アレクサンダー・テクニーク長野市レッスンのご報告-2015年8月2日(日)
2015年8月2日(日)のアレクサンダー・テクニーク長野市グループレッスン、炎天下の中7名の勇者たちがいらしてくださいました。
東京と違って、吹き抜ける風が気持よく、涼しかったですが、日差しはとても強かったです。
写真を撮るのを忘れて、クラスを解散した後に、その場にいらした方だけで撮影しました。グスン
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実は、この日は午前中に初回のピアノを趣味で演奏される方と個人レッスン。最初にお問い合わせをいただいて、実際にレッスンでお会いするまでに2年半。。。
ふだんは編集のお仕事をされる方で、お話が面白かったです。そして、理解力の高い方で、そして率直な方でした。
特に視界に注意を向けると、今までと支えも、音の聴こえ方も、演奏の音も、まるで変わることを喜んでいらっしゃいました。
レッスンの後、
「河上先生のアレクサンダー・テクニークのレッスン、ピアノを演奏される方が受講されると、感激されるでしょう?」
とおっしゃいました。
私は
「面白がってくださる方が多いようです」
とお答えしました。
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午後はアレクサンダーテクニークのグループレッスン。初回のヴィオラ奏者の方が小さいお嬢さんの体調不良で欠席され、7名の方がいらしてくださいました。
ヴィオラ奏者2名
チェロを始められた方が1名
金沢からピアノ奏者の方1名
アルトサックスの方1名
プロのクラリネット奏者1名(この方だけ初回です)
どんなレッスンをしたのか、数例お話しします。
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ヴィオラの方(男性)の方が座って演奏されるときに、うまく座れていないとおっしゃったので、みなさんで、皮膚のボディマッピング「皮膚、皮膚。。。」をしました。
長野では初公開。かなり効果があったようです。
この方とは運動の軸が真ん中に1つあると思うよりも、左右に2つの筒(つつ)があると思った方が、動きが豊かになると申し上げて、そのためのワークもしました。
アレクサンダーのディレクションを言い換えて、頭がリードして背骨がついてくるという教師もいますが、私はそれだと重要な部分(胴体の厚みや大きさ)が抜け落ちるような気がします。
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ヴィオラの方(女性)は、からだが小さくて、腕が小さくて弓が余るということでしたので、下げ弓(ダウンボウ)のときに、背中が長く広く思っていただき、脇の下を押し下げないようにしていただいたら、余裕が出て、弓が余らなくなりました。
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初回のクラリネットの方とのレッスン。管楽器は、そもそも楽器を構えたときに楽器の重さと腕の重さが「からだ」の前に行くのですが、その重さをどこで支えるのかというところから始めました。腕や肩で持ち上げたら、力みが生まれます。腕や肩で支えるのではなくて、楽器と腕よりも後方になる胴体の重さとバランスさせるのです。
手をつないでスクワットでその方法を理解していただいた後、実際に演奏していただくと、楽器が軽くなり、呼吸がしやすくなり、音の表情と響きが豊かになりました。
「腕が長くなって、余った感じがしませんか」と聞いたら、
「はい」というお返事
そこで、前腕を回内するときに、二の腕に与えるオポジションの方向を思っていただくと、腕が余らなくなり(持て余さなくなり)、
されに、親指を解放する方向を思うことで、5指の運指を自由にしていただきました。
なお二の腕の方向性と、親指の解放は、呼吸をさらに自由にする効果もあります。
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こんなふうにみなさんとレッスンしました。
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この後、グループレッスンにいらした金沢のピアニストの方とピアノのあるスタジオで個人レッスンしました。
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後日アルトサックス奏者の方から、先日の演奏会で、視界を広く取ると、呼吸が楽にあり、楽器が軽くなり、いつもよりも納得の行く演奏ができたというご報告をいただきました。