フェイスブックって良いよね。
キミちゃんとはヨメを除いては一番長く付き合ったんですけど、結婚目前まで行って別れちゃいました。
あれは確か福知山線の脱線事故があった年で、なんかそれ前後に急にキミちゃんと連絡付かなくなって、宝塚から福知山線をを使って通勤していたキミちゃんのことをめちゃ心配してたんですが、普通にフラれただけだったという。
キミちゃんとは変態プレイの度が過ぎで、不安にさせちゃったパターンの典型かもしれないですね。
実は別れてから10年くらい経ったのちにフェイスブックでつながったんです。で、やり取りして会ったりもしました。その時はもう僕は結婚してたので、キミちゃんの性格上SEXは無いなってわかってたんで、誘ったりはしませんでしたけど。
その時に聞いたんですが、決定的に別れようって思った原因は、キミちゃんのお家の近くのラブホに行った時、僕が堂々と道路に面した駐車場に車を止めて歩いて入り口まで行ったらしく、それが凄く嫌だったらしいです。
そのラブホは建物の裏側にメインの駐車場があって、道路側はサブの駐車場って感じだったんですが、僕的には羞恥プレイの一環として道路側に止めて歩いて入り口まで行ったんです。あくまでプレイとして。キミちゃん的には自分の生活圏でラブホに入るだけでも嫌なのに、堂々と表から入っていくなんて嫌で嫌でしょうが無かったそうです。当時は。
まあでも別れてからよくよく考えてみれば、小さなことだったなって思ったらしいんですが、自分から別れを言い出した手前、よりを戻そうということにはならなかったそうです。
僕は不動産建築の仕事をしてるんですが、“集客”っていうことに一番力を注いでいます。キミちゃんは百貨店で着物の販売員をしてて、高額商品を売るにあたって当時流行っていた「売らない売り方」って言うのを実践してた人で、キミちゃんの話はとても面白くてすごく魅力的な女性でした。
でも何故か僕的には、女性を素敵だと思えば思うほど、汚したくなるんですよね~。
キミちゃんはとにかくスタイルが良かった。一般人でなかなかいないぐらいスタイルが良かった。で、スタイルよさ過ぎて僕がとにかく毎回ミニスカを強要するのでそのことで揉める、というのを繰り返してましたけどね^^
服装が気に入らなくて、お買い物デートに変更してミニスカを買って着替えてもらう、って言うのをよくやってたんですがお買い物自体は楽しいみたいで着替えるには着替えてくれるんですが、絶対にパンストを脱がないんです。しかもガードルも。ミニスカ穿いてる人がガードルなんか穿いてたらクレームくるで!とかよく言ってたんですが、「どこから?」とか言われて一括されてしまうというの言うを繰り返してました。
まあ僕もその一悶着がああるたびにテンションが下がるのでその日はSEXせずにデートが終わる、みたいなことが多かったので、なんか不信感みたいなのが蓄積されてたのかもしれませんね。
自分でもひどいなって思ったのがとある年に初詣行った時です。着物の販売員してることもあって普通に着物を着こなすキミちゃんに、「初詣着物が良い!」ってリクエストしたんです。そこまでは快諾。で「なんか日本の伝統文化によると、着物の時に下着を着けるのは良くないらしいで。ね!ね!」ってノーパンをリクエストしたんです。どこの神社に行ったのかは忘れたけど、神社までのドライブ中僕の左手で着物をはだけてノーパンの股間をイタズラして、濡れ濡れ状態で初詣して、そのままホテルで着物着たままSEX!っていうイメージしてたんですが、現実はがっちりガードルまで着用。
しかも、ガードル穿いてから着物着ると、帯でがっちりとガードルが固定されてしまい、脱がすこともできないという。
なんかめちゃテンション下がって、初詣行ってすぐ送ってそのまま帰ったという。
まあ、彼女と会って昼過ぎに帰るって言うのも無い話なんだけど、あの帯でがっちり固定されたガードルを目の当たりにした俺のショックな気持ちは誰にも理解されないだろう。
そんなこんな色んな問題はあったんですが、実は最後にホテルに行った日に予てからリクエストしていたパイパンに関してOKが出たんです。僕は「やった~!」って思ったんですが、安心、安全、清潔の上に変態性があるという信念を持つ僕としては、ホテルに備え付けてあるアメニティグッズでパイパンにするのはリスクがあるということがわかってたので、「じゃ、次、パイパングッズ用意してくる!」って言ってその日は別れたんです。
で、帰りの車で「キミちゃんをパイパンにできたら結婚を申し込もう!」って思ったんです。
ところがその後音信不通。
実はキミちゃん、子宮頸っていうところにキミちゃんいわく良性の腫瘍ができて、手術したんです。手術終わって退院したキミちゃんのお腹を見たら、帝王切開したぐらいの手術痕があったので、ホンマに子宮頸なのか?って思ったんだけど、本人が手術はうまくいったって言うのでその時点では心配してなかったんです。
それに、僕は責任感が強すぎて、子育てとかは無理だろな~って思ってたので仮にキミちゃんがいわゆる「子どもが産めないからだ。」であったとしても、それはそれで問題ないって思ってたから、結婚を申し込もうって自分の中では思ってたんです。
なのに突然の音信不通。
あまりの急展開に、実はキミちゃん、良性だって言ってた腫瘍が悪性で、先が長く無いとか言われてて、それで自ら身を引く的な感じじゃないのか!?みたいな想像すらしちゃって、その後何年かは立ち直りが難しかったです。まあやることはやってましたけど。
ただ、10年経ったあと、キミちゃんが普通に生きてるってわかっただけで、うれしくてうれしくて、ただそれだけだったのに、キミちゃんとのフェイスブックのやり取りを盗み見たヨメが勝手に浮気を疑い暴言及び暴力を振るってきたのは許せん!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?