大山甚七商店 ACOU RUM 2023
2月の話ですが久しぶりに出張し、はじめての鹿児島県指宿に行ってきました。
指宿といえば九州本土の一番南で砂蒸し温泉なんかで有名です。
温泉入りたかったですが大山甚七商店(焼酎やGIN、リキュールを製造)さんが新たなお酒造りチャレンジするとのことで見学と体験に行かせて頂きました。
地元の無農薬サトウキビを搾りその日のうちに仕込み醗酵させ『アグリコールラム』を造る。
アグリコールラムは世界でもラム生産量のわずか約2%ほどらしく日本でもほぼ見かけませんし・・・・ 日本ではラム製造がまだまだ少ないですね。
サトウキビは刈った瞬間から劣化が始まるためその日のうちに搾り、
その日のうちにアグリコールラム造りのため酵母添加し醗酵させます。
ラム酒のほとんどがサトウキビを搾り加熱濃縮することによりできる糖蜜を原料にしておりますがアグリコールラムは絞ったサトウキビジュースが原料となる大変貴重なラムです。
大山甚七商店は同じ地元にある昔から無農薬サトウキビをつくっている『うんまか糖』さんを知りラム酒製造を思い立ったらしく指宿の無農薬原料で指宿の蔵が醸すまさに地酒造り(ラム酒造り)
そのうんまか糖さんは無肥料無農薬でサトウキビをつくり約20年ほどで
無農薬でサトウキビを作っているところはほとんど無く特別な存在。
『うんまか糖』さんの無農薬サトウキビ畑はまるで竹やぶみたいで一本一本手作業で刈り取りし、特殊なカマで綺麗に剪定し糖が多い部分を残していきます。
これが手作業なんで大変です。💦・・・ 1時間ほどお手伝いしましたが刈り取って使える部分を剪定したらサトウキビはほんの少し・・・😓
その後絞る、作業です。
メキメキバキバキと絞り器にサトウキビを入れていきます。
絞りたての無農薬サトウキビジュースを飲ませて頂きましたがこれが自然の甘さか!! めちゃくちゃ優しく美味かったです。
その日に絞ったサトウキビジュースを蔵に運び仕込み開始。
祈るような思いで自分たちが刈り取ったサトウキビジュースにラム酵母を美味しくなれーーーと添加しました。
サトウキビを刈り取り搾汁を行い、仕込み体験までとても勉強になった1日でした。
その日のうちに醗酵がはじまり2月8日に絞った無農薬サトウキビサトウキビジュースがまちにまったラム酒になりました!!
ACOU RUM 2023 (AGRICOLE WHITE)
アルコール度 50%
内容量 500ml 販売本数 553本 6930円(税込)