2016年1月24日(日)の横浜でのアレクサンダー・テクニークのグループレッスンのご報告
2016年1月24日(日)の横浜でのアレクサンダー・テクニークのグループレッスンの記念写真です。
レギュラーのピアノ奏者の方2名、
和太鼓奏者の方
サックス奏者の方(音大生)
数年ぶりにいらしたフルート奏者の方
5名の勇者たちがいらしてくださいました。新規は2名様。
最初の1時間は、頭を動かしたり、腕を動かしたり、振り向いたり、歩いたりしていただきます。普段通りに(すでにワークを経験していらっしゃる方は、最初から使って)。そして次に私といっしょにアレクサンダー・テクニークを使って。
アレクサンダー・テクニークを使って動くと動いているときの違和感や「からだ」への負担が減りますし。そして動いた後に筋肉の硬直が解けるので、血行がよくなります。
ですから、アレクサンダー・テクニークを使って動くことは、日常生会のなかで気をつけていただくだけでなく、ルーティンとしてしていただくと、「からだ」が楽になります。
そして、この日のテーマのラセンのディレクション。例えば、二の腕を内転・外転すると私たちの腕には負担が生まれることが多いですね。このときにある方向を思うと、その途端に動いているときの負担や違和感を減らすことができます。そして、動き終えたときに、肩や脇の下、腕のつけ根が解放されます。
もうひとつ。ラジオ体操にもありますし、や中国気功にも似た動きがありますが、胴体を左右に大きく回旋する動きを行いました。アレクサンダー・テクニークを使って行うと、地面から脚、胴体、腕、指先への力の通り道が開かれ、腕は振うとしなくても、大きく動きます。
この後、それぞれの方がお持ちになったアクティビティを行ないました。
和太鼓奏者の方とは、太鼓を叩くときに、脇の下を潰さないことに注意していただきました。そのようにすると、「からだ」のなかの力の通り道が開かれ、太鼓に向かう力も、太鼓から戻ってくる反力も、「からだ」のどこかに滞らず、瞬時に全身に分散するので、「からだ」への負担や違和感が減ります。
立って、左足を前に出して、左手に持ったバチで太鼓を叩くときに、左の腰に負担がかかるというお話でした。そこで、叩くときに膝への方向を思っていただくと、腰への負担がなくなりました。
今回はエアー楽器でした。次回は本当の太鼓を使って個人レッスンするお約束をしました。
サックス奏者の方とは、楽器をどうやって支えるのかというレッスンをしました。
胴体の後ろ半分の重さと前に伸びる腕と楽器の重さをバランスするようにして立ちつと、呼吸が楽になりますし。腰や肩や腕への負担が減ります。そして呼吸も楽になります。
よく起こりがちなことは、管楽器を構えるときに背中側を縮めることで、そのようにすると、息が入りにくくなり、楽器が重くなり、指回りが不自由になります。
サクソフォンを演奏するときには、ストラップをつけます。ストラップも改良が進んでいて、より胴体でサポートできるタイプのものもあります。しかし、どのようなストラップを使っても、ストラップと胴体が接触している小さい面で楽器を支えようとすると、ストラップが胴体に食い込むような負担が生まれます。
しかしすでに書いたように胴体全体あるいはお尻も含めた背中延滞とのバランスを取るようにすると、負担は減るのです。
久しぶりにいらしたフルート奏者の方とは、楽器との前後のバランスの取り方と左の肩甲骨の方向についてレッスンしました。フルートを構えるときには、左手が内側に向かいます。そのときに左の肩甲骨がつられて内側に入ると。左の腕と肩と胴体への負担が増えます。
しかし、左の肩甲骨のディレクションを思うと、楽になります。
ピアノ奏者のおひとりとは、皮膚のボディマッピング「皮膚、皮膚。。。」の復習と内臓のボディマッピング(この日は腎臓)を行ないました。演奏するときに、より落ち着けるようになったそうです。
もうおひとりのピアノ奏者の方とは、突然始まった介護のアクティビティと、そして演奏も行ないました。
この後で、荻窪に移動して、音高生のピアノ奏者の方と個人レッスン。その後で、音大1年生のフルート奏者の方とレッスン。
この日の天気予報は雪。でも降らなくてよかったです