作品解説「科学特捜隊」
ウルトマンを良く見ていました。宇宙怪獣が出現し真っ先に出動するのは 科学特捜隊 。それで手に負えなくなってウルトラマンがピカッ、シュワっと登場します。ウルトラマンは科学特捜隊の隊員であるハヤタ隊員が変身します。いや正確にいうとウルトラマンがハヤタ隊員の体を借りていて、何かあった時ウルトラマンに戻るのです。ちなみに通は科学特捜隊を略して”科特隊”と言います。
その科学特捜隊のシンボルマークが #流星マーク というやつで五角形の星の下に稲妻が、はかまみたいにくっついたような形をしています。隊員はこの形をした小さな無線機( #流星バッジ というそうです)を胸に付けていて、おしゃべりする時は先っちょの小さなアンテナをちょっと伸ばしておしゃべりするのです。
ある日、少年はその流星マークを大きく描いて見たくなり、小学校のグラウンド一杯に流星マークを描きました。
運動会なんかで使うライン引きを使って石灰の白い線で、宇宙からも見えるように大きく描いたのです。
しかし、それが先生に見つかってしまい叱られてしまいました。でも先生は呆れてしまって本気では怒っていませんでした。
背景の校舎は奈良県吉野郡にある #旧丹生小学校 の校舎をモデルにしました。現在は廃校となっていますが昔の木造校舎のままで残っています。奥吉野の山間にありますがとても立派な校舎です。ここはNHK朝ドラの山口智子主演『純ちゃんの応援歌』の撮影場所にもなりました。
使用画材:紙、ガッシュ
サイズ :257 × 364