまう特徴は、ホロスコープに示されている。阿部詩選手らしい、そういう表現をしたほうが彼女の場合、今後のエネルギーがよりパワーアップするのではないだろうか。

阿部詩選手の獅子座0度の金星、今回のオリンピック時期、トランジット冥王星は水瓶座0度。

トランジット冥王星が、阿部詩選手の金星に、タイトにオポジション(180度)というハードアスペクトしている。

トランジット冥王星が関わっている年、8割以上の人は、置かれている立場のそれぞれのレベルにあった「試練」がやってきやすい。

トランジット冥王星が関わっているとき、本人の実力が発揮しやすい時期ではない人が多い。

例えば、有名人の場合、バイデン大統領の撤退表明。

”バイデン氏の月は牡牛座0度、ちょうど今、トランジット冥王星と正確にスクエア(90度)というハードアスペクトを形成している。” (過去のブログ　2024年7月22日)

安倍詩選手とバイデン大統領の共通点、不動宮0度の惑星を持っているので、今回トランジット冥王星の影響を受けやすい。

安倍詩選手は今年24歳。4年後のロサンゼルスオリンピックでのご活躍に期待。

8月4日20時13分、獅子座12度34分で、新月を迎えます。

新月は、一般的にものごとの切り替わりやスタート時期です。どんなことが芽生えたでしょうか。

今回の獅子座新月の場合、太陽と月は6ハウスに配置しています。

6ハウスは、職場や生活習慣、健康やダイエット、ペットに関連します。

その太陽と月は、双子座の火星と木星とセクスタイル、60度というソフトアスペクトを形成しています。

その象徴に関して、積極的に行動していく、やりたいと思ったことを実行しようとする意識が高まります。基本的に行動力があるほうがいいと思います。

ただ今回の新月は、ちょうど水星ステーション、水星が留まっていて、新月から24時間以内に水星は乙女座4度で、水星逆行のサイクルに入ります。

急いで決断したり行動しなければならないこと以外は、水星の速度が通常よりも遅くて、それも留まっている状態が続く8/4から8/7は特に、保留にしておいたほうがいい可能性が高いでしょう。

占星術的な見解として、獅子座新月の時に思い浮かんだことは、水星順行して、乙女座4度に戻る日、9/12以降に決断したほうが順調に事が進みやすいです。

今回の新月で、他に注目すべきアスペクトは、木星と土星のスクエアです。

オーブは3度以上あり、8/20の水瓶座満月、木星と土星が正確にスクエア(90度)のアスペクトを形成します。

木星と土星の組合せ、社会活動のテーマ、6室で新月ということもあり、仕事、職場のこと、転職したいという気持ちが高まる人も増えるでしょう。

さらに、その木星と土星のスクエアは、ASC(アセンダント)に強く関わっています。

社会活動(仕事)で、目に見える結果や成果を充分に出すために、どうしていくといいのだろうか。

そのような意識が高まる人も、今回の新月時期に増えることが推測できます。

逆行土星とこれから逆行する水星のアスペクト、クインデチレ(165度)の期間も、水星の速度により、通常より長い期間、そのハードアスペクトが形成されます。

ちょっとネガティブな内容になりますが、今回の新月前後は、鬱っぽかったり、特定の悩みで思い悩みやすい人もいるでしょう。

うつになりやすい傾向がある方は特に、今回の獅子座新月は水星逆行直前ということもあり、適当でいい加減でルーズに過ごしたほうがいいのではないでしょうか。

状況にもよるかも知れませんが、あんまりキッチリ真面目な態度で完璧にこなそうと心がけないほうがいいのではないかと思われます。