はじめてでも安心! POGの遊び方――長柄高校馬事文化研究部活動記録・特別編
璃子「昨日の今日で、おまっとさん! 我々バケン部、恥ずかしながら帰ってきました」
ハヤタ「前回、『さようなら、また逢う日まで……』的な空気をかもし出してたのに、その舌の根も乾かぬうちに……」
璃子「いやほら、マンガの連載でもあるじゃない? 単行本最終巻の最後に、雑誌連載では掲載されてない特別編が収録されるみたいな。今回はそんなノリでお願いします」
恵麻「つまり今回はなにをやるの?」
璃子「うん。ほら、今週末の競馬から、新シーズンのPOGが開幕するでしょ? そこでPOGの遊び方について、ちょっと解説してみようかなって」
姫「まあ、いいんじゃないの? いままでさんざん訳の分からない話をしてきたことへの罪償いと考えれば……」
恵麻「学校に提出する活動記録も必要だしね」
ハヤタ「馬券の話ほどではないにせよ、POGの解説も学校に提出できるのか微妙だけど……」
1.そもそもPOGとは?
璃子「とりあえず解説始めよう。まずは『POG』ってなに? ってところからかな」
姫「『POG』は『ペーパーオーナーゲーム(Paper Owner Game)』の略称ね。読み方は普通に『ピーオージー』。まれに『ポグ』と読ませる場合もあるけど、基本は『ピーオージー』で通じると思うわ」
ハヤタ「どんな遊びなの?」
恵麻「簡単にいえば、『馬主になったつもりで競走馬を選んで、レース成績で競い合おう』ってものだよね。主催者によっていろいろルールの違いはあったりするんだけど、よくあるのはこんな感じかな。
①プレイヤーは各自、デビュー前の2歳馬の中から決められた頭数(多くの場合10頭)を指名する。
②指名した競走馬が実際のレースで獲得した賞金(多くの場合5着までの入着賞品)をポイントに換算して集計。
③集計期間は2歳新馬戦開始時点から翌年の日本ダービー終了時点まで。集計期間が終了した時点でもっとも多くポイントを獲得していたプレイヤーを優勝者とする。
『ダービー・ルール、入着賞金制』と言われるものだね」
璃子「競馬情報誌や競馬情報サイトが主催する大規模なPOG大会もだいたいこのルールでおこなわれることが多いね。参考までに実際におこなわれてるPOG大会のルール説明ページのリンクを貼っておこう。競馬情報サイトnetkeiba.comが主催する『POGダービー』と、JRA公式データを使った競馬予想ツールを販売するJRA-VAN主催の『JRA-VAN POG』のふたつだね。
・netkeiba.com「POGダービー」
https://pog.netkeiba.com/?pid=info&mode=rule
・JRA-VAN「JRA-VAN POG」
どちらも数万人規模の参加者を集める国内最大級の大会だよ」
姫「POGは競馬ファンのあいだですっかり定着してる遊びといえるわね。ちょっとした『馬主気分』を味わえることがPOGの魅力のひとつで、馬券とは少し違った角度から競馬に参加できるのよね」
ハヤタ「なるほど。馬券を買わなくていいなら僕たちみたいな未成年でも参加できるし、『ギャンブルはちょっと……』という人でも気軽に競馬を楽しめそうだね」
恵麻「ちなみに上のふたつの大会はどちらも参加費無料。無料アカウントを作るだけで誰でも参加できるよ」
璃子「上位入賞者には豪華な賞品や賞金がでたりもするし、POGはやったことないって人もぜひチャレンジしてみてほしいね」
2.指名馬選びの強い味方! 『POG本』を手に入れよう
ハヤタ「ええと、netkeiba.comとJRA-VANの公式サイトからそれぞれ無料でアカウントを作成して、と……できた! これであとはそれぞれのサイトのマイページから指名する馬を登録していくだけだね。でも、指名馬ってどうやって見つければいいの? まだ一回もレースを走ってないのに活躍しそうな馬を選べとか、一般の競馬ファンだと難しいと思うんだけど……」
璃子「まあ、新馬戦が始まるとその週に出走する有力新馬の情報が競馬週刊誌や競馬情報サイトに出るから、それをこまめにチェックすることもできる。ただ本格的にPOGを楽しみたいなら『POG本』はぜひ手に入れてほしいところだね」
ハヤタ「POG本?」
姫「POGファン向けに、その年の2歳新馬の情報をまとめた書籍のことよ。たとえば競馬評論家の須田鷹雄さんが監修する『POGの達人』シリーズなどが代表的。表紙の色から『赤本』と通称されることもあるわ。類書を『青本』とか『黄本』とか表紙カラーで呼び分けるのも、このならいね」
恵麻「それぞれのPOG本の特徴についてはこちらのサイトの記事が参考になるかも。なお、写真で使われているのは昨年度版の赤本と青本だね」
璃子「中央競馬をおもな舞台としたPOGは、6月1週の2歳新馬戦スタートとともに始まるから、POG本については毎年4月末から5月初旬ごろに発売されるんだ。もちろん私たちも今年度版をすでに入手してるよ」
ハヤタ「へえ、1頭ずつ馬体写真が掲載されていたり、牧場や厩舎への取材リポートもあったりするんだ」
姫「新種牡馬についての解説や海外セールの情報もあるし、とりあえず通読しておけば、その年の2歳世代の期待馬や有力血統の動向なんかがつかめるわよ」
恵麻「ちなみにPOG界隈ではそれぞれの馬を『母○○』とお母さんの名前を使って呼ぶことがあるから、覚えておくといいよ」
璃子「たとえば『母ゴーマギーゴー』とかだね。2歳未出走馬だとまだ馬名が決まっていないことも多いから、このほうが便利なんだ」
ハヤタ「それで実際、指名馬はどうやって選んでいくのがいいんだろう?」
璃子「指名馬選びの切り口はホント自由だよ。牧場関係者や厩舎スタッフのコメントから期待の高そうな馬や、活躍した馬のきょうだいや勢いのある種牡馬の仔などの血統がすぐれた馬を選ぶのが王道だけど、たとえば馬体写真を見て『ピン』ときた馬を選んでもいい」
恵麻「執筆者がそれぞれおススメ馬を挙げてる場合も多いから、はじめてでよく分からない場合、まずはおススメ馬を参考に選んでもいいね」
ハヤタ「なるほど。いずれにせよダービーまで1年近く応援していくわけだから、思い入れの持てる方法で選ぶのがよさそうよね」
3.指名馬選びのストラテジー その①王道のダービー馬狙い
璃子「とはいえそこは豪華賞品も出るわけだし、できれば上位入賞も狙いたいところ……。というわけで、ちょっと突っ込んだ内容になるけど、netkeiba.com POGダービーとJRA-VAN POGを対象に、上位を狙うための指名馬選びのポイントについて簡単にまとめておこう」
姫「まずはそれぞれの大会のルールを押さえておくことが重要ね。netkeiba.com POGダービーでは出走するだけで『出走ポイント』が加算されたり、中央競馬だけでなく地方競馬のレースもポイント対象になったりする点が特徴といえるわね。となると、地方交流重賞を狙うダート馬や、早い時期から積極的にレースを使う厩舎の馬なんかを入れるのがいいのかしら?」
璃子「たしかにそういう戦略も大事なんだけど、いちばんのポイントは結局、『ダービーを勝つ馬を指名する』ってことだったりするんだよね」
ハヤタ「それはなんというか、身もふたもないというか……」
璃子「いやつまりね、netkeiba.com POGダービーに限らずダービールール・入着賞金制のPOG全般に言えることでもあるんだけども、このルールだとやっぱり指名馬が賞金の高いレースに勝つことが上位進出の絶対条件になっちゃうんだよね。で、日本ダービーの1着賞金が2億円。皐月賞が1億4000万、オークス1億4000万、桜花賞とNHKマイルカップが1億3000万だから、ダービーはやっぱり飛びぬけて高額賞金といえる。となると、ダービーに勝つ馬が指名馬に入ってるか入ってないかが勝敗を分ける大きな要因になるんだよ。参加者数万人規模で、重複指名アリの大会だと特に」
恵麻「実際、過去の上位入賞者ランキングを見てもダービー馬を持ってる人がずらりと並ぶもんね」
ハヤタ「ただ、2歳の時点で来年のダービーを勝つ馬を1頭選ぶって、相当難題だよね……?」
璃子「それがわかりゃ(馬券も)苦労しないって話だからね。だからまあ、できるだけダービーを勝つ馬が引っかかりそうな選び方をすることが大切になる」
恵麻「確率を高めろ、って話だね。指名の切り口別に見ると、たとえばこんな感じかな?
生産牧場:
ノーザンファームを中心に、社台ファーム、ノースヒルズあたり
(リアル)馬主:
サンデーR、キャロットF、シルクRなどノーザン系クラブ。金子真人HD。ダノックス。ノースヒルズ系の前田一族。トーセン(島川オーナー)。サトミ(里見オーナー)。
厩舎:
東西のリーディング上位・有力厩舎(友道、藤原、矢作、中内田、池江、安田隆、国枝、手塚、木村、鹿戸など)
血統:
当然、クラシック向きの種牡馬(ハーツクライ、エピファネイア、ドゥラメンテなど)
もちろんここで挙げた以外のところからダービー馬が出る可能性もおおいにあるわけで、そこが難しいんだけど……」
姫「血統面について補うと、サトノダイヤモンドやリアルスティールといったディープインパクト後継の新種牡馬にも注目しておくといいかもしれないわ。もちろんディープインパクトの数少ないラストクロップたちも見逃せない」
璃子「とにかく、このあたりの要素を絡めつつ、牧場コメントや厩舎コメントも参考にして『ダービーに勝ちそうな馬』を中心に指名を組んでいくのが、netkeiba.com POGダービーにおける王道の戦い方になるわけだ。もちろんダービー以外のGⅠを獲る馬も持っていたほうがいいから、指名馬のうち5~6頭はダービー狙い、残りは牝馬クラシックやマイル路線で有力そうな馬を選ぶってのがバランスがいいかもしれないね。賞金面や番組面を考えるとこのルールでダート路線の馬を積極的に狙っていく価値はあんまりないかな」
4.指名馬選びのストラテジーその②シェアポイント狙いはとことんマニアックに!
ハヤタ「netkeiba.com POGダービーの王道は、その名のとおりダービー馬狙い、というわけだね。だとすると、JRA-VAN POGの場合はまた違った戦略が必要になるの?」
璃子「JRA-VAN POGの場合は『トータルポイント賞』と『シェアポイント賞』っていう二種類のポイント加算ルールがあって、『トータルポイント賞』狙いの場合は基本的にnetkeiba.com POGダービーと同じ戦略で問題ないよ」
ハヤタ「ちょっと待って。ひとつの大会で、ルールがふたつあるの?」
恵麻「はじめての人にとっては、ちょっとややこしいかもね。簡単にいえば、『トータルポイント賞』はnetkeiba.com POGダービーと同じように出走したレースの獲得賞金がそのままポイントとして加算されるルール(ただし対象レースはJRA主催のレースのみ。出走ポイントはなし)。いっぽう『シェアポイント賞』は、指名馬が獲得した賞金をその馬の指名者数で等分したものがポイントとして加算されるってルールなの。たとえば、
指名者数10人のA馬があるレースで100万円の賞金を獲得した場合、プレイヤーBさんには、
→トータルポイント賞:100万ポイントを加算
→シェアポイント賞:100万を10人で割った、10万ポイントを加算
こんな具合になるわけ。詳しい内容は公式ページのルール説明も確認してね」
姫「ちなみに指名馬を登録した時点でトータルポイント賞のポイントもシェアポイント賞のポイントも両方自動で計算されるから、特にどちらかのルールにエントリーしなくちゃならないということはないわ。ただ、相当に性格の異なるルールだから、上位に進出するためにはどちらのルールを狙って指名馬を選んでいくのかをはっきりさせておくのが得策ね」
璃子「この点はシェアポイント賞狙いでは特に強く言える。ルールについて考えてもらえば分かることだけど、シェアポイント賞ではとにかく『指名者数』が大事になるんだ」
恵麻「指名者同士でポイントを分け合うわけだからね。たとえば同じ100万円の賞金でも、指名者10人なら10万ポイントになるけど、指名者が100人いたら1万ポイントしか入らない」
姫「逆にいえば、指名者数1000人で1000万円の賞金を獲得したC馬と、100万円しか賞金を稼げなかったけど指名者10人のD馬なら、シェアポイント賞ではC馬よりD馬のほうが価値が高くなるわけ。獲得できるシェアポイントをくらべると、C馬は1万ポイント、D馬は10万ポイントとなる計算だからね」
ハヤタ「ムムム……ちょっと頭がこんがらがってきた気もするけど、とにかく、シェアポイント賞狙いなら指名者数が少ないほうが有利って理解でいいのかな?」
璃子「そういうこと。もちろんトータルポイント賞狙い、シェアポイント賞狙い、どちらで遊んでもいいんだけど、もしnetkeiba.com POGダービーと並行して遊ぶなら、せっかくだしルールの違うシェアポイント賞狙いで行ってみることをおススメしたい」
恵麻「2大会で指名馬がかぶるケースも少なくなるから、より多くの馬を選んで楽しめるもんね」
璃子「指名馬選びも、とにかく『人とかぶらないこと』がいちばんの肝になる。サ〇スポ板津〇志さんのファッション以上にね」
ハヤタ「またネタがわかりにくい……」
恵麻「そこまで奇抜なファッションじゃないけどね、板〇さん」
姫「ほらほら、脱線しない。話を戻すわよ。『人とかぶらない』、つまり指名者数の少ない馬を獲ることが大事ってことね。まあ、シェアポイント賞のルールを考えればこれは道理だわ」
ハヤタ「少ないって、具体的にはどのくらいならいいんだろう?」
恵麻「シーズンにもよるけど、ランキング最上位勢は指名者数10人以下の馬で固めてるってことも多いね。なかには2、3人しか指名してない馬が入ってることも多いよ」
ハヤタ「2、3人って……。全体の参加者が数万人だから、言葉は悪いけど『ほぼ誰にも見向きされてない馬』ってことだよね……?」
璃子「そう。だから『指名者数が少ないのはいいけど、肝心の馬がまったく走らない』ってパターンも往々にして起きるわけ。いくら指名者数が数名だからって、獲得賞金が0円なら単純に0ポイントなわけで」
姫「かといって走りそうな馬を選ぶと指名者数も増えがちで、ポイントの取り分が少なくなる……。そのあたりのバランスをどう見極めるのかが、シェアポイント賞狙いの難しさであり、醍醐味であるともいえるわ」
璃子「現実的な折り合いのつけ方としては、
①あらかじめ指名候補をピックアップしておく。
②上限となる指名者数を決めておく。
③指名登録締め切り期限直前まで指名者数の推移を確認し、②で決めた上限を下回るようなら本指名。逆に上回りそうなら指名をあきらめる。
こういうルールで粛々とやっていくと、迷いにくい」
ハヤタ「if-thenルールでやってくってことだね。ただ、普通に良い馬をピックアップしていくと、どうしても指名者数も多くなりそうだね……」
璃子「うん。だから、『POG本で取り上げられてる馬は、あえて選ばない』という方法もある」
恵麻「少しでもPOG本に名前が出てると、それだけで注目度が上がっちゃうもんね」
ハヤタ「でもPOG本を使わないとなると、馬を見つける手がかりもなくなっちゃうんだけど……」
璃子「そこはインターネットも駆使しつつ、細かい情報を集めていくしかないよね。一口馬主クラブやオーナーズクラブのHP、所有馬の情報を発信してる厩舎のHPやブログを地道に巡回して情報を拾っていくわけだ……」
恵麻「狙い目の生産牧場、リアル馬主、厩舎、血統なんかは、netkeiba.com POGダービーの狙い目で挙げたところと、ちょうど逆になるね。なるべく小さな牧場、堅実な馬を持つ馬主さんやクラブ、出走回数の多い厩舎、零細血統……とにかく、マニアックに」
姫「血統面で言えば、ハナからダービー路線を狙わず、ダートや短距離戦に矛先を向けてきそうな種牡馬の産駒を狙うといいわね。あと、新種牡馬の産駒も比較的指名が集まりにくい傾向があるわよ」
璃子「クラシック路線に行くにしても『勝たないまでもそこそこ上位に食い込む』馬は大きな価値を持つ。昨シーズンでいえば、指名者数13人で桜花賞5着、オークス4着に食い込んだピンハイ、指名者数19人でスプリングS勝ちを始め重賞路線で複数回好走したビーアストニッシドの2頭が、上位進出のキーホースとなった」
恵麻「『数を使う厩舎』も狙いやすいよね。出走ポイントはつかないけど、下級レースでコツコツ稼いでくれるポイントが意外にものを言うのがシェアポイント賞だよ」
ハヤタ「まとめると、シェアポイント賞狙いは『指名者数が少なくてそれなりに走ってくれる馬』を選ぶっていうのが基本的な戦略になるってことだね」
璃子「そういうこと。余談だけど、JRA-VAN POGでかつて、シェアポイント賞の賞品として『須田〇雄のサイン』が出されたことがあったんだけど、それをゲットしたのが競馬評論家の市〇博司さんだったという……もはや珍事だよね」
ハヤタ「いや、一般の人は嬉しいはずなんだけどね?」
5.チ〇コレートがなければス〇ホークを握ればいいじゃない
璃子「さて、今回はオンラインで参加できる大規模なPOG大会を紹介したわけだけど、特別な道具や設備もいらないPOGは仲間内でも十分楽しめる。数人~十数人くらいで集まって、それぞれ指名馬を決めてポイントを競えばいいわけだ」
姫「ポイントの集計にはnetkeiba.comが無料で提供している『みんなのPOG』なんかのツールを使えば楽におこなえるわね」
恵麻「あと仲間内の小規模でPOGをおこなう場合は、互いの指名馬がかぶらないルールにすると盛り上がるよ」
ハヤタ「それってつまり、1頭の馬はひとりしか指名できないってこと? 指名馬がかぶりそうになったらどうするの?」
璃子「まあジャンケンとか抽選で決めるってのが公平だろうね。それもあって仲間内POGは新馬戦シーズン開幕前に各自の指名馬を一斉に決めてしまうことが多い。抽選含みの指名馬の取り合いは、プロ野球の新人選手選択会議になぞらえて、ドラフト会議と呼びならわされてるよ」
恵麻「POGはこのドラフト会議が醍醐味、っていう人も多いんだよね」
ハヤタ「ちなみに仲間内でPOGをやる場合も賞品ってあったりするの?」
璃子「それはまあ、『チ〇コレート』とか……」
ハヤタ「チ、チ〇コレート……?」
姫「良い子は知らなくていいことよ。1年かけてやるわけだしなにか張り合いが欲しいって気持ちはわからないでもないけど、まあせいぜい勝った人にみんなで焼肉をおごるとか、そのくらいにしておくことね」
璃子「あるいは須田〇雄のサインとか……」
恵麻「うーん、それじゃ市〇さんしか喜ばないしなぁ」
姫「いや市〇さんも喜ばないでしょ……」
ハヤタ「えっと……とりあえずチ〇コレートは程々に、節度を持ってPOGを楽しんでくださいってことで……」
璃子「みなさま、ふるってのご参加を!」