NO more Harassment~いじめ撲滅への願い=教師によるいじめ(小一編その2)

恐怖の日々のはじまり

入学式の次の日から、当然学校生活が始まるわけですが、ことばに表せない不安で、落ち着きませんでした。

あの担任教師は、こども達のことには興味がない様子で、しきりに、
「学校のきまり」、「学校のきまり」
とのたまわれます。
それだけなら問題はないのですが、
「もしも守れなかったら、げんこつするよ!はりたおすよ!」
「学校から帰さないよ!」
と、「おどし」ともとれるフレーズを、頻繁に発してきます。加えて、
「先生があなた達を叩いたら、目んたまも飛び出るよ!そうならないように、言うことを聞きなさい。」
と言い、その場を締めるのです。

今まで、幼稚園や保育園でのほほんと生活してきた僕たちには、その言葉が、ズシンと響きました。
そのためか、前日はニコニコしていたこども達から、笑顔も精気も消え失せてしまいました。

ただし、利発な男女一人ずつは「例外」でした。
「○○ちゃんは、しっかり聞いてくれてるね。」
「○○くんは、素直でいい子だね!」
と、明らかな特別扱いをされました。

これが「えこひいき」だと、しばらくしてから知りました。

ちなみに、えこひいきをされていた二人の子達とは、中学まで一緒で、結構仲が良かったのですが、男の子は、十年くらい前に、交通事故の後遺症で亡くなりました。女の子のことは、分かりません。

(つづく)

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