『007 ノー・タイム・トゥ・ダイ』
007シリーズで最初に劇場で観たのは『リビング・デイ・ライツ』
というまあまあな、おっさんなんですが、シリーズに
ガッツリハマって大好きという訳でなく普通に好きくらい。
が!ダニエル・クレイグがボンドに就任してからのシリーズは苦手でした。
しかし、今回の『ノー・タイム・トゥ・ダイ』は過去シリーズにあった
荒唐無稽な設定や、分かりやすく熱いアクションが戻ってきて本当に
久しぶりに「007を観ている感」が高くとても良かった!
アナ・デ・アルマスがとにかくめちゃくちゃ素晴しい!最高でしたね!
そして何より良かったのはエンドクレジットで流れる曲!
にわかボンド好きおじさんも心の中で涙を流しながら
スタンディングオベーション状態でしたよ!
(もっと良く知っている人は本編の音楽の引用で気付いますね)
つって勢い、クレイグ版ボンドの評価も現在爆上がり中で観終えた瞬間から
大盛り上がり…なんですが数日経ってあることに気付いた。
「オタクのツボを押さえるようにリサーチされた作品増えた問題」
007シリーズは25作の歴史があるので、さまざまな要素、押さえる点
成功、失敗、小ネタの宝庫な訳でそれらを徹底的にリサーチして配合を
間違えないようにすればオタク(ファンダム)が喜ぶ「商品」を作るのは
簡単なのでは?つうかそうやって作っているでしょ?
そしてこれはあれですよ、MCUが史上最高に上手くやってる事ですね。
韓国映画が世界で注目されるのも同じ理由な気がするし。
で、『ワイスピ』はウケを意識しすぎて暴走中という(笑)
(そしてスターウォーズキャサリン・ケネディチーム?が失敗した事)
80年代から今まではエンターテインメント作でも監督の作家性が
作品の良し悪しに係わると思ってましたが
「今」は様々な要素、注文を無理なく作品に纏められる
職人監督の時代なんだなぁーというのが今回の気付きでしたよ。
ついでなので好きな007映画主題歌↓