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社会人のための細胞検査士合格への道

この記事は、病理検査技師として働きたいけど病理以外の検査技師として働いている方向けの記事です。

病理検査技師として働くためには細胞検査士の資格を取得することが近道です。

しかし、在学中に細胞検査士を取得できない!
細胞検査士養成学校に行くお金がない!
就職先の配属が病理検査室でなかった!など、
さまざまな理由で病理検査技師を諦めてしまっている思います。

そんな悩みを少しでも解消できると嬉しいです。

まず!

所属長に確認!

受験資格は以下のように定められていますが、所属長の許可があれば受験することは可能です。(少しでも病理検査業務に携われるかもしれません)まずは、所属長に相談し受験する意思を伝えてください。

日本臨床細胞学会 受験要項抜粋(2023年 現)

試験内容を知る

試験内容:1次試験(筆記試験)、2次試験(実技問題)

合格率:約20%〜30%

1次試験合格基準:

日本臨床細胞学会 受験要項抜粋(2023年 現)

試験日程:

  • 8月頃  (願書受付)

  • 10月下旬(1次試験)

  • 11月上旬(1次試験合格発表)

  • 12月上旬(2次試験)

  • 12月下旬(合格発表)

合格するためのロードマップ

必要なものを

必要なものまずはテキストを購入しましょう。最低限以下の4つは揃えておくことをお勧めします。おすすめの参考書をまとめた記事もありますのでチェックしてみてください。

  • 細胞検査士の教科書

  • ポケットマニュアル

  • 画像試験対策問題集

  • 過去問題(5年分)

過去問題は日本臨床細胞学会の発行物/イエローページの1月号・2月号あたりに掲載されています。

社会人のための勉強方法

社会人は学生と比べて時間がとにかくありません!!
わからないと悩んでいる暇はないのです。
なので、わからなくても良いので1年分の過去問を解いてください。
そして、自分が受けるべき試験の概要を掴んでください。
当ブログでは、筆記試験対策アプリを作成しているのでどこでも手軽にできるのでぜひ活用してください。

過去問題解説サイトの活用

まとめブログが多数存在しています。うまく活用しつつ過去問題が確実に取れるように勉強してください。合わせて、画像試験対策も行なってください。

画像試験対策

筆記試験の勉強とともに隙間時間に画像問題を解いてください。多くの画像問題集に手を出すより一つの画像問題集を徹底的にマスターしてください。
また、10月頃になると各県の検査技師会で細胞検査士受験生のためのスライドカンファレンスも行われています。web講習会も多くなっているので自分の所属している技師会以外の情報もチェックすることをお勧めします。

1次試験に合格したら・・・

1次試験対策中に多くの標本を見ることが望ましいですが、日常から病理検査に携わっていない方には毎日、顕微鏡を見ることは難しいと思います。
しかし、2次試験まで1ヶ月しかありません。
なので、この1ヶ月に全てをかけてください。職場以外でも養成所では個別指導を行なっていたりします。職場の上司や同僚とコミュニケーションをとりつつ寝る瞬間まで細胞のことを考えてください。
2次試験対策のコツは以下の記事を参考にしてください。

最後に

働きながら資格を取得するのはかなり大変だと思います。
でも、諦めずに続ければ必ず取得できる資格なので諦めずに挑戦しましょう。


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