新型コロナ、本当の最悪のシナリオ 是非に及ばず
完全新型ヒトウイルスのパンデミックの場合、免疫が無いので、最悪のシナリオでは人口の70%程が感染すると考えられています。約100年前のスペイン風邪(5HN1型鳥インフルエンザ)等の疫学データを基にした推計です。100年前と比較して、現在は医療技術が進歩していますが、その恩恵に与れるのは地球人口に比較して一握りの富裕国と富裕層のみ。むしろ、高速移動手段の進歩が感染率を引き上げる効果を持っていることでしょう。一昔前まで、インフルエンザの特効薬が発明されたらノーベル賞ものだと言われながらあっさり?開発された治療薬の数々。それらがありながらも、先進国のリーダーである米国で毎年数万人がインフルエンザで命を落としているのが現状です。地球規模の食料自給率が不足している事実同様、治療薬の普及に期待するのは幻想です。さらに、新型コロナの恐ろしさは、重症化率が低い事です。大多数の感染者が意識しないまま活発に活動し、感染を爆発的に広げる可能性があります。
最悪のシナリオとして、仮に、新型コロナウイルスの感染率を2シーズンで70%、致死率の世界平均を2%、人口を70億人とすると、2年間で約1億の人命が失われる計算になります。
あくまで仮説に過ぎませんし、地球レベルの感染率は集団免疫の獲得効率に大きく左右されるので、現状ではそれほど悲観的になる必要は無いと思われます。つまり、人間の盾に期待ということです。
本当の最悪のシナリオは、グローバル化した実態経済の数字的損失によって引き起こされるのではと危惧しています。投資資産の莫大な損失を目に見える形で埋め合わせるため、軍需支出に期待せざるを得ない資産家がいるかもしれません。闇の商人は闇から資金を調達するがため、闇なのです。あくまで例えばの話ですが、中国からの投資に依存していた一部先進国の政権が国民の非難を浴びて倒れる反動でファシズムの台頭を招く恐れもあります。
現在、中国はパンデミックの火元であるという風評?を払拭するのに懸命のように見えます。ウイルス発生源の犯人探しのデマや捏造が意図的?に助長させられているようにも思えます。新型コロナが米国から持ち込まれたというSNS上の中国政府筋のコメントは衝撃的でした。国家レベルで、誰が悪い、誰のせいだという主張が飛び交い収めどころが無くなった場合、「是非に及ばず」という事になってしまいます。武力で善悪を決するという人類史上繰り返されてきた最悪の事態です。万が一、そんな事態に発展してしまうと、核保有国同士の戦争という、人類史上経験した事の無い悲劇が起こりかねません。
2020年発生が40年前の小説で記述されていたウイルスWuhan-400は、記述通りの致死率100%の殺人ウイルスでは無かったが、より壊滅的に人類を殺戮したと、後世に語り継がれる事が万が一にもありませんように。
まずは、平和の祭典たるオリンピックが各国家、人々の協力のもと、どんな形、時期にせよ開催されることを祈ってやみません。
新型コロナはただの風邪です。風邪は万病の元と、正しく恐れながら、日常生活を続けたいところです。
余談ですが、中国政府は武漢の閉鎖を4月に解除すると市民にアナウンスしたようです。感染拡大の抑え込みが集団免疫の獲得ではなく、WHOが称賛するよう人の活動を強制的に制限する政治的リーダーシップによって実現されたのだとすると、封鎖解除が感染爆発を引き起こす可能性があります。武漢で集団免疫が獲得されているのかどうかは、現状、数字からは読めません。国際的な外部機関立ち入りのもと、疫学的な調査が必要と思われるのですが、クルーズ船の感染事故を日本肺炎と呼ぼうとしたり、米軍がウイルスを持ち込んだという風評を流そうとしている国では難しいでしょうね。さらには、現状、感染者数のカウントは、PCR検査に依存しています。PCRは研究目的の高感度で選択性に優れた手法ですが、その選択性の高さがあだになりかねません。人口1100万人都市を物理的に閉鎖するという前代未聞の感染拡大防止策と、漢民族主体の遺伝的に均一性の高い集団内でのウイルスの生き残り戦略として、第二の武漢ウイルス変異が起こっていても不思議ではありません。その場合、PCR検査では陰性になるのです。津波同様、第一波より、第二波、第三波の方が壊滅的な被害を招く可能性があります。ましてや、分子標的薬である治療薬候補を大量生産し、医師の処方無しに盲目的にばらまいたら、あっと言う間に耐性ウイルスに変異するでしょう。
RNAレトロウイルスという特性上、コロナは元々潜伏スキルの高いウイルスです。健常人に感染、潜伏し、免疫系に認識され難いタイミングを長期間待ち続ける可能性もあります。武漢のウイルスが蝙蝠由来だという話が真実だと仮定すると、家畜化された鳥や豚由来のウイルスと異なり、自然界で新たな宿主に出会うまで蝙蝠の寿命に相当する期間潜伏可能な能力を持っていることも予想されます。鳥、豚由来のインフルエンザと同じ隔離戦略が奏功する保証は無いのです。
蝙蝠に結び付けようとすると、だいぶSF的な話になってしまいました。そのついでに、根拠は全く無いのですが、私は、今回の騒ぎの元になったSARS-CoV-2ウイルスは、一部の噂通り、武漢のP4施設産の可能性があると考えています。あくまで、仮説ですが、SARSウイルス対策のワクチンあるいは集団免疫獲得のため無毒化したSARSウイルスを作るプロジェクトがあったのではと。キクガシラコウモリ由来のSARS-CoVとSARS-CoV-2の遺伝子配列類似性は80%という報告がありました。かなり低い数字で、数年の間の天然由来の変異としては異常です。人為的に弱毒化したことにより、重症化率は低いものの、なんらかの事故または故意で外界に漏れ出してしまったところ、重症化の際の致死率はSARS-CoVと変わらず、慌てて北京の生物兵器部隊が火消しに回っても既に手遅れだったのではと勘ぐってしまいます。感染拡大後、武漢には、医療目的の資材以外に、病院で使用されることはないP4施設レベルの大量のウイルス研究用資材が運び込まれたらしいです。証拠隠滅に使われたのではないかと思ってしまいます。
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