見出し画像

「始まりはHeroMakers」新しい教育インフラ・コミュニティプロジェクト“KAKINE BREAKER”誕生に至るまで...Part 1

皆さんこんにちは。先日は沢山の方々にご覧いただきありがとうございました。NewsPicks上の「いいね!」やFacebook 上での「いいね」や「シェア」の数に驚いています。素直に嬉しいです。

今回は「始まりはHeroMakers」と題して、12月1日の実証実験に至る別な面での思いを話したいと思います。

昨年から縁があって、経済産業省実証事業「未来の教室」に関わる機会をいただいています。昨年は、広尾学園の木村先生から勤務先の中学校・高校に、ベネッセの実証企画へのお誘いを頂き、学校からのメンバーとして選ばれました。定期的に全国の先生方約30名と、様々な観点からオンラインで議論を重ね、得られた気づきを次回の議論までに自分なりに実践していくと言うものでした。

これまで出会うことのなかったタイプの先生方との出会いは、とても刺激的で、自分には持っていない観点を得られるというのは、非常にためになる機会でした。実際に、行動に移し、勤務校の中に変化が出たのも事実です。

そして、最終検証の場として、勤務校が選ばれ、勤務校の教員全員がワークショップに取り組むことができました。これまでのワークショップの中では見られなかった大胆な意見なども飛び出し、成果の一端は垣間見れたと思います。

そして今年2019年3月10日、実証企画の成果発表の代表として、僕が登壇することになりました。

成果発表の場には、僕が参加した実証企画だけでなく、他の実証企画のメンバーも登壇し、それぞれの企画の良かった点や改善点などが報告されました。

その実証企画の中で、ある意味ちょっと異端だったのが、タクトピア株式会社が行った“HeroMakers”という企画。共同代表をやっている白川寧々なる人物が、沢山先生方も参加している会場で、何も気にすることなく“タメ口”で過激なことをガンガン言いまくるわけです。(下の写真は別な登壇の場ですが、結構いつもこんな感じ...)

画像1

HeroMakersに参加していた、僕と一緒に登壇していた都立国際高校の佐野寛子先生も、トークがあまりにも前のめりすぎて、自分の体験をほぼ熱意だけで話しているわけです。正直、「ちょっと引くかも...」という目で見てしまっていましたが(二人ともゴメン...今は本当に尊敬していますよぉ〜)、同時に気持ちのどこかで、何かの引っ掛かりを覚えたわけです。

当時、同時並行で「生徒20名をNewsPicks本社&yahoo! コワーキングスペースLODGEへ見学ツアーに連れて行く」という企画が進んでいて、3月18日に無事に企画を実行することができました。

実際に、見学前にクラウドファウンディングで、交通費を支援してもらい、その支援状況を生徒達に見せてときも、生徒達は「なぜ知らない人に支援をするのか?」や「このアプリの仕組みはどうなっているのか?」などこれまで見せなかった関心を示してきましたし、普段の学習とどうつながるかも話せたので、授業への取り組み方がとても積極的になりました。また、この2つの企業に生徒達を連れて行った後、生徒の変化を目の当たりにしていると、社会とつながる経験の重要さを実感します。普段数学を教えることは勿論大好きなのですが、「自分が本当に生徒達に伝えたいことは、社会との繋がりなんだ」と実感し始めました。

見学ツアー後、次の仕掛けをなんとなく考えながら、受験生のクラス担任として、また、教務部の副主任として時間割やカリキュラム編成、そして週20コマの授業というなかなかの忙しさの中、日々を過ごしていたある時、教育ジャーナリストの後藤さんのFacebook からある情報が投稿されました。

画像2

「コレって、あの時一緒に登壇したヤツだよなぁ。」ほぼ好奇心のみで参加を申し込みました。

後期夏期講習の最終日を自習にし、8月23日〜25日で2泊3日の合宿型のワークショップへと乗りこみました。

そして、ワークショップがスタート。「このワークショップでの発表やPitchは全て英語だから。」という白川寧々氏の一言から始まる。「ん??全て英語?そんなの全く聞いていないし、そもそもオレ数学の先生だぞ!コレ、ヤバくない??」早くも頭の中がパニックを起こし始めています。「って言うか、Pitchって何??全くわかんないんですけどぉ〜...」こういう時に限って、周りにいる人は結構自身ありげな顔に見えるから、もっと追い込まれていきます。

一昨年、鹿児島の勉強会に参加した時、僕以外の先生が全て英語の先生という場面も経験していたし、3年前の郡山の勉強会も、その時の講師の先生に「今日はなんだか数学の先生もいるよ!」と言われながら、なんとか乗り越えてきてはいたものの、自分の発表も全て英語でなんて言われたことがなかったものだから、それは相当ビビります。

英語の心配を抱えつつも、そこで展開されていくワークショップはかなり面白いものでした。(続く...)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?