パチンコ業界で不正をした者達

いつまでも無くならない不正

今回は
不正がバレて懲戒免職になった等

私が見てきた
インパクトの強かった不正を記事にしました。

現職の方は仕組みの再確認
どの業界でも不正はあると思います。

パチ業界ではこんな事があると
参考になると思います。

どうぞお楽しみください

甘い誘惑

パチンコは大衆娯楽ですが
ギャンブルとイメージしている人が多いです。

なぜなら
日銭が激しく動きますし
設定など機械の状態によって
大きく儲かるイメージがあるからなんですね。

なので
不正な手口で儲けようとする輩達が

店舗のスタッフや関係者に
甘い誘いをしてくる事があります。

上司、後輩、同僚とのお付き合い

内部不正を見つけた時の対応ですね。

その会社は相談窓口のような匿名で報告出来る
仕組みが無かったので、見つけたスタッフも

どうしていいかわからず黙認から始まり
お小遣いをもらうようになり
自分で不正をしてしまうパターンでした。

自分の後輩なら
まだ注意出来るかもしれませんが
先輩や店長が不正している事を

見つけてしまった場合
注意や会社へ報告が出来るか？どうかですね

業者とのお付き合い

店長クラスになると
対業者と直接お付き合いをする事もあります。

業者側も
お取引を継続していく為に必死ですので
コーヒー1杯から始まり
食事やゴルフに誘われたりと

政治家とは言いませんが『接待』があります。

そこで終わってくれれば良いですが

仲良くなりすぎると
『インマイポケット』をやる人が出てきます。

〇〇さんの口聞きで取引出来ると
〇％をキャッシュバックしますよ。
みたいな感じです。

いまではそのような事が起きないように
業者と現場スタッフが
親密な接点を持たないように
仕組みを作っている店舗も多いです。

お客さんとのお付き合い

毎日遊びに来ている常連さんと
スタッフが付き合っていた。とか・・・

近くの飲み屋で仕事をしているから
今度飲みに来ないか？？

コーヒーの差入れから
どんどんエスカレートしていき
見返りに『設定を教えて』

出勤が多いスタッフは
ほぼ毎日会う訳ですから

何が起きてもおかしくはないです。

実際にあった内部不正の手口

ゴト情報で〇〇県のお店で発生した事案。。。
そんな業界ニュース的なものを見て

まさかうちでは無いでしょ
って言う事が起きるんですよ

下記は今まで私が実際に経験した内容です。
過去の記憶を
思い出して記事にしました。

設定情報の漏洩

店舗の幹部がほぼ全員グルだった
という話ですが

当時エクセルシートの島レイアウトに
当日の設定を入力する仕組みでした。
その設定が記載されたレイアウトを
持って並んでいる奴がいたんです。

その元締めがいて
レイアウト用紙をお買い上げ

設定⑥は１台辺り〇〇円
確か50,000円だったかな？
で元締めが購入。

元締めは80,000円ぐらい？？
で販売する仕組みです。

かなり台数がある
大きな店舗で繁盛していました。

しかも
20年近く前の時代で
初代『吉宗』『北斗』がありました。

毎日『数十台』の⑥を投入していたそうで
毎朝ざっくり５０万円以上のお金が
お店の開店前に動いていたという・・・

いま思えば不正をしていた
幹部連中は
そのお給料でそんな贅沢は出来ないでしょ
って生活をしていましたね。

不正器具の取り付け

これも20年近く前の話しですが
『吉宗』へブラ下がりを取り付けた話しです。

実行犯は当時24歳ぐらいの正社員でした。

閉店後の作業で
『吉宗』のプッシュボタンの裏側に

8ピンハーネス
通称『ぶら下がり』器具を設置して

営業中にその台で
セット打法で大当りを誘発させる
だったと思います。

毎日いろいろな打ち子がその台を狙いに来て
赤字垂れ流し状態

遂に本社のゴト対策部隊が
台のチェックをした際に
ぶら下がり器具を発見。

カメラで追いかけたら
そのスタッフが取り付けていて
捕まったという流れです。

懲戒免職は勿論
被害届も出して、裁判までしたとか
しないとか・・・

その犯人の電話帳に載っていた
スタッフは事件発覚の翌日に
事情聴取で本社に監禁状態

携帯も没収事情も説明されないまま
本社で１泊したスタッフも多くいました。

落とし物管理

新人スタッフも平気な顔してやっていました。
悪い事だと思ってない

タバコの忘れ物は
カウンターに置いておきましたが
その先の仕組みが出来ていなかったので

あるスタッフが
ホールの忘れ物の
タバコを吸い続けていました。

さらに落とし物のタバコは
そのスタッフに
渡せばOKな仕組みになっていました。

あとは
『ipone』の盗難事件ですね。
まだ『SIMカード』
なんて言葉がない時代で

お客さんから
台の取り置きで使っていた『ipone』

『この台に置いた携帯が無くなってる』

ほぼ毎日のように
携帯紛失事件発生していました。

結局他のスタッフに見つかり御用でしたが

そのお店だけでも30台ぐらい
他にもやっていたそうですが。

外国人に１台　10,000円だったかな？？
で売りさばいていたそうです。

携帯電話は貴重品と
認識が変わろうとしていた
時期の出来事でした。

あとはアルバイトスタッフが
貯玉カードに落し玉、忘れ玉、閉店後に
大量貯玉を繰り返して自分の親に交換させていました。

働いた3ヶ月で
交換した額が『500万』とかだったと・・・
結構な枚数を毎日貯玉していましたよ。

まとめ

記事を書いてると
どんどん思い出してくるものですね。

正直言って
現在もどこかで
不正している人はいると思います。

僕から言える事は

最後は絶対にバレるんです。というか
見つかるまでやめられなくなるんですね。

皆さんも少しでも意識する
何かのきっかけになれれば幸いです。

それではまた