見出し画像

勝ちにこだわって何が悪い

人をどんなタイプか診断したり、分けたりするものは多くあるが、その中の1つであるソーシャルスタイルという診断方法では人は4つのタイプに分類される。
ドライビング、エクスプレッシブ、アナリティカル、エミアブルの4つ。
簡単に言うと、ドライビングはリーダー、成果を求める。エクスプレッシブは、ノリ良くみんなを盛り上げるエンターテイナー、アナリティカルは常に冷静でロジカルなアナリスト、エミアブルは思いやりで人を助けるサポーターである。

わたしはこの4つの中ではドライビングだが、わたしがこのタイプだと知ったのはつい数ヶ月前の事。
それまでわたしはエミアブルという思いやりで人を助けるサポータータイプだと自分で思っていた、しかも人を自分の優しさでサポートするのが得意と自負していた。

だけど、違った。

それを知って腑に落ちた。
だから、30年間ずっと苦しかったのか。
周りと合わせている自分が。誰かと会うといつも疲れ切っていたんだ。
今では分かる、それは本当の自分を押し殺して一生懸命エミアブルを装っていたから。

いや、どんだけよ。
30年間装って生きてきたなんて、仮装大賞優勝だよ。
金メダルあげちゃうよ。
ってぐらいすごいなって今では思う。

でも辛い、生きづらいなんてあんまり思ってこなかったんだよね。
それが普通と思ってきたから。

なぜわたしがそこまでしてエミアブルを貫いてきたのか。
それは、育った環境や学校が影響してたんじゃないかなと思う。
学校では基本的にみんなエミアブルになることを求められるし、
そう過ごすのが正解という雰囲気はあると思う。
特に女子は学校生活の中で浮くことはいじめに繋がったりするから
なるべくいじめられたくない場合はそれを選択するよね。

日本のいい母親像だってエミアブル、こどもの話をよく聞き、寄り添う。
母親になってからもそうなろうと努力してきた。

ドライビングの場合、こどもの頃から成果や勝ちにこだわる。
でもそこで親に、みんな違ってみんないいとか、勝ち負けじゃないとか
勝った負けたで判断するのはよくないことだ。
なんて言われてきたとしたら勝負にこだわるドライビングは
自分のその考え方がダメなんだと思ってしまったりする。

わたしがまさにそれで、勝ち負けにこだわるわたしのこの思考を何とかしたい、やめたいとまで思っていた。

それがタイプ診断の専門家の方とお話をした時に勝ちにこだわっていい、それが良さです。
そう言ってもらえてすごく嬉しかったんだよね。

ずっとこの勝ちにこだわる思考はいけないものだと思ってきたから。

だからわたしはこれからは堂々と勝ちにこだわる。成果にこだわる。

サッカーの本田選手が勝ちにこだわんなくていいよ~
なんて言ってたら変じゃん。
彼は勝ちにこだわっているからかっこいい。
そういうこと。

みんながそれぞれのタイプのまま生きるからみんな生きやすいし
良さを最大限に出せる。

みんながそう生きれたらいいよね。



いいなと思ったら応援しよう!