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小さな神様の話し
赤倉の旅館でパーティーの時
参加者のS女史から「実は私の勤めて居る病院に、霊が見えると言う女介護士さんが居て、その人があまり騒ぐので、戸隠の宮司さんに祈祷をしてもらいその霊を払ったのですが、それから病院の経営が上手く無い。霊にも、良い霊と悪い霊がいるんですか?」と言う質問があった。
透視して見ると、かなり怒っておいでの小さな神さまがみえた。本当に人間とは勝手な者である。
そして、小さな祠が見える。今はその祠で寒さをしのいでおられた。
宿の若女将に握ってもらった小さなお握りを持ち、
朝早く、妙高で私の13面体の勉強をしている、若い女性に車で、病院と、近くの神社に出向いたが、そこではない。
足が勝手に動く、見つけた、小川の中洲に立つ石の祠、霊視すると、おられた。お気の毒に小さな祠に入れるような小さな神様が寒そうにしておられた。
まず小さな神様は私の掌にうつる温かい。そこで、ホコホコのお握りを掌に移す。すると嬉しそうにお握りの匂いをかいでおられた。先ずは一安心である。
「どうしましょうか?」と伺うと、「病院に戻りたい」と言われる。「人に見つからない様に。内科のS先生の側にいる様に。」
病院にお連れして、戸が空いたら、中に入るように
お話しする。内科のS先生分かるだろうか?神様を病院にお連れする。まだ病院は空いておらず、給仕室のボイラーの白い湯気が出る所をこのまれた。
同行した、若い生徒さんは心なしか、病院に力がもどったように感じられると言われた。
そうです。今迄ちょっと霊体が見れたり感じたりする人間が小さな神さまを幽霊扱いしてとんでもない間違いを起こしている、こともあるんですよ。
座敷童さんが小さくなってしまわれたのか、小さな神様は病院にもどられたようだ。