パチンコ店はボロ儲けなんでしょ!!
パチンコ店はどれぐらい儲けているのか?
こんな疑問を私なりに考えてみました。
パチンコ店はどれぐらい儲けているのか?
パチンコ業界の現状
下記のグラフは
全日本遊技事業協同組合連合会が
集計した組合加盟店舗の実態調査です。
2016年末には10,000軒あった
パチンコ店も2021年末には
7,637軒まで減少し
全盛期の半分になったと言われています。
さらに
2022年1月の旧規則の撤去期限で
閉店する店舗も多いと考えられます。
家賃のお店は相当キツイ営業でしょう。
パチンコ業界の業績
下記の表は矢野経済研究所の調査で
ホール経営企業132社の平均値です。
2020年度の粗利率は
14.4%に対して経費(販管費)が
14.5%となり▲0.01%の赤字です。
販管費には遊技機費用が含まれています。
パンデミックの発生で
営業時間短縮や
営業自粛をして苦しい中
2020年~2022年1月末は新規則機への移行で費用が微増する状況となります。
特に2021年末は、新規則機への移行が最終段階を迎えることから
さらに販管費が上昇し利益を圧迫すると予測出来ます。
どの業界も非常に苦しい状況を
何とか乗り越えようとしていますが
パチンコ店も非常に苦しい現実なんです。
中にはお客さんが
ビッシリ入っていて
繁盛してそうに見えていても
実態はどの企業も
苦しい状況なんですね。
1台あたりに落として見てみよう
ここから私が実際にお世話になった
(どこのお店かは言えませんが)
店舗様の個別機種の実績データを
基にイメージしてもらいます。
ちなみに下記機種は
長期間使えためったに無い、超優秀な機種です。
北斗無双の実績値
1日台あたりの 売上 11,207円 粗利 2,763円
年間365日 計算をすると 台あたり 売上410万円粗利 100万円
粗利率で24.4%の実績です。
ゴージャグの実績値
1日台あたりの 売上15,358円 粗利4,430円
年間365日 計算をすると 台あたり 売上560万円 粗利160万円
粗利率で28.5%の実績です。
全国平均データ
全国のパチンコ平均
1台あたり売上19,434円 粗利2,700円
粗利率で13.9%となります。
全国のスロット平均
1台あたり売上14,996円 粗利2,404円
粗利率で16.0%となります。
まとめ
ここで例えば
パチンコ100台 スロット100台のお店だとして
ここから台数×日数で計算すると
パチンコ2,700円×100台=270,000円×30日=810万円
スロット2,400円×100台=240,000円×30日=720万円
お店の月間粗利は1,530万円です。
金額で見ると額が大きいので
これは儲かっていると勘違いされてしまう所なんですね。
しかし機械台だけで言っても
新台の価格はざっくり 1台 50万円 もします。
その他に人件費など非常に経費もかかる業界なんですね。
1台あたりにすると大体 2,000円~2,500円で運用していると思います。
なかには企業努力で2,000円を下回っている所もあります。
そんな事を言ってもユーザー目線で見れば勝ち負けがありますから
負ければ頭にくる事もあると思います。
しかしパチンコ業界の皆さん汗水たらしてなんとか生き残ろうと
必死で頑張っている事をご理解頂ければと思います。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?